
院長:星野お気軽にご相談ください!
いつも右側ばかり向いていて、後頭部がじんわり平らになってきた気がする。抱っこや授乳のたびに向きを変えてみても、なかなか元に戻らないと感じている方は少なくないと思う。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、赤ちゃんの頭の形で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、赤ちゃんの頭の形の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、日常の中で確認しやすいところから順番にお伝えしていきます。




発達のステップとあわせて確認しましょう
抱っこや授乳の合間に、赤ちゃんの頭の向きをつい確認してしまう。そんな方は多いのではないだろうか。
同じ向きで寝ている時間が長くなると、後頭部の一部だけが平らになりやすくなる。まずは日中どちらの向きで過ごしていることが多いか、なんとなくでよいので振り返ってみてほしい。授乳のときや車のチャイルドシートで過ごす時間帯、ベビーラックやバウンサーで寝ている時間帯なども、意外と向きの癖が出やすい場面である。日々のちょっとした習慣の積み重ねが、後頭部の形に少しずつ影響していく。
向き癖そのものは珍しいことではなく、多くの赤ちゃんに見られるものだ。だからこそ、深刻に思い詰めるよりも、日々の生活の中で少しずつ調整していく姿勢のほうが現実的だろう。周りの子と比べて焦る必要もない。
頭の形が気になり始めると、いつまでなら間に合うのかを知りたくなる。
頭蓋骨が柔らかく、形を変えやすいのは生後6か月頃までとされている。首がすわり寝返りが増えてくると、同じ向きのまま長時間過ごす時間そのものが自然と減っていくためだ。うつぶせやお座りの練習が始まる時期とも重なり、頭にかかる圧力の偏りが分散されやすくなる。
その後も骨の成長にあわせて少しずつ変化は続くが、柔らかい時期ほど工夫の効果を感じやすいというのが実感に近い。今の月齢を一度確認しておくと、次にどんな工夫をすべきか考えやすくなるはずだ。生後2、3か月の段階であれば、まだ十分に間に合う時期といえる。個人的には、この時期からできるだけ早めに向きの工夫を始めておくほうが、後々の負担が少ないと感じている。
今の状態がいつまで続くのか、見通しが立たないと不安になるものだ。
頭の骨には小泉門や大泉門と呼ばれるすき間があり、成長にあわせて少しずつ閉じていく。小泉門は生後数か月ほどで、大泉門は1歳半から2歳頃までに閉じるとされることが多い。この骨のすき間が閉じていく過程こそが、頭の形が少しずつ固定されていく仕組みそのものといえる。
骨がしっかりしてくるこの時期にかけて、頭の輪郭もほぼ定まってくると考えてよい。何歳まで変化の余地があるのか気になる方は、この骨の成長を一つの目安にしてみてほしい。1歳を過ぎたからといって、急に諦める必要もない。
寝かせ方だけを気にしていても、なかなか改善しないと感じることがある。
お腹の中での姿勢や、分娩時に産道を通る際の向きによって、生まれつき向きやすい方向が決まっている場合もある。この場合、寝かせ方だけを変えても向き癖がすぐには変わりにくいことがある。
焦らず、様子を見ながら対策を続けることが大切だ。生まれつきの癖は数週間で消えるものではなく、月単位で少しずつ和らいでいくことのほうが多い。吸引分娩だった場合は、特にこの傾向が出やすいとされている。
正直に言うと、頭の向きだけでなく、体幹や首の使い方の癖まで含めて確認したほうがよいケースもある。
体に傾きがあると、寝かせ方をどれだけ工夫しても同じ側ばかり向いてしまうことがある。抱っこの仕方や授乳の姿勢も、赤ちゃんの向きやすさに関わっていることが少なくない。保護者自身がいつも同じ側から抱いていないか、一度振り返ってみるのもよいだろう。両胸バランスよく授乳できているかも、地味に見落としやすい点だ。
特別な道具を用意しなくても、日常の中で試せることはいくつかある。
まず、寝かせるときは仰向けを守ったうえで、顔の向きだけをそっと反対側へ調整してみる。授乳の際に抱く腕を左右で入れ替えることも、向きの偏りを減らす助けになる。おもちゃや窓の光など、赤ちゃんの興味を引くものを反対側に置く工夫も試しやすい方法だ。
起きている時間には、うつぶせの姿勢を短く見守りながら取り入れる方法もある。ただし機嫌が悪いときや疲れているときにまで無理をさせる必要はない。少しずつ、日常の延長で続けられる範囲にとどめておくくらいでちょうどよい。うつぶせ遊びは頭への圧力を分散させるだけでなく、寝返りやハイハイといった動きの土台にもなる。こうした発達のステップを一つずつクリアしていく過程が、結果的に頭の形の変化にもつながっていくと考えている。
形を早く整えたい気持ちから、つい力を加えたくなることもあるだろう。
頭の位置を無理に固定したり圧をかけたりする対策は避けたほうがよい。窒息のリスクにつながる道具や、赤ちゃんが嫌がる姿勢を無理に続けることは控えてほしい。市販のクッションや枕についても、月齢や使い方によっては注意が必要とされているものがある。
仰向け寝は乳幼児突然死症候群の予防としても大切な姿勢とされている。頭の形への対策は、この安全な眠り方と両立できる範囲で行っておきたい。両方を天秤にかける必要はなく、優先すべきは安全のほうである。
一度整ってきたと思っても、同じ側の平らさが戻ってくることがある。
数々のご相談の中でも多いのが、向きを変えてもすぐに元の向きへ戻ってしまうという悩みだ。首や体の傾きが強く残っている場合、寝かせ方の工夫だけでは限界があることも珍しくない。左右で首の動きやすさに差があるかどうかも、一つの確認材料になる。
気になる状態がしばらく続くようであれば、体の使い方の面から一度確認しておきたいところだ。首を持ち上げる力や、寝返りの得意な方向にも差が出ていないか、あわせて見ておくとよい。寝返りやお座りといった発達の段階が順調に進んでいるかどうかも、一つの目安になる。
家庭での工夫を続けても変化を感じにくいときは、次のような点を確認してほしい。
これらに当てはまる場合は、自己判断のまま様子を見続けず、医療機関へ相談したほうがよい状態といえる。ヘルメット治療などの対応についても、状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してほしい。かかりつけの小児科でも、健診の際に相談できることが多い。
赤ちゃんの頭の形は、生後6か月頃までが変わりやすく、1歳半から2歳頃にかけて少しずつ定まっていく。焦って結論を出そうとせず、今の月齢に合わせた工夫を積み重ねることが何より大切だ。
まずは今日、寝かせるときの向きと、抱っこするときの腕の左右差を確認することから始めてみてほしい。小さな積み重ねが、赤ちゃんの体にかかる負担を減らすことにつながっていく。
個人的には、頭の形だけを気にするより、日々の抱っこや寝かせ方まで含めて全体を見ていくほうが、結果的に気持ちも楽になると感じている。一人で抱え込まず、周りに相談しながら進めてほしい。
頭の形だけでなく、体の使い方や抱き方の癖まで含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

