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「赤ちゃんの頭がへこんでいる気がする」「後頭部にへこみがあるけど大丈夫?」「頭を触ったら柔らかい部分がへこんでいて心配…」と不安になっていませんか?
赤ちゃんの頭がへこんで見える場合、まず確認したいのは「どこがへこんでいるか」です。
頭頂部付近の柔らかい部分であれば、大泉門など赤ちゃんにみられる正常な構造を触っている可能性があります。一方、後頭部の片側や広い範囲がへこんで見える場合は、向き癖や頭の形の左右差などが関係していることがあります。
ただし、昨日までなかったへこみが急に現れた、頭をぶつけた後から形が変わった、ぐったりしている、嘔吐やけいれんなどを伴う場合は、頭の形だけの問題と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
この記事では、赤ちゃんの頭の形についてご相談を受けてきた経験をもとに、頭頂部・後頭部・片側だけのへこみ、大泉門や小泉門との違い、急にへこんだ場合、向き癖との関係、病院へ相談する目安まで分かりやすく解説します。





「頭がへこんでいる」と感じても、泉門なのか、頭の形が平らになってへこんで見えているのかで意味が違います。まず場所を確認してみましょう。
赤ちゃんの頭のへこみが気になったときは、最初に「どの場所がへこんでいるのか」を確認しましょう。
同じ「へこみ」という表現でも、場所によって考えられることは異なります。
赤ちゃんの頭の前方から頭頂部付近には、「大泉門」と呼ばれる柔らかい部分があります。
赤ちゃんの頭蓋骨は、大人のように一枚の骨だけでできているわけではなく、複数の骨がつなぎ合わさっています。
その骨と骨の間にある柔らかい部分の一つが大泉門です。
赤ちゃんが落ち着いている状態では、平らに感じたり、周囲よりわずかにくぼんで触れたりすることがあります。
また、大泉門を触ると脈打つように感じることがありますが、それだけで異常とは限りません。
頭頂部に柔らかい部分があるからといって、頭蓋骨そのものがへこんでいるとは限りません。
大泉門がわずかにくぼんで見えること自体はありますが、普段より明らかに深くへこんでいる場合は、赤ちゃんの全身状態も確認してください。
大泉門の強いへこみは、脱水のサインの一つとして現れる場合があります。
ただし、大泉門の見た目だけで脱水と判断することはできません。
次のような症状が一緒にないか確認しましょう。
このような症状と大泉門の強いへこみが重なっている場合は、脱水などの可能性も考えられるため、小児科などの医療機関へ相談してください。
大泉門より後ろ側には、「小泉門」と呼ばれる小さな柔らかい部分があります。
小泉門は大泉門よりも小さく、赤ちゃんによっては触っても分かりにくいことがあります。
また、成長とともに比較的早い時期に閉じていくため、「以前は触れたのに今は分からない」ということもあります。
小泉門の部分が少しくぼんでいるように感じるだけで、赤ちゃんの機嫌や哺乳状態などに問題がなければ、それだけで異常とは判断できません。
一方、「小泉門がへこんでいると思っていたけれど、実際には後頭部の広い範囲が平らになっていた」という場合は、頭の形として考える必要があります。
赤ちゃんの「後頭部がへこんでいる」と感じる場合、泉門ではなく、頭の形が平らになっていることでへこんで見えている可能性があります。
赤ちゃんは仰向けで過ごす時間が長いため、後頭部の同じ部分が寝床に接している状態が続くと、その部分が平らになって見えることがあります。
後頭部全体が平らになり、横から見ると後頭部がへこんでいるように感じることがあります。
一般的に「絶壁」と表現されるような頭の形で、医学的には短頭などと表現される場合があります。
後頭部の右側または左側だけが平らになっている場合は、頭全体の左右差が関係している可能性があります。
特に、いつも同じ方向を向く「向き癖」がある赤ちゃんでは、後頭部の片側に圧力がかかる時間が長くなることがあります。
実際にはその部分だけが深くへこんでいるのではなく、頭全体の左右差や周囲との高低差によって「一部分だけへこんでいる」と感じることもあります。
頭を上から見たときの形や耳の位置、おでこの左右差も一緒に確認してみましょう。
後頭部の片側だけが平らになっている場合は、赤ちゃんが普段どちらを向いていることが多いか確認してみてください。
いつも同じ方向ばかり向いていると、頭の同じ部分へ圧力がかかり続け、左右差が目立つ場合があります。
このような場合は、おでこ側の形にも左右差がみられることがあります。
片側のおでこが前へ出ているように見える場合は、赤ちゃんのおでこが出てる・でこっぱちに見える原因の記事もあわせて参考にしてください。
ただし、左右差があるからといって、すべて向き癖だけが原因とは限りません。首を反対側へほとんど向けない場合や、左右差が強い場合は乳児健診や小児科で相談しましょう。
「昨日までは気にならなかったのに、今日急にへこんでいる」「朝見たら頭の形が変わった気がする」という場合は心配になると思います。
まず、へこんでいる場所と赤ちゃんの体調を確認してください。
大泉門の強いへこみに加えて、哺乳量が減っている、おしっこが少ない、ぐったりしている場合は、脱水などの可能性も考えて小児科へ相談してください。
頭を強くぶつけた後に頭蓋骨がへこんで見える場合や、明らかな形の変化が急に現れた場合は、自宅だけで様子を見ず医療機関で確認してもらいましょう。
「おでこの上がペコッとへこんでいる」と感じる場合、その場所が頭頂部寄りの柔らかい部分であれば、大泉門を触っている可能性があります。
大泉門は頭蓋骨の骨と骨の間にある部分なので、周囲より少しくぼんで感じることがあります。
ただし、いつもより明らかに深くへこんでいる、赤ちゃんの元気がない、哺乳量が減っている、おしっこの回数が少ないなどの場合は小児科へ相談してください。
「何か月まで様子を見ればいい?」と気になる方も多いと思います。
まず、泉門のへこみと頭の形によるへこみでは、考え方が異なります。
大泉門が強くへこみ、脱水などが疑われる症状を伴っている場合は、「何か月まで様子を見る」というものではなく、その時点で医療機関へ相談することが大切です。
一方、後頭部の平らさや左右差については、赤ちゃんが成長し、動く時間が増えることで見た目が変化する場合があります。
寝て過ごす時間が長く、後頭部の同じ場所へ圧力がかかりやすい時期です。
首がすわったり寝返りをしたりすることで、身体の動きが増えてくる時期です。
お座りやはいはいなどが増え、後頭部が寝床へ接する時間が少なくなっていきます。
ただし、「動くようになれば必ず自然に治る」と決めつけることはできません。左右差や平らさが強い場合は、月齢だけで様子見を続けず、小児科や乳児健診で相談してみましょう。
後頭部のへこみや平らさが気になる場合は、次のポイントを確認してみましょう。
さらに、片側のおでこが前へ出ているなど、後頭部以外にも左右差がないか確認してみましょう。
ただし、自宅での確認だけで斜頭や短頭などを診断することはできません。
次のような症状や変化がある場合は、自宅だけで様子を見続けず、小児科などの医療機関へ相談してください。
特に、泉門のへこみとともに水分が取れない、おしっこが減った、ぐったりしているといった症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
赤ちゃんが泣いたり力んだりしているときは、一時的に大泉門が膨らんで見えることがあります。
ただし、赤ちゃんが落ち着いている状態でも大泉門が張ったままになっている、発熱や嘔吐、ぐったり、けいれんなどを伴う場合は、医療機関へ相談してください。
「へこんでいるから危険」「膨らんでいるから危険」と見た目だけで判断せず、赤ちゃんの全身状態と合わせて確認することが大切です。
「柔らかい部分なので触るのが怖い」と感じる保護者の方も多いと思います。
通常のお世話の中で、やさしく触れたりシャンプーで洗ったりする程度であれば、必要以上に怖がる必要はありません。
ただし、へこみを確認するために強く押したり、何度も繰り返し押したりする必要はありません。
泉門の状態だけでなく、赤ちゃんの機嫌、哺乳量、尿量なども確認しましょう。
大泉門や小泉門そのものを、自宅で押したりマッサージしたりする必要はありません。
一方、後頭部の同じ場所が平らになっているなど、頭の形が気になる場合は、赤ちゃんが起きている時間の過ごし方を工夫する方法があります。
赤ちゃんが起きていて、大人がそばで見守っている状態で行ううつぶせ遊びを「タミータイム」と呼びます。
タミータイムは後頭部が寝床に接する時間を減らし、首や肩、上半身を動かす練習にもなります。
赤ちゃんの様子を見ながら、無理のない短い時間から始めてください。
タミータイムは必ず赤ちゃんが起きていて、大人が見守っている時間に行います。睡眠時は頭の形対策のためにうつぶせや横向きに固定せず、仰向けで寝かせることを基本にしてください。
赤ちゃんが起きている時間に抱っこをしたり、安全な場所で身体を動かしたりすると、後頭部の同じ場所へ圧力がかかり続ける時間を減らすことができます。
いつも同じ方向ばかり向いている場合は、おもちゃや保護者の方の顔、声をかける方向を変えて、自然に左右を見る機会を作ってみましょう。
ただし、首を無理にひねったり、タオルやクッションで姿勢を固定したりすることは避けてください。
大泉門や小泉門の状態、赤ちゃんの体調について心配な場合は、まずかかりつけの小児科へ相談することをおすすめします。
頭をぶつけた後のへこみや急な形の変化についても、医療機関で確認してください。
赤ちゃんの体調には問題がないものの、後頭部の平らさや左右差など頭の形が気になる場合も、まず乳児健診や小児科で相談する方法があります。
必要に応じて、頭のかたち外来、小児脳神経外科、形成外科など、頭の形を専門的に評価できる医療機関を紹介してもらうことができます。
後頭部の平らさや左右差には、寝る姿勢など外からの圧力が関係する位置的な頭の形の変化があります。
一方、まれに頭蓋骨のつなぎ目が通常より早く閉じる「頭蓋縫合早期癒合症」など、位置的な頭の変形とは異なる状態が関係する場合もあります。
見た目だけで区別するのが難しいケースもあるため、頭の形が強く気になる場合や、変形が進んでいるように感じる場合は医療機関で評価を受けましょう。
後頭部の平らさや左右差について調べると、ヘルメット治療を目にすることがあります。
ヘルメット治療は、赤ちゃんの頭の形や月齢、変形の程度などを医療機関で評価したうえで検討される治療の一つです。
後頭部がへこんで見える赤ちゃんすべてにヘルメット治療が必要なわけではありません。
必要性については自己判断せず、頭の形を専門的に評価できる医療機関へ相談してください。
星野BodyCare鍼灸整骨院にも、赤ちゃんの頭の形や向き癖についてお悩みの保護者の方からご相談があります。
ただし、大泉門や小泉門の異常、脱水の疑い、頭をぶつけた後の変形などについて、当院で医学的な診断を行うことはできません。
赤ちゃんの体調に変化がある場合や、医療的な確認が必要と考えられる場合は、まず小児科など医療機関への相談をおすすめしています。
そのうえで、
といった身体の動きについて確認し、ご家庭でできる抱っこの仕方や、起きている時間の過ごし方についてお伝えしています。





「頭にへこみがある=頭の形の問題」と決めつけず、まず泉門なのか、頭の形による平らさなのか、医学的な確認が必要な状態ではないかを考えることを大切にしています。
へこんでいる場所によって異なります。頭頂部付近の柔らかい部分であれば大泉門を触っている可能性があります。一方、後頭部が平らになり、へこんで見えている場合は頭の形が関係していることがあります。
おでこの上から頭頂部付近にある柔らい部分であれば、大泉門の可能性があります。大泉門は赤ちゃんにみられる正常な構造です。
わずかなくぼみだけで危険とは判断できません。ただし、普段より明らかに深くへこんでいて、母乳やミルクを飲まない、おしっこが少ない、ぐったりしているなどの症状がある場合は小児科へ相談してください。
後頭部の片側が平らになり、へこんでいるように見えている可能性があります。向き癖などで同じ部分に圧力がかかることが関係する場合もありますが、原因はそれだけとは限りません。
泉門であれば成長とともに閉じていきます。後頭部の平らさなど頭の形によるものは、成長して身体を動かす時間が増えることで見え方が変化する場合がありますが、すべて自然に同じ形になるとは限りません。
頭をぶつけた後にへこんだ、昨日までなかった明らかな変形が突然現れた、ぐったりする、嘔吐やけいれんなどを伴う場合は、自己判断せず医療機関へ相談してください。
赤ちゃんの頭にへこみがあると、「頭蓋骨がへこんでいるのでは?」と心配になると思います。
しかし、同じ「頭のへこみ」でも、場所や状態によって意味は異なります。
赤ちゃんの体調は普段通りでも、後頭部の平らさや左右差が強く気になる場合は、乳児健診や小児科で相談してみましょう。
また、赤ちゃんの頭の形全体や向き癖について詳しく知りたい方は、赤ちゃんの頭の形についての症状ページも参考にしてください。
星野BodyCare鍼灸整骨院では、医療機関での診断が必要な状態を施術で代替するのではなく、必要に応じて医療機関での確認をおすすめしたうえで、向き癖や首の動き、日常での身体の使い方などについてご相談をお受けしています。

