
院長:星野お気軽にご相談ください!
髪をとかそうとした瞬間、後頭部にビリッと電気が走ったような痛みを感じたことはないでしょうか。枕に頭をつけただけで同じ痛みが出ると、これは普段の頭痛と何が違うのだろうと戸惑う方もいると思います。仕事や家事の合間にふと痛みが走ると、そのたびに手が止まってしまうという声もよく耳にします。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、後頭神経痛で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、後頭神経痛の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは日常のなかで気づきやすい点から、順番にお伝えしていきます。




まずは負担の背景から一緒に確認しましょう
髪を結ぶ、ブラシを通す、枕に頭を乗せる。こうした何気ない動作で痛みが出るのが、この症状の分かりやすい特徴といえます。痛みが出る場所が後頭部だからといって、原因も頭そのものにあるとは限りません。
いつもの頭痛や肩こりの鈍い痛みとは違い、後頭部の限られた範囲にピリッ、ズキンとした鋭い痛みが数秒から数分だけ現れて消えることが多いようです。触れただけで痛みが走る場合もあれば、何もしていないのに急に痛み出す場合もあり、そのたびに驚いてしまう方も少なくありません。人によっては、痛む場所が頭のてっぺんに近いあたりまで広がることもあります。
痛みが引くとすっかり普段どおりに戻るため、たまたまだろうと様子を見てしまう方も多いようです。ただ、同じ痛みが繰り返し起こる場合は、体の側に何かしらの負担が積み重なっているサインと考えたほうがよいでしょう。
パソコン作業が中心の生活を送っている方から、この痛みについてのご相談をいただくことが増えています。
画面をのぞき込むような姿勢が長く続くと、首の後ろから後頭部にかけての筋肉が緊張したまま固まりやすいものです。その緊張が神経の通り道を圧迫し続けることが、痛みの引き金の一つになっていると考えられています。当院でも、長時間のデスクワークやうつむき姿勢が積み重なり、首から肩の緊張が強くなった結果として後頭部に痛みが出ているケースをよく見かけます。数々のご相談の中でも多いのが、休憩を取らずに長時間座り続けていたという声で、集中していると数時間気づかないまま作業を続けてしまうこともあるようです。
一時間に一度は肩を回す、視線の高さを変えるなど、小さな区切りを作るだけでも首まわりの負担は変わってきます。まずはそうした習慣から見直す余地があるかもしれません。
後頭部の痛みというと、片頭痛を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際には痛みの出方に、いくつかはっきりとした違いがあります。
片頭痛はこめかみ付近がズキズキと脈打つように痛むことが多く、吐き気や光への過敏さを伴う場合があります。痛みが数時間から数日続くことも珍しくなく、動くと悪化するという特徴もあります。
一方で後頭神経痛は、電気が走るような瞬間的な鋭さと、痛む範囲の狭さが特徴として挙げられます。発作のように短く痛んで、すっと引いていく点も見分けの手がかりになるでしょう。両方の痛みが混ざって出ることもあり、自分の痛みがどちらなのか迷う方もいます。
いつもの頭痛薬を飲んでも痛みが引かない、あるいは効いている実感が薄いと感じる方もいるようです。
薬が合わないと感じる状態が続く場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関へ相談したほうがよい状態といえます。痛みのタイプによって適した対応が変わることを、知っておいて損はありません。
スマートフォンを見るときの頭の位置も、後頭部の痛みと関わりが深い部分です。
顔を下に向ける時間が長いほど、首を支える筋肉には想像以上の負担がかかります。頭が前に出た姿勢が続くことが、首の後ろの緊張を強め、痛みが戻ってくる背景の一つになっている場合があります。電車での移動中や食事のときなど、意外と気づかないうちに姿勢が崩れていることも多いものです。就寝前に布団の中でスマートフォンを見る習慣がある方も、うつむいた姿勢が長くなりがちです。
画面の高さを目線に近づける、片手で持たず両手で支えるなど、姿勢を変える工夫は意外と多くあります。負担のかかり方は、日々の小さな習慣で変わってくるものです。
痛みが出ると、無意識に首を動かさないようにかばう方が多く見られます。動かすとまた痛みが出るのではという不安から、自然とそうなってしまうのでしょう。首を動かしたときや、長時間同じ姿勢を続けた後に痛みが強くなる場合は、首や肩の動き方、姿勢の癖、筋肉の緊張の具合を確認することが大切です。
ただ、動かさない状態が続くと周囲の筋肉はさらに硬くなりやすく、結果として神経への負担が長引いてしまうこともあります。かばう姿勢そのものが、新たな緊張を生んでしまうわけです。首だけでなく肩や背中まで力が入りやすくなり、疲れが取れにくくなる場合もあります。
痛みを避けようとする動きの癖が、繰り返す痛みの一因になっているケースもあります。痛いときほど、無理のない範囲で少しずつ動かす意識も大切にしたいところです。
自宅でできることには優先順位があります。まずは体を温めることから始めてみてください。
正直に言うと、痛みが軽いうちは様子を見たくなる方が多いのですが、いくつか気をつけておきたい点があります。
首の後ろをじんわり温め筋肉の緊張をゆるめる
痛む部分を指で押し込むと悪化させる場合がある
無理のない範囲で首肩をゆっくり動かす
症状が出ている部分を無理に刺激すると、かえって痛みを強めてしまう場合があります。短時間で治まる程度の痛みであれば、生活習慣の見直しと合わせて、こうしたケアから始めるのがよいでしょう。焦らず少しずつ取り入れていくくらいがちょうどよいものです。
多くの場合は生活習慣の見直しで落ち着いていきますが、なかには医療機関での確認が必要な状態もあります。
次のような様子がある場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに医療機関へ相談したほうがよいでしょう。いつもと違う痛み方には、注意を向けておくことが大切です。
こうしたサインがある場合は、姿勢の見直しよりも先に、医療機関で状態を確認することを優先してください。普段と明らかに違う痛み方を感じたときは、我慢せず早めに動くことをおすすめします。不安な症状を抱えたまま過ごす必要はありません。
後頭部の痛みは、首や肩の緊張、姿勢の癖が積み重なって現れることが多い症状です。当院では、痛みをその場だけ和らげるのではなく、なぜ神経に負担がかかっているのかを確認しながら、再発しにくい体づくりを目指すことを大切にしています。今回お伝えした姿勢の負担やかばい方の癖に、心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは今日から、画面の高さやスマートフォンを見る角度、座る時間の区切り方を少しずつ見直すことから始めてみてください。小さな積み重ねが、繰り返しにくい状態へとつながっていきます。
姿勢の癖や体の使い方まで含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

