
院長:星野お気軽にご相談ください!
歩き始めに脚の付け根がズキッと痛み、少し歩けば落ち着くから大丈夫だろうと過ごしている方もいると思います。長時間の立ち仕事や階段の上り下りで痛みが強くなってきたとき、このまま様子を見てよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、股関節痛を放置した場合に起こりやすい変化と、家で確認できること、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、股関節痛の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




股関節だけでなく体の使い方も一緒に確認しましょう
まず確認しておきたいのは、痛みがどんな動作で出るかということです。靴下を履く、正座をするといった前かがみの姿勢でつっぱる感覚があるかどうかを、一度振り返ってみてください。
こうした動作は股関節を深く曲げる動きにあたり、関節の隙間が狭くなっている場合に負担が集まりやすいところです。同じ場所が毎回つっぱるようなら、覚えておいて損はない特徴だと思います。
あぐらをかいたときや車の乗り降りのときにも似た感覚が出るかどうかも、あわせて確認しておきたいところです。しゃがみ込む家事の途中で気づく方も案外多いようです。
当院では、立ち上がりや歩き始め、階段、車の乗り降りなど、どの動作で痛みが出るのかを一つずつ確認することを大切にしています。
股関節の痛みをほっといたらどうなるのか、不安になって調べる方は少なくありません。ここでは、よくある経過をお話しします。
初期のうちは動き始めや長時間歩いた後の違和感で済むことが多いものですが、そのままにしておくと痛みの頻度や強さが増していくこともあります。歩く距離や時間を、気づかないうちに減らして過ごしている方も見られます。
正直に言うと、痛みが軽いうちは様子を見たくなる方が多いです。ただ股関節痛は放置すると歩き方そのものが変わってしまうこともあるため、早い段階で確認しておくことが、結果的に安心につながります。
股関節が痛いと、知らないうちに反対側の脚に体重をかけて歩いていることがあります。
この歩き方が続くと、腰やひざなど他の部位に負担が集中しやすくなります。もともと股関節だけの痛みだったのに、いつの間にか腰の張りや膝の違和感まで出てくることも珍しくありません。仕事中に長時間立ち続ける方ほど、この負担の偏りが積み重なりやすい傾向があります。
鏡の前で立ち姿を見たときに、左右の肩の高さや歩幅の違いが気になるようなら、かばう歩き方が定着しているサインかもしれません。靴底の減り方に左右差が出ていないかも、意外と分かりやすい目印になります。
股関節痛の悪化には、いくつかの背景が関わっています。ここでは代表的な要因を二つに分けてお話しします。
加齢や体重の負担などにより、股関節の軟骨がすり減っていくことがあります。医療機関では変形性股関節症と説明されることがあり、進行すると安静時にも痛みが出てくるとされています。
家族に同じような股関節の症状を抱えている方がいる場合、体の使い方の癖が似ていることも関係しているといわれます。骨の形そのものに個人差がある点も指摘されています。
股関節の周りの筋肉が硬くなったり、片側だけ使い方に偏りがあったりすると、関節そのものに問題がなくても痛みにつながることがあります。
当院では、股関節痛は関節そのものだけに原因があるとは限らず、日々の姿勢や歩き方、立ち方、座り方の積み重ねによって骨盤や股関節まわりの筋肉に負担が偏り、その結果として痛みが出ることもあると考えています。
立ち仕事で片足に重心をかける癖や、長年の姿勢の積み重ねが影響している場合もあります。歩き方や立ち方の癖、仕事中の姿勢を見直すことで、かばう歩き方が少しずつ変わっていくこともあります。
股関節痛は放置すると、痛み以外の変化も連鎖しやすいところがあります。
痛みをかばって動く量が減ると、股関節周りの筋力が落ちていきます。筋力が落ちると関節を支える力が弱くなり、さらに痛みが出やすくなるという流れに入りやすいのです。
この悪循環に早めに気づけるかどうかで、その後の経過が変わってくることもあります。動く量が減ったと感じたら、一度立ち止まって考えてみてよい時期だといえるでしょう。立ち仕事や家事で動き回る時間が長い方ほど、この変化に気づきにくい傾向もあります。
自宅でのケアには、続けてよいものと控えたほうがよいものがあります。
痛みが軽く動かせる範囲であれば、股関節周りの筋肉を軽く伸ばすストレッチや、無理のない範囲での歩行から始めてみてください。座ったまま脚をゆっくり開いたり閉じたりする動きなど、負担の少ない動作から取り入れるとよいでしょう。
一方で、強い痛みを我慢して動かし続けるのは避けたい行動です。転倒や衝突のあとから急に痛みが強くなった場合や、体重をかけられないほどの痛みがある場合は、無理に動かさないほうがよいでしょう。
日中の痛みが夜になっても続くかどうかは、状態を見極める一つの目安になります。
安静にしていても痛みが引かない、じっとしている間もじんわり痛むといった状態が続くなら、一度状態を確認したいところです。仕事や家事を続けながらでも、痛みの出方を意識してみると変化に気づきやすくなります。日によって痛みの強さが違う場合も、記録しておくと確認しやすくなります。
次のような変化が出ている場合は、様子を見るより先に相談を考えたほうがよい状態です。
こうした変化に一つでも当てはまるようであれば、早めに専門家へ相談したほうがよい状態と考えてよいでしょう。強い炎症や骨の問題が隠れている場合もあるため、詳しくは医療機関で確認してください。
股関節の痛みをほっとくとどうなるのか、迷ったときの考え方を最後にお伝えします。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みが軽いうちは我慢してしまい、歩き方まで変わってから来院されるケースです。動作のたびに痛みが出ている、かばう歩き方が定着しているという場合は、放置している時間が長引くほど体の使い方の癖そのものも一緒に見直す必要が出てきます。
逆に、違和感の段階で歩き方や生活の負担を見直せると、股関節にかかる負担そのものを減らしやすくなります。早めの一歩が後の選択肢を広げてくれる、という見方もできるでしょう。仕事や家事のペースを大きく変えずに済むという意味でも、早めの確認には意味があります。
股関節痛は、初期のうちは違和感程度でも、放置すると歩行への影響や他の部位への負担につながることがあります。痛む動作や痛みが続く時間帯を振り返ってみると、今の状態が確認しやすくなるはずです。
今日からできることとして、痛みをかばう歩き方になっていないか、靴下を履くときの動作でつっぱりがないかを、一度振り返ってみてください。
痛みを和らげることも大切ですが、姿勢や体の使い方まで見直し、股関節に負担が集中しにくい生活習慣を積み重ねていくことが、繰り返しにくい状態につながると考えています。
股関節の痛みをかばう歩き方や、生活の中での負担のかかり方まで含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

