
院長:星野お気軽にご相談ください!
パソコンに向かっていると、いつの間にか背中が丸まっていることに気づく方は多いと思う。家族から「姿勢が悪いよ」と指摘されて初めて、自分の猫背を意識したという方もいるのではないだろうか。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、猫背が気になったときに家で確認できること、無理をしないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお伝えします。
先に全体像を確認したい方は、猫背の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいところから順にお伝えします。




まずは体の使い方から確認しましょう
猫背対策として胸を張る方は多いが、それだけでは長続きしないことがあり、続けているうちに疲れてやめてしまう方も少なくない。
胸を張る動きは肩甲骨まわりの筋肉を一時的に使うだけで、姿勢を支える土台までは変わらない。数分後には自然と元の丸まった状態に戻ってしまうことも珍しくなく、意識だけで維持し続けるのは難しい。仕事や家事に集中していると、なおさら姿勢のことは後回しになりやすい。
正直に言うと、姿勢を意識するだけで済むなら猫背に悩む方はもっと少ないはずだ。当院では、猫背は長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、座り方や立ち方といった日常の積み重ねで、首・肩・背中の筋肉のバランスが崩れた結果として起こることが多いと考えている。背筋を伸ばすことや硬いところを揉むことだけでなく、なぜその姿勢になったのかを確認することが欠かせない。
パソコン作業が長く続くと、肩や首の張りを感じやすくなる。画面を見るために頭が前に出た姿勢が続くと、首や肩の筋肉が常に緊張した状態になる。
頭の重さを支え続けることでこりが慢性化しやすくなり、在宅勤務とオフィス勤務を行き来している方は、椅子や机の高さが日によって変わることも負担につながる。作業の合間に肩甲骨を動かす習慣を挟むだけでも、緊張がこもりにくくなることがある。
自分の猫背がどの程度かを知りたいときは、壁を使った確認方法がある。
かかと・お尻・肩甲骨・後頭部を壁につけて立ってみてほしい。後頭部が自然につかない場合や、腰と壁の間に大きな隙間がある場合は、姿勢のバランスが崩れているサインといえる。
後頭部が壁につくかどうかは、猫背の程度を知る手がかりになる。無理に頭を押しつけず、自然な状態で確かめてみてほしい。日によって結果が変わることもあるため、数日続けて確認すると変化に気づきやすくなる。
猫背というと背中や肩の問題に見えるが、実は骨盤の位置も関わっている。
座っている時間が長い方は、骨盤が後ろに傾きやすい。骨盤が後傾すると、その上にある背骨が丸まりやすくなり、結果として猫背の姿勢が定着してしまう。これは筋力の問題というより、座り方の癖として体に染みついていることが多い。
数々のご相談の中でも多いのが、上半身のストレッチだけを続けていて骨盤の状態には気づいていなかったというケースだ。上下どちらか一方だけを見ていても、姿勢全体はなかなか変わりにくく、体は上下でつながっていることを実感する場面でもある。
猫背のケアは、まず無理のない範囲から始めることが大切だ。
猫背の姿勢では胸の筋肉が縮み、肩が内側に入り込みやすくなる。まずは胸まわりを軽く伸ばすところから始めてみてほしい。
壁に手をついて体を反対方向にゆっくりねじる動きは、胸の前が伸びる感覚を確かめながら行いやすい方法だ。痛みが出るところまで無理に伸ばす必要はなく、呼吸を止めずに続けることも意識してほしい。
ストレッチ中に鋭い痛みや腕への痺れを感じる場合は、無理に続けないほうがよく、痛みをこらえてまで動かす必要はない。
そうした状態が続くようであれば、セルフケアの範囲を超えている可能性がある。医療機関へ相談したほうがよい状態と考え、自己判断で我慢を続けることは避けたい。
毎日続けられるように、取り組みやすい手順としてまとめておく。
難しく考える必要はなく、次の流れを目安にしてもらえば十分だ。
順番にこだわらず、生活の中で取り入れやすいものから始めてもらえばよい。無理に全部を一度にやろうとしないことが、長く続けるコツになる。
「ストレッチをしても、また丸まってしまう」というお悩みはよくいただく。
これは筋肉が硬いだけでなく、体を支える動かし方の癖が関係していることが多いためだ。ストレッチで一時的に伸ばしても、日常の動き方が変わらなければ元の姿勢に引き戻されてしまう。
特に、抱っこや家事など体を丸めた姿勢を繰り返す生活動作があると、猫背の姿勢が体に定着しやすい。育児中の方や立ち仕事が多い方は、無意識のうちに丸まった姿勢を長時間繰り返していることがあり、本人が気づかないまま癖として積み重なっていくことも珍しくない。
猫背になると頭が前に出て、首や肩、背中が常に頭を支え続ける状態になるため、こうした不調を繰り返しやすくなる。
頭が前に出た姿勢が続くと首や肩の筋肉に負担がかかり、慢性的な肩こりにつながりやすい。骨盤の傾きが強い場合は、腰まわりの張りとして現れることもあり、両方が同時に出ている方も少なくない。放置していると疲れが抜けにくくなり、日々の生活の質にも影響しかねない。
肩や腰の張りが長く続く場合は、猫背以外の要因が重なっていることもある。気になる部分は早めに確かめておきたい。
ストレッチや体操は姿勢を保つうえで役立つが、それだけでは変わりにくい部分もある。
次の二つは、自宅のケアだけでは届きにくいと感じる部分だ。
表面の筋肉は伸ばせても、支える深部までは自分だけでは難しい
巻き肩や反り腰などタイプにより必要な確認内容が異なる
個人的には、姿勢のタイプを見分けたうえでケアの内容を選ぶことが、遠回りに見えて負担の少ない進め方だと感じている。体の柔軟性や筋力、普段の座り方やスマートフォン・パソコンの使い方まで見直し、無理に意識しなくても姿勢を保ちやすい体をつくることが、繰り返しにくい状態につながると考えている。
座り方や普段の作業姿勢についてお聞きすることもあり、デスクワークが中心の方には椅子の座り方や画面の位置まで一緒に見直すこともある。そのうえで、自宅で続けやすいケアと施術で整えたい部分を分けて伝えるようにしており、どちらか一方に偏らず両方をバランスよく進めることを大切にしている。
ここまで、猫背の背景やセルフケアの範囲についてお話ししてきた。壁を使った確認から骨盤の傾き、日常の動作の癖まで、猫背にはいくつもの要因が重なっていることが分かってもらえたと思う。一つの原因だけを追いかけるより、いくつかの視点を組み合わせて確かめるほうが、実際の変化にはつながりやすい。
まずは壁を使った姿勢の確認と、胸まわりを軽く伸ばすことから始めてみてほしい。痛みやしびれがある場合は無理をせず、状態を見ながら進めることが大切だ。
骨盤や肩甲骨の動きも含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

