
院長:星野お気軽にご相談ください!
外反母趾のことで悩んでいる方から、親指の付け根がぽっこりと出っ張ってきたというお話をよくうかがいます。靴を履くと横のあたりがじんわり痛み、脱ぐと少し楽になるという方もいれば、母親や祖母の足を見て、自分もいずれ同じようになるのではと不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、外反母趾になりやすい体質と生活習慣の関係、家で確認できること、専門家への相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、外反母趾の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、なりやすい人の特徴から順にお伝えします。




まず足全体の使い方から確認しましょう
家族に外反母趾の方がいると、自分も同じ経過をたどるのではと気になるものです。
実は、足の形や関節の柔らかさは親から受け継ぐ体質の一部です。ただ、それだけで外反母趾になると決まっているわけではなく、体質に加えて毎日の靴の当たり方や歩き方の癖が重なることで、少しずつ変形が進んでいくと考えられています。
母親と足の形が似てきたと感じたときこそ、体質のせいだと片付けてしまわず、日々の靴選びや歩き方を見直すきっかけにしてみてください。同じ体質を持っていても、負担のかけ方次第で進み方は変わってきます。
外反母趾は遺伝すると聞くと、対策しても無駄なのではと感じる方もいらっしゃいます。
ただ、遺伝するのは外反母趾そのものではなく、なりやすい足の骨格や靭帯の柔らかさといった体質の部分です。体質は変えられなくても負担のかけ方は見直せます。生活の中で足にかかる負担を減らせれば、進行のスピードは変わってくることがあります。
まずは自分の足の形と、日頃の靴選びを一緒に振り返ってみることから始めてみてください。焦って矯正具を探す前に、できることから手をつけていくほうが無理なく続けられます。
外反母趾は女性に多いといわれますが、そこにはいくつかの理由が重なっています。
女性は男性に比べて関節や靭帯が柔らかく、足のアーチが崩れやすい傾向があるとされています。筋力が相対的に弱いことも、足裏で体重をしっかり支えにくくなる一因になりやすいといえます。
アーチが崩れると足全体で衝撃を受け止めにくくなり、その分の負担が親指の付け根に集まりやすくなる流れも考えられます。
先の細い靴やヒールの高い靴を履く機会が多いことも、親指に負担を集めやすくします。
妊娠や更年期などホルモンの変化で靭帯が緩みやすい時期も、変形が進みやすいタイミングとされています。日常的な靴選びと合わせて、こうした体の変化にも目を向けておきたいところです。
足の形にはいくつかタイプがあり、なりやすさに違いがあるといわれています。
親指が一番長いタイプの足は、体重がかかったときに親指の付け根へねじれた力が集まりやすく、外反母趾につながりやすいとされています。反対に人差し指が長いタイプや、指の長さがそろっているタイプでは、負担のかかり方が少し異なってきます。
自分の足がどのタイプに近いか、一度靴を脱いで指の長さを見比べてみるのもよいでしょう。案外、自分の足の特徴に気づいていない方は多いものです。
足の形だけでなく、アーチの状態も外反母趾のなりやすさに関わってきます。
土踏まずが低くなる扁平足や、足の指の間が広がる開張足があると、足全体で体重を支える力が弱くなり、親指の付け根に負担が集まりやすくなります。片足だけアーチが崩れているケースもあるため、左右差にも気を配りたいところです。
立った状態で土踏まずに指が一本入るかどうかを見るだけでも、ある程度の目安になります。気になる場合は一度確かめてみてください。
体質になりやすい要素は、家族歴や足の形、アーチの崩れ方など、いくつかの項目を照らし合わせることで気づきやすくなります。
骨格や靭帯の柔らかさを受け継いでいる可能性があります
体重の負担が親指の付け根へ集まりやすい形です
足裏で体重を支える力が弱くなりやすい状態です
複数当てはまる方ほど、日頃の靴選びや歩き方に少し気を配っておくと安心です。ひとつでも当てはまるからといって必ず変形が進むわけではありませんが、意識しておいて損はありません。
普段の靴選びも、なりやすさに大きく関わる部分です。
先の細い靴やサイズの合わない靴を履き続けると、足に合っていない分だけ親指の付け根に負担が集中しやすくなります。ブカブカで脱ぎ履きしやすい靴も、歩くたびに足が靴の中で動いてしまい、同じように負担がかかることがあります。
数々のご相談の中でも多いのが、サイズだけを見て幅や形まで確認していなかったという方です。足の実寸だけでなく、指の付け根の幅に合っているかも一緒に見てみてください。
ただ、靴を変えれば必ず解決するとは限らないというのが、当院での実感です。靴は負担を大きくする一つの要因であって、足そのものの使い方まで含めて確認しておきたいところです。
体質になりやすい要素があっても、日常の中でできることはいくつかあります。
まず確認しておきたいのは、いま履いている靴の幅や形が足に合っているかどうかです。あわせて、足の指を動かす体操や、タオルを指で手繰り寄せる運動など、足裏の筋力を保つ動きを取り入れてみてください。当院では、親指だけでなく足のアーチや体重のかかり方まで含めて見ていくことを大切にしています。
ただし、すでに親指の付け根に赤みや強い痛みがある場合は、無理に動かしたり自分で押したりしないほうがよいでしょう。炎症を起こしている状態を、かえって悪化させてしまうことがあります。少し様子を見ても引かない場合は、自己判断で放置しないほうが安心です。
親指の変形が進むと、歩き方そのものに影響が出ることもあります。
痛みをかばって足の外側に体重をかける歩き方が続くと、膝や腰など別の部位に負担が広がる悪循環につながることがあります。正直に言うと、足だけを診ていても歩き方の癖まではつかみにくい部分があります。
当院では、親指の変形は足全体の使い方が崩れた結果として起こることがあると考えています。立ち方や歩き方の癖で重心が前や親指側に偏った状態が続くと、一部分に負担が集中しやすくなるためです。足の形や靴の当たり方だけでなく、アーチの状態や重心のかけ方まで一緒に確認しながら、体の使い方を見直すお手伝いをしています。夜まで痛みが残る場合や、変形が急に進んだと感じる場合は、一度状態を確認したいところです。
外反母趾になりやすい体質は、遺伝の影響を受ける一方で、靴の習慣や歩き方によって進み方が変わってくるものです。親指だけでなく足全体の使い方を見直すことが、負担が偏りにくい体をつくる近道だと考えています。諦めるのではなく、まずは自分の足の特徴を知ることから始めてみてください。
今日からできることとして、履いている靴の幅や形を見直し、足の指をよく動かす習慣を取り入れてみましょう。小さな積み重ねが、負担を減らす体の使い方につながっていきます。
靴の当たり方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

