野球肩

野球肩とは

野球肩とは、野球の投球動作を繰り返すことで肩関節周辺に生じる痛みや機能障害の総称です。正式には「投球障害肩」と呼ばれ、肩の使いすぎや不適切な投球フォームにより、肩関節を構成する筋肉、腱、靭帯などに炎症や損傷が起こることで痛みが生じます。

野球以外でも、テニスやバレーボール、水泳など肩を酷使するスポーツでも発症する可能性があります。特に成長期の野球選手では、約30-40％が何らかの肩の問題を経験するという報告もあり、決して珍しい症状ではありません。

野球肩を放置すると、初期の軽度な痛みが次第に強くなり、日常生活やスポーツ活動に深刻な支障をきたすようになります。痛みが慢性化すると治療が困難になり、関節や軟部組織に負担がかかり続けることで関節の変形や可動範囲の制限が生じてしまいます。

腱や靭帯がさらに損傷し、部分的または完全に断裂するリスクも高まります。最悪の場合、関節や軟部組織に恒久的な損傷が生じ、将来的にも腕や肩の機能が回復しないリスクがあります。

ムチウチの原因

開院依頼、当院では野球肩でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、野球肩が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

野球肩による症状の原因には次のようなものがあります。

野球肩はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩関節の可動域減少や肩周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、野球肩が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。野球肩でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

野球肩の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

安静

投球休止期間が数週間から数ヶ月に及ぶ場合があり、競技レベルの維持や復帰時期の調整が困難になることがあります。

消炎・鎮痛治療

薬物療法は一時的な症状緩和に留まることが多く、根本的な原因解決には至らない場合があります。また、長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

リハビリ

継続的な運動を続ける必要があり、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルの理学療法士と根気よく続ける必要があります。動きによっては悪化することもあり、適切な見極めが重要です。

物理療法

効果の個人差が大きく、症状によっては十分な改善が得られない場合があります。また、定期的な通院が必要となり時間的な負担も生じます。

野球肩を改善するために

野球肩を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、肩だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

野球肩のQ&A

野球肩は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息により改善することもありますが、多くの場合は専門的な治療とリハビリが必要です。放置すると慢性化や悪化のリスクが高まるため、早期の適切な対処が重要となります。

野球肩の人がやってはいけないことは？

最も避けるべきは痛みを無視しての投球継続です。また、自己判断での過度なストレッチや無理なリハビリも症状悪化の原因となります。専門家の指導なしでの自己流ケアは控えることが大切です。

投球を完全に休止する必要がありますか？

症状の程度により異なりますが、痛みがある間は投球動作を控えることが基本です。完全休止期間は個人差がありますが、適切な治療により段階的な復帰が可能になります。焦らず治療に専念することが重要です。

野球肩は再発しやすいですか？

適切な治療とリハビリを行わずに復帰すると再発リスクが高くなります。しかし、根本原因の改善と予防策の継続により、再発を防ぐことは十分可能です。復帰後のケアが重要なポイントとなります。

他のスポーツでも同じような症状が出ますか？

テニス、バレーボール、水泳、ハンドボールなど、肩を酷使するスポーツでは類似の症状が現れる可能性があります。投球動作に限らず、肩の反復使用による障害は様々な競技で発生し得ます。

野球肩で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

姿勢や生活から導き出した体の答えに、整体や鍼灸を用いてアプローチする当院の施術は野球肩とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。