上腕骨内側上顆炎

上腕骨内側上顆炎とは

上腕骨内側上顆炎とは、肘の内側にある骨の出っ張り部分に付着している筋肉や腱に炎症が起こり、痛みを感じる症状です。手首を曲げたり物を握ったりする動作で肘の内側に痛みが走るのが特徴です。

ゴルフ選手に多く見られることから「ゴルフ肘」とも呼ばれています。しかし実際にはスポーツをしない方でも、日常生活での繰り返し動作により発症することが多い症状です。

特に40歳以上の中高年層での発症が多く、推定で全国に数十万人の患者がいると考えられています。テニスやゴルフなどのスポーツ愛好者、パソコンを使用するデスクワーカー、手作業の多い職業の方に多く見られる傾向があります。

上腕骨内側上顆炎を放置すると、軽微な動作でも激痛が走るようになり、日常生活に深刻な支障をきたします。進行すると安静時にも痛みが続くようになり、睡眠の質が低下します。

また、痛みをかばうことで肩や首、手首に負担がかかり、二次的な症状を引き起こす可能性があります。最悪の場合、腱の変性が進行し、手術が必要になることもあります。

仕事やスポーツの継続が困難になり、生活の質が著しく低下する恐れがあります。大好きなテニスやゴルフを諦めることになったり、家事や仕事でのパフォーマンスが大幅に低下してしまう可能性があります。

上腕骨内側上顆炎の原因

開院依頼、当院では上腕骨内側上顆炎でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、上腕骨内側上顆炎が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

上腕骨内側上顆炎による症状の原因には次のようなものがあります。

上腕骨内側上顆炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肘の内側の筋肉や腱に過度な負担がかかり炎症を起こします。それは人によって違い、単に患部をマッサージしたり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。上腕骨内側上顆炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

上腕骨内側上顆炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

安静指導

長期間の安静により筋力低下や関節の拘縮が起こり、復帰時にかえって症状が悪化する可能性があります。また完全な安静は現実的ではなく、日常生活や仕事に支障をきたします。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり根本的な改善には至りません。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

物理療法

効果が出るまでに時間がかかるケースがあり、継続的な通院が必要になります。

装具療法

装具に依存してしまい、外すと症状が再発する可能性があります。また装具による皮膚トラブルが起こることもあります。

ステロイド注射

頻回の注射により組織の脆弱化や感染のリスクがあり、効果も一時的です。根本的な原因解決には至らず症状の再発が起こりやすくなります。

上腕骨内側上顆炎を改善するために

上腕骨内側上顆炎を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

姿勢分析から始まり、関節可動域検査、神経検査等の多角的な検査で現在の状態を把握します。

当院では、肘だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

また、日常生活での注意点やセルフケア方法もお伝えし、症状の再発防止にも力を入れています。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

ムチウチのQ＆A

上腕骨内側上顆炎は自然に治りますか？

軽度であれば適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は専門的な治療が必要です。放置すると慢性化し治りにくくなるため、早期の対処が重要です。

上腕骨内側上顆炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けることや重い物を持つ動作は避けるべきです。また患部を無理にマッサージしたり、痛みを感じる動作を繰り返すことも症状を悪化させます。

ゴルフ肘とテニス肘の違いは何ですか？

ゴルフ肘は肘の内側に痛みが出る上腕骨内側上顆炎で、テニス肘は肘の外側に痛みが出る上腕骨外側上顆炎です。痛む場所と関与する筋肉が異なります。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

適切なフォームの習得、筋力強化、柔軟性の維持、作業環境の改善などが重要です。また無理をせず適度な休息を取ることも再発防止に効果的です。

上腕骨内側上顆炎で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

姿勢や生活から導き出した体の答えに、整体や鍼灸を用いてアプローチする当院の施術は上腕骨内側上顆炎とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

当院では症状の改善だけでなく、再発防止のためのアドバイスも丁寧にお伝えします。正しい知識を身につけることで、今後も安心して日常生活やスポーツを楽しんでいただけます。