後脛骨筋腱炎

後脛骨筋腱炎とは

後脛骨筋腱炎とは、足の内側のアーチを支える後脛骨筋という筋肉の腱に炎症が起こる状態です。この筋肉は、ふくらはぎから内くるぶしの後ろを通って足の内側に付着しており、歩行時の足の安定性や体重を支える重要な役割を担っています。

繰り返しの負荷や過度な使用により腱に炎症が生じ、内くるぶし周辺の痛みや腫れを引き起こします。厚生労働省の患者調査によると、筋骨格系疾患で医療機関を受診する患者は年間約1,700万人に上り、その中で足関節や足部の疾患は全体の約5-8％を占めています。

後脛骨筋腱炎を含む腱炎・腱鞘炎の患者は推定で年間約50-80万人程度と考えられており、特にスポーツ活動が盛んな10代から30代の若年層と、足のアーチが低下しやすい中高年女性に多く見られる傾向があります。

後脛骨筋腱炎を放置すると、初期の炎症から徐々に腱の変性や伸張が進行し、最終的には腱の断裂に至る可能性があります。腱の機能が失われると足のアーチが完全に崩壊し、重度の扁平足状態となってしまいます。

この状態では歩行時の痛みが足底全体に広がり、正常な立位や歩行が困難になります。さらに足首の不安定性から膝や腰への負担が増加し、全身の関節に二次的な障害を引き起こすリスクが高まります。

最悪の場合、外科手術による腱の再建術が必要となり、長期間のリハビリテーションを要することになります。早期の適切な治療により、このような深刻な状態を避けることができるのです。

後脛骨筋腱炎の原因

開院依頼、当院では後脛骨筋腱炎の原因でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、後脛骨筋腱炎の原因が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

後脛骨筋腱炎の原因による症状の原因には次のようなものがあります。

後脛骨筋腱炎はこれらが複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、後脛骨筋への過度な負荷や足のアーチ機能の低下などが発生し、腱炎が発症します。それは人によって違い、単に炎症を抑えたり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。後脛骨筋腱炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

後脛骨筋腱炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

薬物療法

長期使用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用のリスクがあり、根本的な原因解決には至りません。

装具療法

装具への依存性が生じる可能性があり、適切なフィッティングが困難な場合は効果が限定的です。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射により腱の脆弱化や感染のリスクがあります。

外科手術

手術に伴う合併症のリスクがあり、術後の長期リハビリテーションが必要で社会復帰まで時間を要します。

後脛骨筋腱炎を改善するために

後脛骨筋腱炎を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、下腿だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

後脛骨筋腱炎のQ＆A

後脛骨筋腱炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのランニングやジャンプ動作、硬い地面での長時間の運動は避けるべきです。また患部を無理にストレッチすることも炎症を悪化させる可能性があります。

後脛骨筋腱炎と単なる捻挫の違いは何ですか？

捻挫は靭帯の損傷ですが、後脛骨筋腱炎は腱の炎症です。痛みの部位が内くるぶしの後方で、つま先立ちで痛みが増強するのが特徴的です。

運動はいつから再開できますか？

痛みと腫れが完全に消失し、つま先立ちが痛みなくできるようになってから段階的に再開します。通常は症状改善後2-4週間程度の期間を要します。

後脛骨筋腱炎は再発しやすいですか？

原因となる要因が改善されないと再発リスクは高くなります。適切な予防策と継続的なケアにより再発は防げます。

手術が必要になるのはどんな場合ですか？

保存療法で6ヶ月以上改善しない場合や、腱の完全断裂、重度の足部変形を伴う場合に手術が検討されます。早期治療により手術回避が可能です。

後脛骨筋腱炎で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

姿勢や生活から導き出した体の答えに、整体や鍼灸を用いてアプローチする当院の施術は後脛骨筋腱炎とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

後脛骨筋腱炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。