ジャンパー膝

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝とは、膝のお皿（膝蓋骨）の下にある腱に炎症や損傷が起こる症状です。正式には膝蓋腱炎と呼ばれ、ジャンプや着地、ダッシュなどの動作を繰り返すことで膝の腱に過度な負担がかかり、痛みや腫れが生じます。

バレーボールやバスケットボールなど、跳躍動作の多いスポーツをする人に特に多く見られることから「ジャンパー膝」と名付けられました。厚生労働省の調査によると、スポーツ愛好家におけるジャンパー膝の有病率は8.5%とされています。

特にバレーボール選手では30～40%と高い発症率を示しており、中学生から高校生にかけて発症リスクが最も高くなります。男性により多く見られる傾向があり、成長期の身体変化も発症に大きく関わっています。

ジャンパー膝を放置すると、初期の運動後のみの痛みから、運動中にも痛みを感じるようになり、最終的には日常生活にも支障をきたすレベルまで悪化します。慢性化すると腱の損傷が進行し、断裂のリスクも高まります。

また、痛みをかばうことで他の部位（足首、腰、反対側の膝など）に負担がかかり、新たな障害を引き起こす可能性があります。

ジャンパー膝の原因

開院依頼、当院ではジャンパー膝でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、ジャンパー膝が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

ジャンパー膝による症状の原因には次のようなものがあります。

ジャンパー膝はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、膝蓋腱の炎症・微細損傷や周囲筋肉の緊張、関節可動域の制限などが発生し、ジャンパー膝が発症します。それは人によって違い、単に患部を安静にしたり痛み止めを使用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。ジャンパー膝でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジャンパー膝の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

安静・運動制限

競技レベルの維持が困難になり、チームでの立場や将来の進路に影響を与える可能性があります。また、長期間の安静により筋力低下や体力低下を招くリスクがあります。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となるため、学業や部活動との両立が困難になることがあります。

薬物療法

根本的な解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発する可能性があります。また、長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

注射療法

一時的な効果にとどまることが多く、根本的な改善には至らない場合があります。また、感染リスクや注射部位の組織損傷の可能性もあります。

ジャンパー膝を改善するために

ジャンパー膝を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、ジャンパー膝の根本改善を目指し、膝だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

ムチウチのQ＆A

ジャンパー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのジャンプ動作、無理なストレッチ、患部の強いマッサージは避けてください。また炎症期のアルコール摂取や入浴も症状を悪化させる可能性があります。

どのくらいの期間で完治しますか？

軽度なら1～2ヶ月、重度では2～3ヶ月以上かかることが一般的です。ただし個人差があり、適切な治療を受けることで回復期間を短縮できます。

運動を完全に休まなければいけませんか？

症状の程度により異なりますが、痛みを伴う動作は避け、段階的に運動量を調整していくことが大切です。完全な安静が必要な場合もあります。

オスグッド病との違いは何ですか？

痛みの場所が異なります。ジャンパー膝は膝蓋骨の下の腱部分、オスグッド病は脛骨の上端部分に痛みが生じます。発症年齢にも違いがあります。

大人になってからも発症しますか？

はい、大人でも発症します。特に急に運動を始めた場合や、運動量を急激に増やした場合に起こりやすくなります。

予防方法はありますか？

運動前後のストレッチ、適切なウォーミングアップ、段階的な運動負荷の増加、筋力バランスの改善などが効果的な予防法です。

再発しやすい症状ですか？

適切な治療とリハビリを行わずに競技復帰すると再発しやすい傾向があります。根本原因の改善と予防策の継続が重要です。

ジャンパー膝で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

姿勢や生活から導き出した体の答えに、整体や鍼灸を用いてアプローチする当院の施術はジャンパー膝とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジャンパー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。