変形性脊椎症

変形性脊椎症とは

変形性脊椎症とは、首の骨や腰の骨などの背骨が年齢とともに変形し、痛みやこわばり、動きの制限を引き起こす疾患です。背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が劣化したり、骨の縁に骨棘というトゲのような突起ができたりすることで、神経を圧迫し様々な症状が現れます。

加齢による自然な変化の一つですが、症状の程度には個人差があります。まったく症状が出ない人もいれば、日常生活に支障をきたすほどの痛みやしびれを感じる人もいます。特に50歳以上では画像検査で何らかの脊椎変形が認められる割合が非常に高く、60歳以上では約80%以上の人に変形性変化が見られるとの報告もあります。

しかし、変形があっても症状が出ない人も多く、実際に治療を必要とする患者数は変形者数より少ないと推測されます。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、腰痛を訴える人は全人口の約8.5%、肩こりを訴える人は約12.9%存在しており、これらの症状の多くが変形性脊椎症と関連していると考えられます。

変形性脊椎症を放置すると、痛みが慢性化し日常生活に大きな支障をきたします。初期の軽い痛みやこわばりから始まり、徐々に症状が悪化していきます。神経への圧迫が長期間続くと、手足のしびれや痛みが悪化し、筋力低下や感覚麻痺といったより深刻な神経障害に進展する可能性があります。

腰椎では間欠性跛行という歩行障害が現れ、歩くとだんだん足が痛くなり休憩が必要になります。最悪の場合、排尿や排便の障害が現れることもあり、この場合は緊急の対応が必要となります。

また、活動範囲が狭まることで筋力低下や骨密度低下が進み、さらなる身体機能の悪化を招く悪循環に陥る可能性があります。背中が曲がってきて前かがみの姿勢が固定化され、見た目にも大きな変化が現れることもあります。

変形性脊椎症の原因

開院依頼、当院では変形性脊椎症でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、変形性脊椎症が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

変形性脊椎症による症状の原因には次のようなものがあります。

変形性脊椎症はこれらが複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、椎間板の劣化や骨棘の形成、脊椎周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、変形性脊椎症が発症します。それは人によって違い、単に痛み止めを服用したり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。変形性脊椎症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性脊椎症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

薬物療法

長期使用により胃腸障害や肝機能への影響が懸念され、根本的な原因解決にはなりません。また薬物依存のリスクもあります。

装具療法

長期使用により筋力低下を招く可能性があり、装具に依存してしまうリスクがあります。根本的な治療ではありません。

神経ブロック注射

繰り返し注射により感染リスクがあり、効果が一時的で根本的な改善にはなりません。ステロイドの副作用も懸念されます。

手術療法

手術に伴うリスクや合併症の可能性があり、術後のリハビリが長期間必要になります。また手術後も症状が残る場合があります。

変形性脊椎症を改善するために

変形性脊椎症を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では脊椎の動きだけでなく、骨盤や姿勢のバランス、筋肉の状態など、多角的な視点から症状を分析します。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

変形性脊椎症のQ&A

変形性脊椎症は自然に治りますか？

一度変形した骨や椎間板は自然には元に戻りませんが、適切な治療により症状の改善は期待できます。早期の対応と継続的なケアが重要で、当院では根本改善を目指した施術を行います。

変形性脊椎症の人がやってはいけないことは？

重い物の持ち上げ、急激な体の捻り、長時間の前かがみ姿勢、激しい運動は避けるべきです。無理な動作は症状を悪化させる可能性があり、日常生活での注意点についても詳しくご指導します。

変形性脊椎症と脊柱管狭窄症の違いは何ですか？

変形性脊椎症は骨の変形による疾患で、脊柱管狭窄症はその結果として神経の通り道が狭くなった状態です。変形性脊椎症が原因で狭窄症を併発することがあります。

変形性脊椎症は完治しますか？

骨の変形自体は元に戻りませんが、適切な治療により症状のコントロールは可能です。生活習慣の改善と継続的なケアにより良好な状態を維持できます。

変形性脊椎症でも運動はできますか？

症状に応じた適度な運動は推奨されます。水中ウォーキングやストレッチなど負担の少ない運動から始め、専門家の指導のもと行うことが重要です。

変形性脊椎症で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

変形性脊椎症が改善されることで、これまで制限されていた日常生活の動作が楽になり、生活の質が大幅に向上します。痛みから解放されることで精神的な負担も軽減され、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになります。

変形性脊椎症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。