いつからする？産後の骨盤矯正のほんと！

「産後の骨盤矯正っていつ頃からできます？」最近よく電話やメールで産後の骨盤矯正のご相談をうけるようになりました。

病院でも「産後の骨盤矯正に行っておいた方がいいよ！」

と言われたと言ってこられる方も増えてきたので、産後の骨盤矯正もだいぶ一般的になってきたのかなと思います。

一昔前までは病院からそんなこと言われることなんてなかったんですけど、時代が変わってきましたね。

情報も充実して来ているので産後の骨盤矯正の情報も探せばたくさん見つかるようになってきたんですが、まだまだ情報にバラつきがあるので見ている方は迷ってしまいますよね。

結論から言うと産後の骨盤矯正は出産後2ヶ月目～6ヶ月目くらいから始めるのがタイミング的にはベストです。

今回はこの産後骨盤矯正を受ける最適なタイミングについて少し掘り下げてご紹介していきますね。
正しいタイミングで産後骨盤矯正を受けて妊娠前の身体に戻し、快適な育児ライフを送ってくださいね。

まずは少し産後の骨盤矯正について

出産後のママのからだは妊娠～出産の短期間でこれまでにない位大きく変化しています、おそらくほとんどの方は約10ヶ月の間に体重が8キロ～12キロくらい増加します。

たまに15キロ～20キロ位増える方もいらっしゃいますが、やはり体重が増えすぎると出産時もですし出産後も色々なリスクが増えるので気を付けてくださいね。

実際にどれくらい身体に影響が出るか私自身も3ヶ月で約10キロ増やしたことがありますが膝や腰に痛みが出て、動くときに身体に重さを感じました。（整骨院院長としての好奇心でやってみましたが身体に悪いのでマネしないでくださいね。）

女性の場合、男の私よりも骨格も細いですし筋肉量も少ないのでもっと身体に影響がでています。また妊娠中はホルモンの影響で骨盤をはじめとした靭帯などが緩んでいるので、より身体の支えが効きづらい状態になっているため、お腹やお尻まわりなどスタイルの変化にも表れやすくなっています。

いつからが良いタイミング？産後矯正の時期？

産後の骨盤矯正のタイミングですが、実はあまり早すぎてもダメです。出産後2ヶ月目くらいまでを産褥（さんじょく）期といいます、出産直後ほど骨盤は柔らかく骨盤の矯正を行いやすい時期ではありますが、この産褥期は身体が出産前の身体に戻ろうとしています。

この期間は外見では分かりにくいですが、ママの身体の中で子宮内に残っていた血液や内膜のかけらなどが体外へ排出されたり、赤ちゃんが出た後の体内部の状態を整えるため忙しく活動している時期なんです。

そのためこの時期は出来る限り他の部分に負担がかかるような激しい運動は控え、強い刺激を身体に与えて疲労しないように注意し身体の回復に努めてください。

実際にこの時期はからだはだるくなりやすいのでゆっくり過ごして欲しいのですが、身体の中で起こっていることはご家族から分かりにくいです。

しかしこの時期に身体の回復のためにゆっくりしていると「家にいるんだからもっと色々出来ることあるだろ？」と言われて「イラッ！」としたとよく聞きます、

そのため出産前くらいからあらかじめ、身体がこういう状態になって元に戻っていくということを教えてあげることが夫婦円満のポイントです。

この時期が終われば身体もだいぶ落ち着いてきますので、身体に無理のない範囲で運動をはじめたり、産後の骨盤矯正をはじめても良くなります。

逆に遅くなりすぎると骨盤周りや身体が硬くなってきやすいので矯正も時間がかかるようになってきますので、理想としては6ヶ月目くらいまでに開始してくださいね。

つまり産後の骨盤矯正は出産後2ヶ月目～6ヶ月目くらいから始めるのがタイミング的にはベストです、育児の忙しさで気が付いたらこの時期を過ぎてしまっていたと方もいると思いますが、矯正が出来ないわけではありません。

実際、産後骨盤矯正を受けられる半分以上はこの時期を過ぎてされていますので、タイミングを逃したからと言ってご自身のお身体をあきらめないでくださいね。

まとめ

産後の骨盤矯正は産褥期が終わり、身体が落ち着いてきた出産後2ヶ月目くらいから！妊娠～出産と大仕事を終えたママはここからが子育てのスタートです。

赤ちゃんの可愛い笑顔も健やかな成長も、ママの健康な身体があってのものです。

どうしても自分の事はあと回しにしがちですが、身体に無理をさせての育児はベストではありませんし長くは持ちません。

ママの健康なカラダ＝赤ちゃんの健やかな成長ですのでご自身のお身体の調子もみながら幸せな育児ライフを楽しんでくださいね。

腰痛や骨盤周囲（恥骨や尾骨、股関節）など、もしあまりに痛むようでしたら産褥期が終わるまで待たなくても大丈夫です。

その時期のお身体に合わせた施術を行うことも出来ますので、もしどうしたらいいのか分からなかったり自分でケア出来る範囲を越えてしまったらお気軽にご相談くださいね。