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【ぎっくり腰】テレワークによる反復性腰痛の根本改善
テレワークによる反復性のぎっくり腰で来院された(30代/女性/営業事務)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者様は1年半前からの反復性ぎっくり腰を主訴として来院。特に仕事中の急な立ち上がり動作で激痛が走ることへの恐怖感が強く、日常業務に支障をきたしている状態だった。
また、習慣としていたヨガでの体を伸ばす動作が困難となり、心身のリフレッシュ手段を失ったことによる精神的ストレスも訴えていた。3か月に一度のペースで再発を繰り返しており、根本的な改善を強く希望していた。
来院に至るまでの経緯
テレワーク導入により自宅の狭いデスクでの長時間作業が始まり、腰部への持続的な負荷が蓄積していた。最初の軽度ぎっくり腰発症後、整形外科でのレントゲン検査では異常所見なく、対症療法のみの処方であった。
その後、複数の治療院を転々とするも、いずれも一時的な症状軽減に留まり根本的な改善に至らず。書類の運搬時の不安や、外回り業務を避ける傾向が見られ、職業パフォーマンスの低下が顕著となった。
ヨガへの参加も困難となり、週末のリフレッシュ手段を失ったことで、身体的症状のみならず精神的な負担も増大していた。再発への恐怖心が強く、日常動作に制限をかけている状態で来院に至った。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 腰椎前弯の減少:L4-L5椎間での椎間板内圧上昇
- 骨盤前傾角度の異常:腸腰筋群の短縮と大殿筋の機能不全
- 胸椎後弯の増強:長時間前屈姿勢による脊柱アライメント不良
- 股関節屈曲可動域制限:ハムストリングス・腓腹筋の短縮
- 脊柱起立筋・腰方形筋の過緊張:代償的筋活動による慢性疲労状態
- 深層腹筋群の機能低下:体幹安定性の低下
総合的に判断し、長時間の不良姿勢による脊柱-骨盤アライメントの破綻が主因であり、体幹深層筋の機能不全と股関節可動域制限が相互に影響し合って反復性腰痛を引き起こしていると分析した。
施術内容と経過
最初は骨盤アライメントの正常化と腰部の筋緊張の緩和に重点を置いた。

脊柱-骨盤の機能的連携を回復させるため、まず骨盤前傾角度の適正化から着手した。
短縮した腸腰筋群に対しては徒手的筋膜リリース技術を適用し、同時に機能不全を呈している大殿筋の再活性化を図った。
股関節可動域の改善には、ハムストリングス・腓腹筋への段階的に伸張療法を実施。さらに、整体技術により、胸椎可動域の拡大と脊柱全体のバランス調整を行った。
体幹深層筋の機能回復については、下肢から腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群の協調的収縮パターンを再教育し、動的安定性の向上を目指した。
テレワーク環境での姿勢負荷は継続的であるため、セルフケア指導を併せて行い、症状の再発予防にも重点を置いている。特に作業環境の最適化と予防的ストレッチの指導を徹底した。
院長からのコメント

ご相談ありがとうございます!
テレワーク環境での反復性腰痛は、現代社会で急増している症状の一つですね。複数の治療院で改善が見られなかったとのことでしたが、根本原因となる姿勢パターンと筋機能不全を特定できたことで、ようやく安定した改善につながって本当によかったです。
ヨガを再開できたことも素晴らしい変化ですね!体を動かす喜びを取り戻すことは、身体的な健康だけでなく精神的な充実感にもつながります。
仕事環境は簡単には変えられませんが、正しい知識とセルフケアがあれば予防は十分可能です。今後も快適な生活のサポートさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね。
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