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【ひざの痛み】階段の昇降時や長時間の歩行後に痛みが増強
右ひざの慢性的な痛みで来院された(50代/介護職)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者様は右膝に慢性的な痛みを抱えて来院されました。階段の昇り降り(特に下り)で痛みが強く、長時間の歩行後には痛みが増強、また起床時には膝にこわばり感があり、日常生活に支障をきたしている状態でした。
来院に至るまでの経緯
数年前から徐々に右膝の痛みを自覚し始め、最初は立ち上がりや歩き始めの違和感程度が、次第に症状が悪化。以前は駅まで歩いて10分位だったのが、膝の痛みにより20分以上かかるようになった。
特に立ち上がり動作時の痛みも顕著で、仕事にも支障をきたしてきたので、整形外科を受診。ヒアルロン酸注射や薬物療法を受けるも十分な効果が得られず、手術を勧められたことで、将来への不安が増し当院に来院された。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 右膝内側部の腫脹と圧痛、膝蓋跳動テスト陽性
- 右大腿四頭筋の筋力低下、内側広筋の萎縮
- 右膝痛回避のための代償歩行パターン、右立脚期の短縮
- 骨盤後傾位と右回旋位
- 右膝の内反変形、内側コンパートメントへの負担増大
- 梨状筋・中殿筋・大殿筋・腰方形筋の筋緊張、股関節の可動域の低下
膝関節の変形、骨盤アライメント、股関節の可動域の低下など下肢全体のバランス異常が膝関節への過度な負担を生じさせていると判断しました。
施術内容と経過
体のバランス、股関節の可動域調整から、ひざの動きの正常化を目的として施術を行った。

ひざの痛みに対する施術では、膝関節だけでなく全体の動きのバランスを整えることを重視。
施術は骨盤の調整から開始し、下肢の軸を正常化。内側広筋や大腿四頭筋への鍼施術により筋緊張の緩和と血流改善を図る。また、膝周囲の経穴(血海、梁丘、足三里、陰陵泉など)への鍼刺激により、局所の炎症反応の抑制と痛みの軽減を目指す。
さらに、臀部、大腿筋膜張筋、大腿四頭筋、ハムストリングスの緊張緩和を目的とした手技療法を実施。股関節~膝関節~足関節の連動性を正常化する施術も併せて行い、膝機能の正常化、関節への負担の軽減を行う。
施術により膝関節の可動域が改善し、歩行時の痛みが軽減。5回目以降は階段の昇降も楽になり、日常生活での不便さが大幅に軽減。並行して自宅でできる簡単なストレッチや筋力トレーニングを指導し、短距離の徒歩通勤も可能になった。
現在は月1回のメンテナンス施術で状態を維持し、セルフケアを継続することで再発予防に努めています。
以下ご本人のメッセージ
数年前から悪化していた膝の痛みで、仕事も制限されるようになり本当に辛かったです。星野先生の治療を受け始めてから、膝だけでなく全身のバランスを整えることの大切さを知りました。
施術を重ねるごとに痛みが軽減し、今では歩いて通勤できるようになりました。何より孫と公園で遊べるようになったことが嬉しいです。手術せずに改善できて本当に感謝しています。
院長からのコメント

ご相談ありがとうございます!
今回のひざの痛みは、単に関節の問題だけでなく、姿勢や歩き方、立ち座りの動きなど生活習慣の積み重ねが影響していました。鍼灸と手技療法を組み合わせた施術により、膝周囲の筋バランスを整え、全身のアライメント、股関節~膝関節~足関節の下肢全体の連動性を改善することで、日常での負担を軽減することができました。
年齢に関わらず、適切なアプローチと継続的なセルフケアでひざの痛みは必ず改善します。これからも活動的な生活をサポートしていきたいと思います。
ひざの痛みでお悩みなら…
ひざの痛みについて解説しているこちらのページもお読みください。



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