
院長:星野お気軽にご相談ください!
しゃがんで床の物を取ろうとしたとき、股関節の付け根がズキッとして動きが止まる。正座から立ち上がる瞬間や、和式トイレを使ったあとに痛みが強く出て、このまま普段の生活を続けてよいのか迷う方も多いと思います。


星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、股関節痛があるときに控えたい動作、自宅で確認できること、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、股関節痛の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすい行動から順にお伝えします。




まずどの動作で痛むか確認しましょう
床の物を拾う、低いところの荷物を取るといった場面で、股関節の奥に痛みを感じることがあります。台所やお風呂場でしゃがんだ瞬間に痛みが走り、そのまま動けなくなってしまう方も少なくありません。
深くしゃがみ込む姿勢は、股関節を大きく曲げる動きです。痛みがある間は膝を軽く曲げる程度に留めることを意識してみてください。台や棒につかまりながら動作を行うと、体重のかかり方が分散されて楽になることがあります。
和式の座り方をしたあとに、立ち上がる瞬間だけ痛みが強く出ることがあります。座っている間は気にならないのに、動き出す最初の一歩で違和感を感じるという声もよく聞きます。
正座やあぐらは股関節を深く曲げてねじる姿勢のため、関節の周りに負担が集中しやすくなります。個人的には、座椅子や椅子に切り替えるだけで日中の痛みが軽くなる方を何度も見てきました。畳の生活が中心の家庭でも、椅子とクッションを併用する工夫から始めてみると変化が出やすいです。
買い物袋や洗濯物を持って歩くとき、片側の股関節に体重が偏っていることがあります。荷物の重さそのものよりも、持ち方の癖が負担を大きくしていることも多いです。
重い物を持ちながら歩く動作は、関節への圧力を一気に高めます。荷物はカートや台車を使う、両手に分けて持つといった工夫で負担を減らせます。痛みが強い日は、荷物を持って歩く距離自体を短くする判断も必要になってきます。
レジや接客など、長時間立ち続ける仕事をしている方は、股関節の痛みが夕方にかけて強くなりやすいです。仕事中は気を張っていて気づかず、帰宅してから痛みを強く感じるという方もいます。
同じ姿勢を続けると、股関節の周りの血流が滞り、こわばりが強くなっていきます。数十分に一度、足踏みをしたり座る時間を作ったりするだけでも体は変わってきます。座る際は、膝がお尻より低くならない高さの椅子を選んでおきたいところです。
ジョギングやゴルフのスイングなど、勢いをつけて股関節をひねる動きは注意が必要です。普段は問題なくできていた運動でも、痛みが出ている時期は体への影響が変わってきます。
着地の衝撃や急な回旋は、股関節に体重の数倍の力がかかることがあります。痛みが出ている間は、水中ウォーキングやエアロバイクのような負担の少ない運動に切り替える方法もあります。運動を完全にやめるのではなく、種類を選び直すという考え方です。
夜、痛む側を下にして寝ると、股関節が圧迫されて眠りが浅くなる方がいます。朝起きたときに痛みが強いと感じる場合、寝ている間の姿勢が関係していることもあります。
横向きで寝る場合は、痛む側を上にして膝の間にクッションを挟むと圧迫が和らぎます。仰向けで膝の下に薄いクッションを入れる方法もあります。寝具の硬さが体に合っていないと感じる場合は、一度見直してみる価値があります。
ここまでの内容を踏まえて、実際にどこまで生活を制限すべきか迷う方が多いと思います。痛みの出方によって、対応の仕方は変わってきます。
じっとしていても痛む、夜眠っている間も痛みで目が覚めるという場合は、炎症が強く出ている可能性があります。動かした方が楽になるという段階ではないことが多いです。
この状態のときは自己判断でストレッチや強いマッサージを行わないほうがよいでしょう。無理に動かすことで炎症が広がり、痛みが長引くケースもあります。
特定の動きをしたときだけ痛みが出て、普段は落ち着いているという状態もあります。立ち上がりや歩き始め、階段の上り下り、車の乗り降りなど、どの動作で痛みが出るのかを確認しておくことが、負担の中心を見極める手がかりになります。
この場合は、痛みが出る動作そのものを一時的に減らし、歩き方や姿勢の癖を見直すことで負担を軽くできることがあります。無理をせず、痛みのない範囲で体を動かす意識を持ってみてください。
股関節が痛いと、動かさないことが一番安全だと考える方が少なくありません。実際には、それが別の問題を生むこともあります。
実は、動かさなすぎることで股関節を支える筋力が落ち、余計に関節へ負担がかかる悪循環も起こります。痛みのない範囲で体を動かし続けることと、悪化させる動きを避けることは、どちらも欠かせない視点です。歩き方や靴の当たり方も、負担のかかり方に少しずつ関わってきます。
体重管理も股関節への負担を左右する要素のひとつといえます。日々の食事や活動量を見直すことも、間接的な対策になります。
次のような状態が続く場合は、一度専門的に確認したいところです。日常生活の中で当てはまる項目がないか振り返ってみてください。
これらのサインがある場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。整形外科では、レントゲンなどの検査で関節の状態を確認することがあります。
検査の結果によって、その後の生活での注意点や運動の範囲が変わってきます。自分だけで判断がつかない場合は、早めに相談先を決めておくと安心です。
股関節痛の相談を受ける際、まず歩き方や普段の姿勢の癖を確認するようにしています。痛みそのものだけでなく、その痛みが出る背景まで見ていく作業です。
当院では、股関節そのものだけに原因があるとは考えていません。立ち方や座り方、歩き方の積み重ねによって骨盤や股関節まわりの筋肉に負担が偏り、その結果として痛みにつながっていることが少なくないためです。
痛みをかばう歩き方が続くと、反対側の股関節や腰にも負担が広がることがあります。使っている靴の減り方や、座るときの姿勢も含めて確認すると、思わぬ負担のかかり方が見つかることもあります。
生活の中の小さな癖を一つずつ見直すことが、繰り返しにくい状態を目指す第一歩になります。急に大きく変えるのではなく、無理のない範囲で続けられる形を探していくことが大切です。
股関節痛は、深く曲げる、ひねる、衝撃を受ける、同じ姿勢を続けるという負担のかけ方を避けることで、悪化を防ぎやすくなります。正座やあぐら、重い荷物、長時間の立位には特に注意しておきましょう。
まずは椅子の高さや寝るときの姿勢など、今日の生活の中で変えられる部分から始めてみてください。痛みが強い動作を減らすだけでなく、姿勢や体の使い方まで見直していくことが、股関節に負担が集中しにくい体づくりにつながると考えています。
歩き方や靴の当たり方も含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。

