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膝痛は体重のせい?痩せれば楽になるのか迷ったとき

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階段を下りるたびに膝がズキッと痛み、手すりを探すようになった。最近は仕事や家事で動く時間が減り、体重も増えてきたので、痩せれば本当に楽になるのだろうかと、迷っている方もいると思います。

星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院の星野です。この記事では、体重と膝痛の関係、無理のない減量の始め方、相談を考えたいタイミングについてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、膝痛の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。

院長:星野

まず状態を確認しましょう

目次

階段を下りるときに膝が痛む場面

立ち仕事を終えて帰る途中、階段を下りる一歩目で膝の内側が痛む。そうしたご相談を、体重の変化と一緒にお聞きすることがよくあります。階段の下りは膝にかかる力が大きく、痛みが最初に出やすい動作です。

体重が増えてから痛みが出た方ほど、自分のせいだと責めてしまいがちです。ただ、まず確認しておきたいのは痛む場所と動作です。階段の下りの痛みなのか、立ち上がりなのか、長く歩いたあとなのかで、膝の状態の見方も変わってきます。

体重が増えたとき膝に起きていること

体重の増加は、膝にとって毎日かかる荷重が少しずつ増えていくことを意味します。その仕組みを、数字の目安とあわせてお話しします。

歩くたびに膝へかかる重さの目安

膝にかかる力は、動作によって大きく変わります。体重60kgの方を例に、一般によくいわれる数字を表にまとめました。

動作膝への負荷の目安60kgの方の場合体重1kg増えたとき
立っている体重の約1倍約60kg約1kg増
歩く体重の約3倍約180kg約3kg増
階段を上る体重の約4〜5倍約240〜300kg約4〜5kg増
階段を下りる体重の約5〜7倍約300〜420kg約5〜7kg増
走る(ジョギング)体重の約4〜5倍約240〜300kg約4〜5kg増

体重が1kg増えると、歩くときで約3kg、階段の下りでは5〜7kgほど膝への負担が増える計算です。速く走るほど大きくなり、10倍近くとする説明もあります。ただし数字は報告によって幅があり、歩き方や筋力、膝の状態で個人差が出ます。

痛みで動かず体重が増える流れ

膝が痛いと、出かける回数や歩く量が自然に減っていきます。すると消費するエネルギーが減って体重が増え、膝への負担がさらに増えるという悪循環に入りやすくなります。

この流れは、体重だけでなく太ももの筋力低下も招きます。動かない期間が長いほど、膝を支える力が落ちていくケースもあるため、早めに流れを断ち切りたいところです。

体重を減らせば膝は楽になるのか

結論からいうと、体重を減らすことは膝への負担を軽くする大きな助けになるとされています。ただし、それだけで全てが決まるわけでもなく、膝の状態によって感じ方は違ってきます。

実は、体重の5%ほどの減量でも、痛みや動きやすさに変化が見られたという報告があります。たとえば60kgの方なら約3kgです。歩くときの膝への負担でいえば、約9kg分に相当します。

一方で、軟骨や関節の変形が進んでいる場合は、減量だけで痛みが引くとは限りません。痩せているのに膝が痛む方もいるため、体重は原因の一つと考えてよいでしょう。体重計の数字が動かなくても、筋力や歩き方の見直しで膝が楽になることもあります。

体重以外に膝を痛める体の使い方

膝の痛みには、体重のほかにも関わる要素があります。施術の現場で、私たちが一緒に確認している内容を、生活の場面に合わせてお伝えします。

太ももとお尻の力が落ちているとき

膝を支えているのは、太もも前の筋肉やお尻まわりの筋肉です。ここが弱ってくると、歩くたびの衝撃が膝に直接伝わりやすくなります。筋力を保つことは大切ですが、筋肉や関節の硬さにも目を向けておきたいところです。

硬さが強いと、膝が本来の曲げ伸ばしをしにくくなり、負担の少ない動きを取り戻しにくくなります。車での移動が多い生活や立ちっぱなしの仕事では、筋力も柔軟性も気づかないうちに落ちがちです。椅子から手をつかずに立てるかどうかが、一つの目安です。

痛みをかばう歩き方が続くと

膝をかばう歩き方が続くと、反対側の膝や腰、足首にも負担が移っていきます。膝を曲げ切らずに歩く、足を引きずるといった癖が典型的です。本人は無意識のことが多く、家族に指摘されて気づく方もいます。

膝は、上の股関節と下の足首に挟まれて動いています。股関節や足首が硬いと、その分の動きを膝が受け持ちやすくなります。靴底のすり減り方が左右で違う場合は、歩き方の偏りが出ているサインといえますね。

膝が痛くても始められる減量の一歩

痛みがあるときの減量は、激しい運動より先に、日常の中でできる小さなことから始めてみてください。

  • 階段は手すりを使ってゆっくり下りる
  • 水中歩行や自転車など膝に優しい運動
  • 間食と夜遅い食事から見直す
  • 太もも前の筋肉を軽く動かす
  • 1日の歩数を少しずつ増やす

食事は、極端に減らすよりも、間食や甘い飲み物を見直すほうが続けやすいものです。無理な食事制限は筋力まで落としかねないので、避けておきたいところです。

運動を始めるときは、運動中や翌朝に痛みが強まらないかを基準にしてください。強まるようなら量が多すぎるサインなので、減らして続けます。この範囲が自宅ケアの範囲の目安になります。

立ち仕事の合間に膝を休ませる

スーパーのレジや調理場など、同じ姿勢で長く立つ仕事では、膝に荷重がかかり続けます。休憩のたびに膝を休ませる意識が役立ちます。

たとえば、片足を低い台に交互にのせる、休憩中に腰かけて膝をゆっくり曲げ伸ばすといった工夫です。痛みが出ない範囲で、立つ時間を細かく区切ってみてください。座れるときに膝を軽く動かすだけで、重だるさが和らぐ方もいます。

腫れて熱いときは膝を動かさない

膝が腫れて熱を持っているときは、体操やマッサージを控えて、まず安静にしておきましょう。減量や運動は、落ち着いてからで遅くありません。焦って動くほうが、結果的に遠回りになることもあります。

痛い膝を強く揉んだり、無理に曲げ伸ばししたりしないようにしてください。炎症が強い時期は、刺激によって痛みが長引くことがあります。階段や長時間の立ち仕事も、できる範囲で減らして様子を確認します。

夜も痛む膝や急な腫れは先に相談する

強い腫れや熱感、夜も続く痛み、急な激痛、膝が伸びない、引っかかるといった状態は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。これが相談する目安になります。

医療機関では、画像検査などで関節の状態を確認し、状況に応じた説明を受けることがあります。方針は状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。

そのうえで、治療院では歩き方や筋力のバランス、日常の膝の使い方を確認します。医療の代わりではなく、膝への負担を減らすための生活面の相談先と考えていただければ幸いです。痛みが気になる段階で相談しても、早すぎることはありません。

立ち上がる前に膝と足元を確認する

体重は膝への負担に関わる大きな要素ですが、それだけで痛みが決まるわけではありません。無理のない減量と、筋力、歩き方の見直しを組み合わせていくことが欠かせません。数字に追われすぎず、自分の膝の状態に合った進め方を選んでいきましょう。

今日は、椅子から立ち上がるときの膝の向きと、靴底のすり減り方を確認してみてください。足首や股関節の曲がりにくさに気づくこともあり、体重計の数字だけでなく体の使い方も大切な手がかりになります。

体重だけでなく、膝の状態や歩き方の癖も含めて確認したい方は、星野BodyCare鍼灸整骨院 和泉本院へお気軽にご相談ください。


院長:星野

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