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赤ちゃんの向き癖、治し方を専門家が解説

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こんにちは、星野BodyCare鍼灸整骨院・和泉本院の星野です。

いつも同じ方向を向いて寝ている我が子を見て、なんとなく気になってしまうことはありませんか。

そのまま様子を見てもいいのか、それとも早めに向き癖の対策を始めるべきか、迷いながら赤ちゃんの頭の形について検索された方も多いはずです。

院長:星野

向き癖の相談は初めての育児の方から特に多くいただきますが、正しい対処法を知らないまま様子を見てしまっている方が本当に多い印象です

目次

向き癖はなぜ起こるの?

向き癖とは、赤ちゃんが寝ているときや抱っこされているときに、決まった一方向ばかりを向いてしまう状態のことを指します。まだ首の筋力が発達していない時期は、一度楽な向きを覚えると、そのままその向きに偏りやすくなってしまいます。ここでは、向き癖が生まれる主な理由を整理していきましょう。

寝る向きや姿勢のクセ

赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごすため、いつも同じ方向を向いて寝かせていると、その向きが自然とクセになってしまいます。テレビや窓、家族が近づく方向など、外から興味を引くものがある方向を好んで向くケースも多く見られます。

首や体の使い方の癖

赤ちゃんによっては、片側の首の筋肉がやや緊張しやすい、あるいは体の使い方に左右差があることもあります。向き癖が強く、反対側にどうしても向いてくれない場合は、首の動きに何らかの制限が隠れている可能性もあるため、注意して見ておきたいポイントです。

放置してしまうと頭の形にどう影響するの?

向き癖をそのままにしておくと、同じ方向に体重がかかり続けることになり、後頭部の平坦化や左右差につながっていくことがあります。ここでは、なぜ早い段階での対応がそれほど大切なのかをお伝えしていきます。

赤ちゃんの頭蓋骨はやわらかく、生後6ヶ月頃までは特に変化しやすい時期です。向き癖による圧迫が長く続けば続くほど、頭の形への影響も大きくなりやすいため、気づいた時点でできるだけ早く対応を始めることが、後悔を残さない一番の方法だと感じています。

自然に治るケースと注意したいケース

「そのうち治るよ」という言葉をよく耳にするかと思いますが、実際には向き癖の程度によって経過が異なります。ここでは、見極めのポイントをお伝えしていきます。

軽度の向き癖であれば、首がしっかり座り、寝返りやお座りができるようになる過程で自然に改善していくことも少なくありません。一方で、生後3ヶ月を過ぎても一方向への偏りが強く続く場合や、反対側に向けようとしても嫌がって顔をそむけてしまう場合は、自然な改善を待つだけでなく、早めに専門家へ相談したほうが良いケースだと考えられます。判断に迷ったときは、無理に様子を見続けず、一度確認してもらうことをおすすめしています。

発達のステップこそが向き癖の一番の治し方

向き癖の改善において、実は寝返りやうつ伏せ遊び、ハイハイといった発達のステップをしっかりクリアしていくことが、何よりも大切な意味を持っています。ここからは、成長の過程がどのように向き癖の解消につながっていくのかを詳しくお伝えします。

うつ伏せ遊びで自分の力で向きを変える練習をする

うつ伏せの姿勢で遊ばせる時間は、向き癖の改善において非常に効果的な方法のひとつです。うつ伏せになると、赤ちゃんは重力の影響を受けながら自分で頭を持ち上げようとするため、首や体幹の筋力が育ち、自分の意志で向きを変える力がついていきます。目安として、月齢×10分程度を1日の中で数回に分けて取り入れると良いでしょう。嫌がる場合は無理をせず、短時間から少しずつ慣れさせていくことが大切です。

寝返りができると圧迫が自然に分散される

うつ伏せ遊びを続けていくと、やがて寝返りができるようになります。寝返りができるようになると、それまで一方向に偏っていた圧迫が自然に分散されはじめ、向き癖そのものが少しずつ和らいでいく傾向があります。寝返りの練習は、安全な環境を整えたうえで、たくさんの機会を作ってあげたいところです。

ハイハイの時期が改善のラストスパートになる

ハイハイができるようになると、赤ちゃんは自分の意志で頭や体の向きを自由に変えられるようになります。この段階まで来ると、後頭部が一点に押しつけられ続ける時間が大きく減っていき、向き癖も頭の形も同時に整いやすい状態になります。寝返り・うつ伏せ・ハイハイという発達のステップを一つずつ丁寧にクリアしていくことこそが、向き癖にとって最も自然で効果的な治し方だと言っても過言ではありません。

発達がゆっくりな場合は特に注意したい

寝返りやハイハイの時期には個人差がありますが、月齢が進んでもなかなか進まない場合、体の使い方に何らかの癖や首の硬さが隠れていることもあります。発達がゆっくりなお子さんほど向き癖や頭への圧迫が長引きやすいため、早い段階で発達の様子もあわせて確認しておくことが安心につながります。

今日からできる向き癖の治し方

発達のステップを大切にしながら、日常生活のなかでも取り入れやすい工夫をあわせてご紹介します。どれも特別な道具を必要としない方法です。

  • 寝る向きと逆側に興味を引くものを置く
  • 縦抱き・横抱きを交互に取り入れる
  • うつ伏せ遊びを毎日少しずつ続ける
  • 寝返りやハイハイの練習を安全な環境で促す

こうした工夫を積み重ねながら、発達のステップを一つずつ後押ししてあげることが、向き癖の改善に向けた一番の近道になります。

セルフケアで改善しないときの選択肢

ご家庭での工夫を続けても、なかなか向き癖が改善しない、あるいは首の動きに硬さを感じるという場合もあります。そうしたときには、無理に自己判断で対応を続けるよりも、専門家に体の状態を確認してもらうことが安心につながります。

当院では、向き癖や頭の形のご相談に対して、首や体全体のバランス、発達の進み具合まで丁寧に確認しながら、ご家庭でできることと専門家として対応できることを分けてお伝えしています。

星野からお伝えしたいこと

私自身、幼いころから体の不調と長く向き合ってきた経験があり、小さな違和感を放置してしまうことのつらさを身をもって理解しています。

向き癖は、多くのご家庭で一度は経験する身近な悩みです。寝返りやうつ伏せ遊び、ハイハイといった発達のステップを大切にしながら、早い段階で工夫を積み重ねていけば、改善につながるケースもたくさんあります。

それでも気になることがあれば、様子を見続けて悩み続ける必要はありません。ひとりで抱え込まず、どうぞ遠慮なくご相談ください。


院長:星野

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