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妊娠初期の股関節痛、原因と対処法は?

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こんにちは、和泉市の星野BodyCare鍼灸整骨院の星野です。妊娠が分かって嬉しい気持ちの一方で、「なんか足の付け根が痛い…」と感じていませんか?

初めての体の変化に戸惑って、これって普通のこと?赤ちゃんに何か影響はない?と不安になってスマホを手に取った方も多いと思います。今回は妊娠初期に起こりやすい股関節の痛みについて、その原因と今日からできる対処法をしっかりお伝えしていきます。

院長:星野

私自身、学生時代からさまざまなスポーツをしてきた中で何度も股関節まわりの不調を経験しました。妊娠中という特殊な時期のお体は、普段とは全く違うメカニズムで痛みが出てきます。ぜひ最後まで読んで、今のあなたの体の状態を正しく理解してほしいと思います

目次

妊娠初期に股関節が痛くなるのはなぜ?

妊娠初期というのは、体の外見がほとんど変わらないにもかかわらず、体の内側では驚くほど大きな変化が起きています。股関節まわりに痛みや違和感が出てくる背景には、主にホルモンの影響と体の構造的な変化という二つの大きな要因があります。この時期に起こる股関節の痛みは、多くの場合、妊娠に伴う正常な体の反応のひとつです。ただ、「正常だから我慢しなければならない」ということとは全く別の話ですので、その点はしっかり知っておいてください。

リラキシンというホルモンが体を緩める

妊娠初期から分泌が始まるリラキシンというホルモンをご存知でしょうか。このホルモンは、お産の時に赤ちゃんが通りやすいよう骨盤のまわりの靭帯や関節を柔らかくするために分泌されます。

ところが、このリラキシンは骨盤だけでなく股関節を支えている靭帯にも作用します。本来しっかりと関節を固定していた組織が緩んでくることで、股関節の安定性が落ち、わずかな動作でも痛みや違和感を感じやすくなってしまうのです。

リラキシンの分泌は妊娠2〜3ヶ月頃からピークを迎えることが多く、まさに妊娠初期に股関節の痛みが出やすい理由はここにあります

円靭帯の牽引痛も見逃せない

子宮は妊娠によってどんどん大きくなっていきます。その子宮を支えている「円靭帯」という靭帯が引っ張られることで、足の付け根からお腹の横にかけてズキッとした痛みが出ることがあります。

この痛みは立ち上がった瞬間やくしゃみをしたときなど、急に動いたタイミングで感じやすいのが特徴です。「股関節の奥が引っ張られる感じがする」という表現をされる方も多いです。

筋力不足と骨盤のゆがみが加わると痛みが増す

現代の生活スタイルでは、座りっぱなしの時間が長くなりがちです。骨盤まわりや股関節を支えるインナーマッスルが弱っている状態で妊娠初期を迎えると、リラキシンによる関節の緩みに筋力不足が重なって、より強い痛みが出やすくなります。

また、もともと骨盤にゆがみがある方は、そのアンバランスが股関節への負担を増やします。片側だけ痛いというケースは、このゆがみが関係していることも少なくありません。

こんな痛み方をしていませんか?

妊娠初期に股関節に痛みが出る方に共通して多い症状を、以下にまとめました。自分に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。

  • 朝起きて立ち上がった瞬間、足の付け根にズキッとした痛みが走る
  • 歩き始めの一歩目だけが特に痛く、しばらく歩くと楽になる
  • くしゃみや急に立ち上がった拍子に、下腹から足の付け根にかけて引っ張られる感覚がある
  • 仰向けで寝ていると股関節まわりが張って眠りづらい
  • 片側だけ、または両側の足の付け根が重だるく感じる

これらは妊娠初期に比較的よく見られる症状です。ただし、痛みがどんどん強くなる場合や、出血を伴うような場合は産婦人科への相談を優先してください。

赤ちゃんへの影響は?まず気になるポイントを整理します

一番心配なのはやはり「この痛みは赤ちゃんに何か悪影響があるのか」ということではないでしょうか。結論から言うと、ホルモンや靭帯の変化による股関節の痛みそのものが赤ちゃんに直接ダメージを与えることはありません。

ただ、痛みをかばおうとして姿勢が崩れたり、動くことを怖がって活動量が極端に減ったりすることが、長い目で見ると体全体の血流や筋力に影響することがあります。つまり「我慢して動かない」ことがかえって体に負担をかけてしまうケースもあるということです。

適切なケアをしながら、できる範囲で体を動かしていくことが大切です。

今日からできる!股関節の痛みへのセルフケア

病院に行く前に、自宅でできることから始めたいという方のために、比較的安全に実践できるセルフケアを紹介します。ただし、痛みが強いときや出血がある場合は必ず専門家に相談してから行うようにしてください。

①骨盤を安定させるサポーターを活用する

リラキシンによって緩んだ骨盤まわりを外側からサポートするために、骨盤ベルト(トコちゃんベルトなど)を使うことがあります。腸骨の出っ張りのすぐ下、転子部のあたりに巻くことで骨盤が安定し、股関節への負担を軽減してくれます。ただし、きつく締めすぎると逆効果になることもあるため、助産師さんや専門家に正しい巻き方を教えてもらうのがベストです。

②楽な寝方を工夫する

妊娠初期のうちはまだ仰向けで寝ることもできますが、股関節に痛みがある方には横向き寝がおすすめです。横になったとき、上側の膝の下にクッションや抱き枕を挟むことで股関節の角度が安定し、痛みが出にくくなります。寝返りがしやすいように、体の下に硬めのマットレスを使うことも一つの方法です。

③股関節まわりを温めてほぐす

冷えは筋肉をこわばらせ、痛みを増幅させます。お風呂にゆっくり浸かって股関節まわりを温めることは、筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。シャワーだけで済ませている方は、ぬるめのお湯に浸かることから試してみてください。

④無理のない範囲でゆっくり動く

痛みがあるからといって完全に動かないでいると、筋力がさらに低下して状況が悪化することがあります。ゆっくりとした歩行や、水中ウォーキングなど股関節への負担が少ない運動を、体の状態に合わせて取り入れていきましょう。

病院に行くべき?どこに相談すればいい?

「産婦人科に行けばいい?それとも整形外科?」と迷う方も多いですよね。以下の表を参考にしてみてください。

症状・状況まず相談するところ
出血や下腹部の張りを伴う産婦人科(最優先)
痛みが強く歩行が困難産婦人科 → 整形外科・整骨院
ホルモン・姿勢・筋肉由来の股関節の痛み鍼灸整骨院・整体院
痛みは軽いが慢性的に続いている鍼灸整骨院・整体院

産婦人科で「赤ちゃんには問題ない」と言われたけれど痛みが続いているという場合は、骨盤や股関節まわりの筋肉・姿勢にアプローチできる鍼灸整骨院や整体院への相談がとても有効です。

妊娠中でも施術は受けられるの?

「妊娠中に整体や鍼灸は大丈夫なの?」という不安の声をよく聞きます。もちろん妊娠の状態や週数によって対応が異なりますが、安定期(妊娠5ヶ月頃)以降であれば妊娠に対応した施術が受けられる院は多くあります。

妊娠初期は特に慎重な対応が必要な時期です。ただし、骨盤の状態や姿勢を評価してもらうことや、正しいセルフケアの指導を受けることは、この時期でも大切なことです。施術を受ける前にかかりつけの産婦人科の先生に相談し、問題ないと確認できた上で専門家を頼ることをおすすめします。

当院では、妊娠中のお体の状態に配慮しながら、検査と丁寧な問診をもとにひとりひとりに合ったアドバイスをしています。不安なことがあれば、まずは相談だけでも来ていただいて構いません。

放置すると何が起きる?知っておきたいリスク

「今は大丈夫」と感じていても、妊娠初期の股関節の痛みを放置しておくことにはリスクがあります。痛みをかばうことで姿勢が崩れ、腰痛や恥骨痛、さらには産後まで不調が長引くケースも珍しくありません。

また、股関節まわりの筋肉が弱ったまま体重が増えていく妊娠後期を迎えると、痛みがさらに強くなる可能性があります。妊娠初期のうちに正しい知識を持ち、体のケアを始めることが、産後の回復にも大きく影響します。

「仕方ない」と諦めるのではなく、早めに対処することがあなたと赤ちゃん両方のためになると、私は日々の施術を通じて強く感じています。

股関節の痛みの原因を根本から見つけることが大切な理由

ここまで読んでいただいて、妊娠初期の股関節の痛みには複数の原因が絡み合っているということがお分かりいただけたと思います。大切なのは「痛みを一時的に消す」ことではなく、「なぜ痛みが出ているのかを正確に把握する」ことです。

私自身、幼少期から様々なスポーツをしてきた中で、骨盤まわりや股関節のトラブルを繰り返してきました。鍼灸師である父の施術を通じて、痛みの原因を理解することがどれほど大切かを身をもって経験しています。その経験があるからこそ、「とりあえず痛みを取れればいい」という考えではなく、原因をしっかり特定してからアプローチすることを当院では大切にしています。

妊娠中という特別な時期だからこそ、あなたの体のことを正しく理解してくれる専門家を頼ってほしいと思います。ひとりで不安を抱えないでください。どんな小さな疑問でも、いつでも気軽に相談しに来てください。あなたの体のことを一緒に考えます。


院長:星野

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