
院長:星野お気軽にご相談ください!
いつもご覧いただきありがとうございます。星野BodyCare鍼灸整骨院の星野です。
朝ベッドから起き上がるとき、骨盤のまわりがぎゅっとこわばっている感じがする。歩き始めの一歩目にだけ、腰骨のあたりが張ってつらい。そんな経験が続いていませんか?


「痛みというほどではないから……」と後回しにしがちな症状ですが、骨盤の張り感や違和感は、骨盤のアライメントや周囲の筋肉が悲鳴を上げているサインであることがほとんどです。
毎朝感じる不快感を「仕方ない」で片づけてきた方に、ぜひ読んでいただきたい内容をまとめました。


学生時代、バレーボールやバドミントンに打ち込んでいた頃、練習前に骨盤まわりがやたらと張ってつらい朝が何度もありました。当時は「ウォームアップ不足かな」で済ませていましたが、後から振り返ると骨盤の歪みと筋肉の硬直が重なっていたんだとわかります。あの頃に正しい知識があれば——そう思うからこそ、同じ状態にある方にきちんと伝えたいのです
骨盤まわりに張りが出る原因は、単純な筋疲労だけではありません。骨盤の位置・姿勢・睡眠中の体の状態・日中の動作パターンが複雑に絡み合っています。特に朝や歩き始めに張りを感じる方に多く見られる原因を、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。ご自身の症状がどのタイプに当てはまるかを意識しながら読んでみてください。
夜寝ている間、人は長時間ほぼ同じ姿勢を保ち続けます。骨盤まわりの筋肉は同じ状態を維持しようとして緊張し続け、じわじわと硬くなっていきます。さらに睡眠中は体温が下がり血流も低下するため、疲労物質がうまく排出されない状態が続きます。
これが朝起き上がるときに感じる「骨盤まわりのこわばり」や「張り感」の正体です。日中は動いて血流が戻るためいつの間にか楽になりますが、また翌朝繰り返される——そのサイクルを経験している方はとても多いです。
骨盤が前に傾きすぎている(前傾)状態では、腰が反り、腸腰筋や大腿直筋が慢性的に引っ張られた状態になります。仰向けに寝ると腰が床から大きく浮き上がり、睡眠中ずっと腰〜骨盤の筋肉に余分な負荷がかかり続けます。
反対に骨盤が後ろに倒れている(後傾)状態では、お尻まわりや骨盤底筋群が常に引き伸ばされ、朝の歩き始めにじんわりとした張りが出やすくなります。どちらのタイプかによって症状の出方が変わってくるのです。
骨盤が左右どちらかにズレていると、一方の筋肉だけに偏った負荷がかかり続けます。その結果、特定の側だけ張りが強く出たり、歩き始めの一歩目にだけ違和感が出たりします。「なぜか右(または左)ばかり張る」という方は、骨盤の歪みによる左右不均衡が根本原因になっている可能性がとても高いです。
この状態はストレッチだけでは改善しにくく、骨盤のアライメントを整えることが先決になります。
筋肉を包む筋膜が癒着すると、動き始めの際に「引っかかる感じ」「張る感じ」として現れます。長時間のデスクワーク・産後の運動不足・運動習慣の急な変化などが引き金になることが多く、特に朝の一番動いていない状態から動き出すときに顕著です。
骨盤まわりに張りが出やすい方には、いくつかの共通した生活習慣があります。当てはまるものはないか、チェックしてみてください。
これらの習慣は骨盤のアライメントを徐々に崩し、周囲の筋肉に偏った負荷をかけ続けます。どれかひとつであればまだ回復力でカバーできても、複数重なると体は自覚症状として張りやこわばりを出してきます。
出産後は骨盤を構成する靭帯が緩んだ状態から少しずつ戻っていきます。この時期に骨盤が正しい位置に戻らないまま日常生活を続けると、筋肉が不自然な位置で固まってしまい、朝や動き始めに骨盤まわりが張る感覚が慢性化しやすくなります。
産後6ヶ月以内が最も骨盤が整いやすい時期ですが、それを過ぎていても改善は十分に可能です。「もう手遅れかな」と思っている方こそ、ぜひご相談ください。
すぐに整骨院に行けない方のために、自宅でできるセルフケアをご紹介します。これらは日常のメンテナンスとして取り入れていただける内容ですが、根本的な改善には原因の特定と適切な施術が必要です。あくまでも補助として活用してください。
仰向けに寝たまま両膝を立て、左右にゆっくり倒す「骨盤ゆらゆら体操」は、起き上がる前に筋肉と骨盤まわりをほぐすのにとても効果的です。左右に倒すときは腰がついてこないよう、骨盤だけを意識して動かすのがポイントです。10往復ほど繰り返してから起き上がると、朝の張りが軽減されやすくなります。
片膝立ちの姿勢から、後ろ足の付け根前側をゆっくり伸ばします。お腹に少し力を入れながら骨盤を前に送り出すイメージで10〜15秒キープします。腸腰筋が緩むことで骨盤前傾が改善され、歩き始めの一歩目の張りが和らいでいきます。
骨盤底筋が過度に緊張している場合は、意識してゆるめる練習が有効です。仰向けで膝を立て、鼻から息を吸いながらお腹を膨らませ、口から細くゆっくり吐きながら骨盤底をふわっと緩めるイメージで呼吸します。これを5〜10回繰り返すだけで、骨盤底の過緊張がほぐれ、まわりの張りが楽になる方も多いです。
使っているマットレスが柔らかすぎる場合、睡眠中に骨盤が沈み込んで筋肉への負担が増します。また、うつ伏せ寝は腰椎や骨盤への圧迫が強くなるため、できるだけ仰向けか横向きで膝の間にクッションをはさむ姿勢がおすすめです。
日常的なセルフケアを続けても改善が見られない場合や、以下のような状態になってきたときは、早めに専門家に相談してください。
| 症状のサイン | 考えられる状態 |
|---|---|
| 張りが「痛み」に変わってきた | 筋肉の炎症・仙腸関節障害への移行 |
| 片側だけの張りが慢性化している | 骨盤の歪みによる筋肉の左右アンバランス |
| 朝だけでなく日中も張り感が続く | 骨盤底筋群の過緊張・筋膜の広範囲な癒着 |
| 足のしびれや重さを感じるようになった | 梨状筋症候群・神経への影響が出始めている |
| 生理痛が悪化したように感じる | 骨盤内の血流低下・内臓への影響の可能性 |
「骨盤まわりが張る感じ」は、見方を変えると体が今のうちにケアをしてほしいと発しているシグナルです。痛みに変わってしまってからでは回復に時間がかかります。
骨盤まわりの張りを訴えて来院される患者さんに対して、当院がまず行うのは丁寧な検査です。骨盤の前傾・後傾・左右差、股関節の可動域、インナーマッスルの筋力バランス、神経の状態——これらを4種類の検査で確認し、張りが出ている本当の原因を特定します。
骨盤の前傾が原因であれば腸腰筋・大腿直筋の緩和と骨盤前傾の矯正を行います。左右の歪みが原因であれば骨盤のアライメント調整と中殿筋・梨状筋のリリースを組み合わせます。筋膜の癒着が原因であれば筋膜リリースを中心に、動きの再教育を行います。
「張り感があるからとにかく骨盤を矯正する」という画一的な施術は行っていません。検査で原因を特定したうえで、あなたの体に合ったアプローチを組み立てていきます。
当院では施術を受けて終わりではなく、日常生活の中でご自身でできるストレッチや姿勢の改善方法を必ずお伝えしています。なぜなら、一日のうちで整骨院にいる時間はほんの一部です。残りの時間をどう過ごすかが、改善のスピードと再発の防止に大きく影響するからです。
「骨盤矯正」というとボキボキされるイメージを持つ方も多いですが、当院の手技はソフトで体に負担をかけない方法を採用しています。施術中はリラックスして受けていただける方がほとんどです。小さなお子さまのいるお母さんや、体に不安のある方も安心してお越しください。
もちろんです。「痛みはないけれど張りが続いている」「病院に行くほどかどうかわからない」という段階でのご相談こそ、当院が大切にしているものです。早い段階でアプローチするほど、改善も早くなります。
産後1〜2ヶ月(帝王切開は2ヶ月)以降であれば施術を受けていただけます。産後何年経っていても骨盤の改善は可能ですので、「もう遅い」と諦めずにご相談ください。
ホルモンバランスの変化によって骨盤まわりの靭帯が緩み、筋肉が代わりに骨盤を支えようとして過緊張状態になるケースがあります。更年期以降に張りが増えたと感じている方にも、骨盤矯正と筋肉ケアの組み合わせは有効です。
父が鍼灸師だった環境で育ち、自分自身も体の不調と長く向き合ってきたからこそ思うことがあります。体のサインは、気づいたときが一番のタイミングです。「まだ痛いほどではない」「忙しいから後でいい」——その判断が、慢性的な不調への入口になることがあまりにも多いのです。
朝起き上がるたびに骨盤まわりがこわばる、歩き始めの一歩目に違和感がある。その感覚が続いているなら、体はすでに何かを訴えています。一人で抱え込まずに、気軽に相談してください。あなたの体に何が起きているのかを一緒に丁寧に読み解いて、最善の方法を考えていきます。いつでもお声がけをお待ちしています。

