
院長:星野お気軽にご相談ください!
こんにちは。和泉市の星野BodyCare鍼灸整骨院、院長の星野です。今日は「椅子から立ち上がるたびにお尻の奥がズキッと痛む」「階段を上ると片側のお尻の付け根に鋭い痛みが走る」という悩みについてお話しします。


実は、こういったお尻の付け根の痛みは、産後の骨盤トラブルが深く関係しているケースが非常に多いんです。「産後は関係ない」と思っていた方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
「時間が経てば治る」と言い聞かせながら、気づけば何ヶ月も同じ痛みと付き合い続けている、そんな方のもとに多くのヒントが届けられますように。


自分自身も幼少期から川崎病や繰り返す入院など、体の不調と長く向き合ってきました。だからこそ「なぜ痛むのか」「どうすれば根本から変わるのか」を一緒に考えることを一番大切にしています
「お尻の付け根が痛い」という訴えは、一見シンプルに聞こえますが、実際には複数の構造が関わっている複雑なサインです。骨・靭帯・筋肉・神経、それぞれが絡み合っている場所だからこそ、原因を特定せずに対処しても改善しないことが多いのです。
お尻の付け根と一口に言っても、その痛みの発生源はさまざまです。腰の骨と骨盤をつなぐ仙腸関節、お尻の深部にある梨状筋(りじょうきん)、股関節そのもの、あるいは坐骨神経への圧迫など、場所によって原因も対処法もまったく変わります。
「椅子から立ち上がる瞬間だけ痛い」「歩き始めの数歩だけギシッとする」「右側だけ、あるいは左側だけ痛む」といった特徴的なパターンがある場合、それぞれに考えられる疾患が異なります。あなたの痛みはどのタイプに近いでしょうか。
当院にお尻の付け根の痛みでいらっしゃる方に多く見られる原因として、次のようなものがあります。それぞれ原因が異なるため、まずは検査による特定が欠かせません。
「もう産後1年以上経っているのに、なぜまだお尻が痛いの?」という疑問を持つ方は少なくありません。産後の骨盤まわりは、妊娠・出産というプロセスを経て大きく変化しており、その影響が長期にわたって残ることがあります。適切なケアをしないまま日常を送っていると、痛みが慢性化してしまう可能性が高くなるのです。
妊娠中、体は出産に備えて「リラキシン」というホルモンを分泌します。このホルモンは骨盤の靭帯を柔らかくほぐして産道を広げるためのものですが、同時に骨盤全体の安定性を低下させる作用もあります。
このリラキシンの影響は産後も数ヶ月続くことがあり、骨盤が不安定なまま育児や家事の負担がかかることで、お尻の付け根や仙腸関節に過度なストレスが積み重なっていきます。これが産後特有の痛みの大きな原因のひとつです。
赤ちゃんを抱き上げる・授乳する・中腰でオムツを替える、こういった動作は一見軽そうに見えて、骨盤まわりには相当な負荷がかかります。しかも1日に何十回も繰り返されるため、蓄積ダメージが大きくなりやすいのです。
片側だけで抱っこする癖がついていたり、授乳中に同じ姿勢を長時間続けていたりすると、骨盤のゆがみが固定化されていきます。「痛いけど子育て中だから仕方ない」と我慢して放置すると、後になるほど改善に時間がかかることを知っておいてほしいのです。
産後の骨盤トラブルは、適切なケアなしに放置された場合、約20%の女性が慢性的な症状へと移行するというデータがあります。腰痛・股関節痛だけでなく、骨盤底筋の機能低下による尿漏れ、姿勢の崩れによる肩こりや膝への影響まで、全身のバランスが崩れていくケースも珍しくありません。
「出産したのだから体が変わるのは当然」と思い込んでいる方も多いですが、それは変化を受け入れることではなく、改善できる状態を諦めてしまっていることかもしれません。
日常のどのような動作でお尻の付け根に痛みが出るかによって、原因の目星をつけることができます。以下の項目を参考に、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。もし複数当てはまる場合は、早めの対処をおすすめします。
| こんな時に痛む | 考えられる原因 |
|---|---|
| 椅子から立ち上がる瞬間 | 仙腸関節障害・変形性股関節症初期 |
| 階段の昇り降り | 中殿筋の機能低下・梨状筋症候群 |
| 長時間座った後に歩き始め | 梨状筋の血行不良・仙腸関節の硬化 |
| 朝、起き上がる時だけ痛い | 仙腸関節炎・炎症性の関節障害 |
| 右側(または左側)だけ痛む | 骨盤のゆがみ・仙腸関節の左右差 |
| 赤ちゃんを抱き上げる時に痛む | 産後の骨盤不安定性・腸腰筋の過緊張 |
「病院に行く前にまず自分でどうにかしたい」という気持ち、すごくよくわかります。ただ、原因が特定できていない状態でのセルフケアは、症状を和らげる効果はあっても、根本的な解決にはなりにくいのが現実です。ここでは、悪化させないために意識してほしいポイントをお伝えします。
まず取り組みやすいのは、骨盤に余計な負荷をかけない習慣をつくることです。片側だけでの抱っこはできるだけ左右を交互にする、足を組む姿勢や横座りを避ける、床から立ち上がる際は膝を立てて体の正面に重心を乗せてから立つ、といった小さな積み重ねが大切です。
長時間同じ姿勢を続けることも、骨盤まわりの筋肉を固めてしまう原因になります。30〜40分に一度、少し体を動かして血流を促すだけでも変化を感じやすくなります。
お尻の痛みに効くストレッチとしてよく紹介されるのが、梨状筋や内ももを伸ばすものです。床に座って足の裏同士を合わせ、ゆっくり膝を開くバタフライストレッチなどは比較的安全に取り組めます。ただし痛みを感じる範囲を超えて無理に伸ばすことは逆効果になることもあるため、心地よい範囲にとどめることが鉄則です。
特に産後間もない時期は、靭帯がまだ不安定な状態である場合があります。ストレッチよりも安定化のための動きを優先すべきケースも多いため、気になる方はまず専門家に相談することをおすすめします。
「整形外科?それとも整骨院?産婦人科?」と迷っている方も多いと思います。お尻の付け根の痛みは、発生している部位や原因によって対応できる専門家が変わるため、迷いやすいのは当然のことです。
整形外科はレントゲンやMRIによる画像診断が得意で、骨や軟骨の変形、椎間板の異常などを確認するのに適しています。一方、仙腸関節障害や梨状筋症候群のように画像には映りにくい機能的な問題は、整形外科での検査では「異常なし」と言われることも少なくありません。
整骨院・鍼灸院では、姿勢や動き・筋肉の状態・骨盤のアライメントを丁寧に評価し、機能的な問題にアプローチすることができます。「どこに行っても異常なしと言われたが痛みが続く」という方こそ、一度こういった視点からの検査を受けてみる価値があります。
以下のような症状がある場合は、自己判断でのセルフケアだけに頼らず、早めに専門家への相談をおすすめします。
私自身、幼い頃から体のトラブルと長く向き合ってきました。川崎病を発症して毎年大学病院に通い、競技スポーツでの故障も何度も経験してきた中で、鍼灸師の父による施術を通じて「原因がわかること」の大切さを肌で感じてきました。それが今の施術スタイルの根っこにあります。
当院では、柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ院長が、問診・検査・施術のすべてを一貫して担当します。担当者が変わるたびに情報が引き継がれない、というストレスはありません。
初回の問診と検査に多くの時間をかけるのは、原因を特定せずに施術を始めても、症状はいずれ再発するからです。「どこに行っても同じことの繰り返し」という経験をされてきた方にこそ、一度来ていただきたいと思っています。
姿勢分析・関節可動域検査・整形外科的検査・動作分析の4つを組み合わせることで、表面からは見えにくい原因にもアプローチできます。骨盤のゆがみや仙腸関節の左右差、梨状筋の緊張状態なども、丁寧な検査で明らかにしていきます。
育児中のママがなかなか整骨院に行けない理由のひとつが「子どもを連れて行けるか不安」という点です。当院にはキッズスペースを完備し、女性スタッフも常駐しています。「子どもと一緒に来られるならもっと早く来ればよかった」というお声を、多くのママさん患者様からいただいています。
駐車場も4台完備、最終受付は19時30分、土曜日も診療しているので、育児や仕事のスケジュールに合わせてご予約いただけます。
はい、もちろんなります。デスクワークで長時間座り続ける方、立ち仕事で片側に重心が偏りやすい方、運動習慣がなく股関節まわりの柔軟性が低下している方など、産後以外でも仙腸関節障害や梨状筋症候群は起こります。ただ、産後はリスクが特に高まる時期であることは間違いありません。
症状の程度・原因の種類・日常の負荷によって個人差がありますが、早期に対処するほど改善までの期間が短くなる傾向があります。「もうずっとこのままなのかな」と諦める前に、まずは原因を正しく知るところから始めましょう。
骨盤ベルトは一時的に関節を補助する効果はありますが、長期間使い続けることで骨盤まわりの筋力がかえって低下してしまう可能性があります。痛みが強い急性期の補助には有効ですが、根本的な解決のためには筋力の回復と正しい動作パターンの再教育が必要です。
お尻の付け根の痛みは、原因を正しく特定することなしに、本当の意味での改善は難しいと私は考えています。「立つたびに痛む」「階段がつらい」「産後からずっとこの痛みと付き合っている」そんな毎日を当たり前にしてほしくないのです。一人で抱え込まないで、いつでも気軽に相談してください。あなたの体と本気で向き合うことが、私の仕事です。

