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産後の骨盤矯正を自分で行うメリットとデメリット

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産後の骨盤ケアは自分でできる?正しい方法と注意点

こんにちは、星野BodyCare鍼灸整骨院の星野です。出産を終えたママさんから「産後の骨盤を自分で整えたいのですが、どうすればいいですか?」というご相談を本当によくいただきます。赤ちゃんのお世話で外出するのも大変だし、まずは自宅でできることから始めたいと思いますよね。

産前のズボンが履けない、腰や股関節が痛む、お腹周りが引き締まらないといった悩みを抱えながら、なんとか自分で解決したいという気持ちはよく分かります。でも実は、産後の骨盤矯正には注意すべきポイントがあって、自分の体の状態に合っていない方法で行うと逆効果になってしまうこともあるんです。

院長:星野

今日は安全で効果的な産後の骨盤ケアについて、注意点も含めてしっかりお伝えしていきますね

目次

産後に骨盤ケアが必要な理由

出産後のお母さんの約55%が産後3ヶ月経っても骨盤周りの痛みを抱えているというデータがあります。これは妊娠中のホルモンの影響で骨盤を支える靭帯が緩み、出産時に骨盤が大きく開くことが原因なんです。

産後の骨盤は不安定な状態にあり、そのまま放置すると腰痛や股関節痛が慢性化したり、骨盤底筋が弱くなって尿漏れの症状が出たりすることもあります。育児で前かがみの姿勢が続くと骨盤への負担はさらに増していくので、早めのケアが本当に大切です。

ただし、産後の体は想像以上にデリケートな状態です。間違った方法でセルフケアを行うと、かえって症状を悪化させてしまう可能性があることも知っておいてください。

セルフケアが逆効果になってしまうケース

自宅でできる産後の骨盤ケアはたくさん紹介されていますが、実は誰にでも同じ方法が効果的というわけではありません。骨盤の歪み方や筋肉のバランスは一人ひとり違うからです。

自分の姿勢タイプを知らずに行うリスク

例えば、骨盤が前傾している方と後傾している方では、必要なケアが全く異なります。骨盤が前に傾いて反り腰になっている方が、さらに腰を反らすようなエクササイズを続けてしまうと、腰への負担が増して痛みが悪化してしまうんです。

逆に骨盤が後傾して猫背になっている方が、背中を丸める動作ばかり繰り返すと、姿勢がさらに崩れてしまいます。自分の姿勢タイプを正しく理解せずにセルフケアを続けることは、実はとても危険なことなんですよね。

痛みがあるのに無理を続けてしまう

セルフケアの動画や記事を見て「これをやれば治る」と思い込み、痛みがあるのに無理を続けてしまう方も多いです。産後の体はホルモンの影響で関節が緩んでいる状態なので、痛みを我慢してストレッチやエクササイズを続けると、靭帯や関節を傷めてしまう可能性があります。

体調が優れない日や痛みを感じる動作は、すぐに中止することが大切です。「少しくらい痛くても頑張らなきゃ」という考えは産後の体には禁物だと覚えておいてください。

左右のバランスを考えずに行ってしまう

産後のママさんは抱っこやおむつ替えで、無意識のうちに左右どちらかに偏った体の使い方をしていることが多いです。その状態で左右均等なエクササイズだけを行っても、すでに歪んでいる体のバランスを整えることはできません。

むしろ、弱っている側の筋肉はそのままで強い側だけがさらに鍛えられてしまい、歪みが固定されてしまうこともあるんです。自分の体の左右差を正しく把握することがとても重要なんですよね。

安全に自宅でできる産後の骨盤ケア

それでは、自宅でも安全に行える基本的な産後の骨盤ケアについてお伝えしていきます。産後6週間の産褥期が終わってから始めるのが基本で、帝王切開の場合はさらに様子を見る必要があるので必ず医師に確認してくださいね。

骨盤底筋トレーニングの基本

骨盤底筋は出産で最もダメージを受けやすい部分です。仰向けに寝て膝を立て、お尻の穴を締めるようなイメージで5秒間キープし、ゆっくり緩めます。これを10回繰り返すだけでも効果がありますよ。

このトレーニングは比較的安全に行えますが、痛みや違和感がある場合は無理をしないでください。授乳中や赤ちゃんが寝ている隙間時間でもできるので、体調が良い日に少しずつ始めてみましょう。

骨盤を安定させるヒップリフト

仰向けに寝て膝を立て、お尻をゆっくり持ち上げて肩から膝まで一直線にします。この姿勢を3秒キープしてゆっくり下ろす動作を10回繰り返しましょう。骨盤周りの筋肉を効果的に鍛えられます。

ポイントは腰を反らさないことです。お腹に力を入れながら行うことで、腹筋も同時に鍛えられて産後の体型戻しにも効果的ですが、腰に痛みがある方は控えてください。

骨盤周りをほぐすストレッチ

四つん這いになって背中を丸めたり反らしたりするキャットアンドドッグのストレッチも産後にはおすすめです。ゆっくりとした動きで骨盤周りの筋肉をほぐしながら、背骨の柔軟性も高めることができます。

育児で固まった体をリラックスさせる効果もあるので、朝起きた時や寝る前の習慣にしてみてください。ただし、手首に痛みがある場合は無理に行わないようにしましょう。

専門家による評価が必要な理由

ここまで自宅でできるケアをお伝えしましたが、やはり自分の体の状態を正確に把握するには専門家の評価が必要です。骨盤の歪み方、筋肉のバランス、姿勢の癖は一人ひとり全く異なるからです。

セルフチェックの限界を知る

鏡を見て自分の姿勢をチェックすることはできても、骨盤がどの方向にどれくらい歪んでいるのか、どの筋肉が弱くてどの筋肉が硬くなっているのかを正確に判断することは難しいんです。

当院では4種類の独自検査で骨盤の状態を詳しく調べ、一人ひとりの原因に合わせた施術を行っています。仙腸関節の可動性や筋肉のバランス、姿勢の癖まで細かくチェックするので、自分では気づかなかった問題点が見つかることも多いです。

整体院での施術が必要なケース

腰や股関節の痛みが強い場合、日常生活に支障が出ている場合、セルフケアを続けても改善が見られない場合は、専門家による施術を受けることをおすすめします。また、骨盤底筋の機能低下による尿漏れの症状がある場合も、適切な施術とトレーニング指導を受けた方が早く改善しますよ。

整体院では自分の体の状態に合わせた個別のケア方法を教えてもらえるので、自宅でのセルフケアもより効果的になります。間違った方法で時間を無駄にしたり、症状を悪化させたりするリスクを避けることができるんです。

産後の骨盤ケアで気をつけたいポイント

産後の体は本当にデリケートな状態です。セルフケアを行う際には次のポイントに注意してください。

痛みは体からの重要なサインです

どんなに良いとされるエクササイズでも、痛みを感じたらすぐに中止してください。痛みは体からの「これ以上はダメ」というサインです。我慢して続けても良いことは一つもありません。

育児の疲れが溜まっている日は無理をせず、体調が良い日だけセルフケアを行うようにしましょう。休むことも大切なケアの一つだと考えてください。

骨盤ベルトの使い方にも注意が必要

骨盤ベルトは確かに骨盤を支えてくれますが、長期間使い続けると骨盤周りの筋力が低下してしまいます。あくまで補助的なアイテムとして、正しい位置で適切に使用することを心がけてください。

締めすぎも血行不良を招くので、装着感が不快に感じたら無理に使わないことも大切です。骨盤ベルトに頼りすぎず、徐々に自分の筋力で骨盤を支えられるようにしていくことを目指しましょう。

日常生活の姿勢が何より大切

どれだけ良いエクササイズをしても、日常の姿勢が悪ければ効果は半減してしまいます。授乳の時は背中を丸めず、クッションなどで高さを調整して赤ちゃんを胸に近づけるようにしてください。

抱っこする時も片側だけで抱かず、左右バランスよく交互に抱くことで骨盤の歪みを防げます。座る時に足を組む癖や横座りの習慣も、骨盤の歪みを悪化させる原因になるので意識的に直していきましょう。

産後の骨盤ケアの適切なタイミング

産後の骨盤が安定するまでには、一般的に6ヶ月から1年ほどかかると言われています。この期間に適切なケアを続けることで、産前の体型に近づけることができます。

ただし、骨盤周りの筋力は産後に一度低下しているので、ある程度回復した後も継続的なトレーニングは必要です。週に2〜3回のペースで無理なく続けることで、将来的な腰痛予防にもつながりますよ。

当院に来られる患者さんの中には、産後数年経ってから骨盤の痛みに悩まされる方もいらっしゃいます。早めのケアが本当に大切なので、産後すぐから意識的に体をケアする習慣をつけてほしいと思います。

自分に合った方法を見つけることが大切です

産後の骨盤ケアは、正しい方法で行えばセルフケアでも一定の効果を得ることができます。でも、自分の体の状態に合っていない方法で続けてしまうと、かえって症状を悪化させてしまう可能性があることも忘れないでください。

特に痛みが強い場合や、セルフケアを続けても改善が見られない場合は、一人で悩まずに専門家に相談することをためらわないでほしいんです。自分の体の状態を正確に把握してから適切なケアを始めることが、結果的に一番の近道になります。

当院では国家資格を持つ院長が検査から施術まで一貫して担当し、あなたの体の状態に合わせた最適なケアを提案します。キッズスペースも完備しているので、赤ちゃんと一緒に安心して来院していただけますよ。産後の体の変化に不安を感じているなら、いつでもご相談ください。育児を楽しみながら、健康的な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


院長:星野

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