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右ひざの内側が痛くなってきました
以前からの右ひざの痛みでお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
ひざの痛みに整体や鍼灸は有効?
お世話になります。
以前から右ひざ内側に痛みがあったのですが、最近症状が悪化し、長時間歩くことが困難になってきました。階段の昇り降りも辛く感じ、正座をすると違和感があります。また、歩行時に不安定さを感じることもあり、日常生活に支障が出始めています。
このような症状の原因として、変形性膝関節症や半月板損傷、側副靭帯の問題などが考えられるのではないかと心配しています。痛みの原因や程度を正確に把握したいのですが、どのような検査や診断が必要でしょうか。
また、自宅で痛みを和らげる方法があれば教えていただきたいです。ストレッチや筋力トレーニングなど、自分でできるケアについてアドバイスをいただけると助かります。
鍼灸整体院での施術が膝の痛みに効果的だと聞いたのですが、私の症状に対してどのような治療が可能でしょうか。施術の内容や期待できる効果について詳しく知りたいです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。状況に応じて、診察の予約も検討したいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
こんにちは ご質問ありがとうございます。膝の内側の痛みは、多くの方が経験する悩みの一つです。
当院にも立ち座りが痛い、病院でヒアルロン酸の注射をしているが改善しない等のお悩みの方が多く来院されています。日常生活に支障をきたすこともあり、その原因や対処法について知ることは重要です。

私がお答えしますね
膝の内側の痛みの主な原因
変形性膝関節症
膝の内側に痛みがある場合、いくつかの原因が考えられますが、最も一般的なのは「変形性膝関節症(OA)」です。
これは、関節の軟骨が徐々にすり減っていくことで、関節の隙間が狭くなり、膝の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる疾患です。階段の上り下りや、椅子からの立ち座りの際に痛みを感じることが多いのが特徴です。
内側側副靭帯(MCL)の損傷
また、膝の内側の痛みの原因として、「内側側副靭帯(MCL)の損傷」も挙げられます。この靭帯は膝の内側に位置し、関節の安定性を保つ重要な役割を果たしています。
スポーツ中の接触や急な方向転換、ジャンプの着地時などで膝の内側に過度な負荷がかかると、損傷を引き起こすことがあります。損傷の程度によっては、腫れや圧痛、歩行時の不安定感などが見られることもあります。
内側半月板の損傷
さらに、「内側半月板の損傷」も膝の内側の痛みの原因となります。これは、膝関節内にある軟骨組織の一部が傷つくことで発生し、アスリートだけでなく、しゃがみ姿勢の多い職業、加齢によって組織がもろくなった中高年の方にも多く見られます。
痛みだけでなく、膝が引っかかるような違和感や可動域の制限を感じることもあります。
自宅でできるケア方法
膝の痛みを和らげるために、自宅でもいくつかのケア方法を実践できます。まず、適度な運動を心がけることが大切です。ウォーキングや水泳などの低負荷の運動は、関節の可動性を維持し、筋力を向上させるのに役立ちます。
また、大腿四頭筋を強化する運動も効果的です。例えば、椅子に座って足を伸ばす簡単な運動から始めることができます。
アイシングやヒーティングも痛みの緩和に役立ちます。15分程度の冷却や温熱療法を行うことで、炎症を抑えたり血行を促進したりすることができます。動かすと痛い場合は無理に動かさずここから始めてください。
鍼灸や整体の効果について
鍼灸整体院での施術は、膝の痛みに対して効果的なアプローチの一つです。鍼治療は痛みの軽減や炎症の抑制に役立ち、特に変形性膝関節症の患者さんに良い結果をもたらすことが研究で示されています。
また、整体施術も膝の機能改善に効果があります。関節の可動性を高め、周囲の筋肉のバランスを整えることで、痛みの軽減につながります。
鍼灸と整体を組み合わせた治療は、相乗効果を生み出し、より包括的なアプローチとなります。痛みの軽減だけでなく、全体的な身体機能の向上も期待できます。
最後に
膝の痛みは、日常生活の中で少しずつ進行することもあれば、スポーツや外傷によって急に現れることもあります。早期に適切な対策を取ることで、痛みの悪化や将来的な関節の変形を予防することが可能です。
当院では、整体や鍼灸、物理療法などを組み合わせ、一人ひとりの体の状態や生活スタイルに合わせた専門的な施術を行っています。長引く膝の痛みや違和感がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。根本からの改善を一緒に目指していきましょう。
膝のお悩みに関連するページのご案内
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。