シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントとは、すねの内側に痛みが生じる症状で、正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれています。主に下腿内側の骨膜や筋肉の付着部に炎症が起こることで痛みが発生します。特にランニングやジャンプなど下肢に負荷がかかる運動を繰り返す若いアスリートに多く見られます。

サッカーや陸上競技など、走る動作が多いスポーツをしている10代の成長期の方に発症しやすい傾向があります。痛みは通常、運動中や運動後に感じられ、休息すると和らぎますが、症状が進行すると日常生活でも痛みを感じるようになります。

シンスプリントは適切な対処をしないまま運動を続けると、疲労骨折へと進行するリスクもある症状です。早期発見と適切な処置が重要になります。

シンスプリントを放置し続けると、症状は徐々に悪化していきます。初期段階では運動後のみに痛みを感じる程度ですが、そのまま練習を続けると痛みは強くなり、運動中だけでなく日常生活でも痛みを感じるようになります。

さらに悪化すると、骨に過度なストレスがかかり続け、疲労骨折を引き起こす可能性があります。疲労骨折になると、完全に治るまでに数ヶ月の安静が必要となり、大切な試合や大会に出られなくなることもあります。

また、痛みをかばうことで歩き方や走り方が変わり、他の部位にも負担がかかるようになります。膝や足首、腰などに二次的な障害が生じるリスクも高まります。スポーツ選手としてのパフォーマンスが低下するだけでなく、将来的な競技生活にも影響を及ぼす可能性があるのです。

シンスプリントの原因

開院依頼、当院ではシンスプリントでお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、シンスプリントが長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

シンスプリントによる症状の原因には次のようなものがあります。

シンスプリントはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

特に成長期のアスリートは、骨の成長と筋肉の発達にタイムラグが生じやすく、オーバーユースによって症状が発生します。また、足部や下腿の機能的な問題が、走行時の衝撃吸収能力を低下させ、すねの内側に過度な負担をかけることも原因となります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査と原因の特定が何より重要になります。

病院とはここが違います

シンスプリントの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

安静・休息

長期間の運動休止はコンディションの低下を招き、復帰後のパフォーマンス低下や再発リスクが高まります。また、チームから離れることで精神的ストレスも生じやすくなります。

アイシング

一時的な痛みの軽減には効果がありますが、根本的な原因解決にはなりません。

消炎鎮痛剤

症状を一時的に抑えるだけで、根本的な解決にはならず、長期使用による副作用のリスクもあります。

物理療法

説明効果には個人差があり、治療を受けても改善しないケースも少なくありません。また、通院の負担や費用がかかります。

装具・インソール

対症療法に過ぎず、筋力や柔軟性の問題が解決されなければ再発する可能性が高いです。

シンスプリントを改善するために

シンスプリントを改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、足部のアライメントや体のバランス、痛みの出る動作など多角的な視点から検査を行い、一人ひとりの症状に合わせた施術プランを提案しています。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

シンスプリントのQ&A

シンスプリントは完全に治りますか？

はい、適切な処置と休息、そして原因となっている問題を解決することで完全に治すことができます。ただし、再発しやすい症状でもあるため、根本的な原因解決と予防策の実践が重要です。当院では症状の改善だけでなく、再発防止のための身体づくりもサポートしています。

練習を続けながら治療することはできますか？

症状の程度によります。軽度の場合は練習量や内容を調整しながら継続することも可能ですが、中等度から重度の場合は一定期間の休息が必要です。当院では痛みの程度や原因に応じて、どの程度の運動が可能かを判断し、段階的な復帰プランを提案しています。

治るまでにどのくらいの期間がかかりますか？

症状の重症度や原因によって異なりますが、軽度の場合は2～4週間、中等度の場合は1～2ヶ月、重度の場合は3ヶ月以上かかることもあります。早期発見・早期治療が回復期間を短縮する鍵となります。

シンスプリントで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術を受けることで、多くの方が痛みから解放され、元の競技生活に戻ることができています。シンスプリントは適切な対処をすれば必ず良くなる症状です。痛みを我慢して練習を続けるのではなく、早めの対処が競技生活を長く続けるコツです。

サッカーやランニングなど、大好きな競技に思い切り打ち込める日常を取り戻しましょう。当院はあなたの競技復帰を全力でサポートします。一人で悩まず、まずはご相談ください。