腸脛靭帯炎

腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯炎とは、太ももの外側から膝の外側にかけて走る腸脛靭帯という組織に炎症が起こる疾患です。この靭帯が膝の曲げ伸ばし運動を繰り返すことで、太ももの骨の出っ張り部分と擦れ合い、摩擦による炎症が生じます。

特にランニングやサイクリングなどの反復運動で発症しやすいため「ランナー膝」とも呼ばれています。膝の外側に特徴的な痛みを引き起こし、運動時に症状が悪化し、安静時には軽減する傾向があります。

腸脛靭帯炎を適切に治療せずに放置すると、炎症が慢性化し、常時痛みを感じる状態になる可能性があります。痛みをかばうために歩き方や走り方が変化し、その結果、反対側の膝や腰、足首など他の部位に過度な負担がかかり、新たな障害を引き起こすリスクが高まります。

最悪の場合、日常的な歩行や階段の昇降も困難になり、生活の質が著しく低下する恐れがあります。また、好きなスポーツを完全に諦めざるを得なくなり、精神的なストレスも増大する可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

腸脛靭帯炎の原因

開院依頼、当院では腸脛靭帯炎でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、腸脛靭帯炎が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

腸脛靭帯炎による症状の原因には次のようなものがあります。

腸脛靭帯炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腸脛靭帯の過度な緊張や摩擦が発生し、炎症が生じます。それは人によって違い、単に患部をマッサージしたり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。腸脛靭帯炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腸脛靭帯炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

安静・活動制限

長期間の運動制限により筋力低下や体力減退が起こり、復帰時に再発リスクが高まる可能性があります。

薬物療法

根本的な治療にはならず、原因を解決するものではないです。また長時間貼り続けると、かゆみやかぶれ、発疹が出ることがあります。薬によっては胃腸障害が出てしまうことも多いです。

コルチコステロイド注射

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し使用による副作用や組織の脆弱化のリスクがあります。

装具療法・シューズ指導

個人の体型や動作パターンに完全に適合させることが困難で、効果に個人差が大きく現れます。

腸脛靭帯炎を改善するために

腸脛靭帯炎を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、大腿部だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

ムチウチのQ＆A

腸脛靭帯炎の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態でのランニングや激しい運動、急激な方向転換、不適切なストレッチは症状を悪化させます。また、痛みを我慢して無理に動き続けることは避けるべきです。

予防するためにはどんなことに気をつければいいですか？

適切なウォーミングアップとクールダウン、股関節周囲の筋力強化、正しいランニングフォームの習得、適切なシューズ選択、段階的なトレーニング強度の向上が重要です。

痛みが出たらすぐに病院に行くべきですか？

軽度の痛みであれば2-3日の安静様子を見ても良いですが、痛みが持続する場合や日常生活に支障をきたす場合は早期の受診をお勧めします。

マッサージやストレッチは効果がありますか？

適切に行えば筋肉の柔軟性向上や血流改善に効果的ですが、炎症の急性期や不適切な方法では症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導を受けることが大切です。

再発を防ぐためにはどうすればいいですか？

原因となった要因の改善、継続的な筋力トレーニングとストレッチ、適切なトレーニング計画の立案、定期的なフォームチェック、体重管理などの総合的なアプローチが必要です。

腸脛靭帯炎で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

腸脛靭帯炎の改善により、これまで諦めていた活動に再び挑戦できるようになります。痛みから解放されることで、精神的なストレスも軽減され、より前向きな気持ちで日々を過ごせるでしょう。

腸脛靭帯炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。