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【ムチウチ】交通事故による頸部の痛みと症状の総合的改善
交通事故によるムチウチで来院された(40代/男性/建設業)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者様は2日前の交通事故により発症したムチウチの症状に悩まされていた。
事故前には無かった起床時の首のこわばりと痛み、長時間のデスクワークや車の運転時における頸部・肩部の疼痛増悪、頭痛や吐き気、振り返り動作での運動制限により、日常生活や仕事に大きな支障をきたしている状態であった。
特に夜間痛による睡眠障害が顕著で、疲労の蓄積と共に全体の筋緊張が進行していた。
来院に至るまでの経緯
通勤途中の信号待ち中に後方車両からの追突事故に遭遇し、受傷直後は軽度の違和感程度であったが、翌日から首の痛みと頭痛が顕著に出現した。
事故直後に救急病院を受診し、その後整形外科にてレントゲン検査を実施したが骨折等の骨性病変は認められず、頸椎捻挫(ムチウチ)と診断された。
近くの整形外科で電気治療やマッサージを受けたが、一時的な症状軽減に留まり根本的な改善には至らなかった。症状による、現場での業務における集中力低下、日常での疼痛からの筋緊張のだるさや頭痛・吐き気など、多方面にわたる生活の質の低下が生じていた。
このような状況から、薬物療法に依存しない根本的な治療を求めて当院への来院に至った。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 頸椎の生理的前弯の減少:ストレートネック様変化による頸部筋群の過緊張
- C4-C6椎間関節の可動域制限:回旋・側屈動作での著明な制限
- 後頭下筋群・僧帽筋上部線維の過緊張:触診にて圧痛点を複数確認
- 肩甲挙筋・斜角筋群の短縮と硬結:神経血管束への圧迫の可能性
- 右肩甲骨の挙上位固定:肩甲骨の非対称性と可動域制限
- 頭部前方偏位姿勢:重心バランスの変化による代償性姿勢異常
- 胸椎後弯の増強:呼吸機能への影響と自律神経系への負荷
総合的に判断し、外傷性頸椎症候群(むちうち)による筋膜性疼痛と頸椎・胸椎・肩甲帯の運動連鎖機能不全が主たる病態であり、これらが複合的に作用して慢性疼痛を形成していると判断した。
施術内容と経過
最初は頸椎アライメントの正常化と筋緊張の緩和に重点を置いた。

急性期の炎症反応は既に消退していたため、関節可動域の改善と筋筋膜の柔軟性回復を主目的とした施術プログラムを立案した。
初期段階では、頸椎・胸椎の調整により生理的カーブの修復を図り、後頭下筋群・僧帽筋・肩甲挙筋に対する筋膜リリースを実施。また、鍼灸療法を併用し、血流促進と自律神経系の調整を通じて自然治癒力の向上を図った。
施術は週2-3回の頻度で実施し、症状の改善に伴い段階的に運動療法とセルフケア指導を導入。特に、頸部深層筋の筋力強化と姿勢保持筋の再教育に重点を置き、日常生活動作の改善指導も併せて行った。
また、日常生活における仕事・運転・スポーツ活動の継続は、頸部への負荷を増大させ症状の再燃要因となるため、セルフケア指導を併せて行い、症状の再発予防にも重点を置いている。
院長からのコメント

ご相談ありがとうございます!
交通事故の後遺症は見た目では分からない辛さがありますし、一日中続く症状は本当にお辛かったと思います。そんな中でご相談いただき、頸椎の調整と筋膜の改善により症状が軽減し、お仕事や息子さんとの時間、ゴルフも楽しめるようになったとのことで、本当によかったです。
ムチウチは適切な施術により必ず改善する症状です。今後も教わったセルフケアを続けていただき、少しでも違和感を感じた際はお気軽にご相談ください。これからも快適な毎日を送れるよう、しっかりサポートさせていただきます。
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