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【首の痛み】デスクワークによる首痛・頭痛の改善
ストレートネックによる首の痛みで来院された(30代/女性/システムエンジニア)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者様は長時間のパソコン作業により慢性化した首の痛みを抱え、朝起床時から首から肩にかけての重い痛みに悩まされている状態だった。
頭痛や吐き気も併発し、好きなヨガも痛みのため控えざるを得ない状況となり、根本的な改善を求めて来院。
来院に至るまでの経緯
長時間のデスクワークと前傾姿勢が続くことで、頸椎の生理的前弯が失われるストレートネック症候群が進行。初期段階では軽度の首のこりや違和感程度だったが、5年間の継続的な負担により症状が顕著に増悪した。
整形外科での診断後、湿布や痛み止めの処方を受けるも対症療法に留まり、根本的改善には至らない。その後、接骨院や整体院を3軒転院するも効果は一時的で、症状の改善と再発を繰り返す状態が継続した。
業務上の集中力低下や趣味活動の制限に加え、頭痛や吐き気などの随伴症状が出現し、日常生活の質(QOL)の著しい低下を招くに至った。これらの進行性症状への不安と、手術を避けた保存的治療への強い希望から来院に至った。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 頸椎のストレートネック変化:C3-C6レベルでの生理的前弯消失
- 頭部前方位姿勢:頸部伸筋群の過緊張
- 胸椎後弯増強に伴う肩甲骨内転筋群の筋力低下
- 僧帽筋上部線維・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋のな筋緊張亢進
- 頸部屈筋群(深層頸屈筋)の筋力低下と機能不全
- 肩甲骨周囲筋群の協調性低下による肩甲帯の不安定性
- 頸椎可動域制限:特に伸展・回旋動作での制限顕著
総合的に判断し、長期間のデスクワークによる不良姿勢が頸椎アライメント異常を引き起こし、筋骨格系の機能的不調和が慢性的な首の痛みと神経症状を発現させていると分析した。
施術内容と経過
最初は頸椎アライメントの修正と深層筋群の機能回復に重点を置いた。

ストレートネック症候群に対する包括的アプローチとして、まず頸椎周囲筋の筋緊張緩和、頚椎~胸椎の可動域改善目的とした 施術を実施。
過緊張状態の表層筋群に対し徒手療法を実施。僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋への深部マッサージおよび筋膜リリース技術により筋緊張を緩和し、頸部の柔軟性向上を促進した。
続いて、関節モビリゼーション技術により各椎間関節の可動性を改善し、段階的な運動療法を導入。肩甲骨周囲筋群の協調性改善により、頸部への過度な負担軽減を図る。
また、デスクワーク環境の姿勢改善指導と日常生活での頸部負担軽減のためのセルフケア指導を併せて行い、症状の再発予防にも重点を置いている。
院長からのコメント

ご相談ありがとうございます!
どうしても長時間のパソコン作業が避けられない中で、慢性的な首の痛みにお悩みだったとのこと、本当にお疲れさまでした。ストレートネックは現代病とも言える症状ですが、適切な施術とセルフケアで必ず改善できる症状です。
今回、頸椎のアライメント修正と深層筋群の機能回復により症状が改善し、お仕事にも趣味にも良い影響が出ているとのことで、とても嬉しく思います。デスクワーク環境での姿勢管理は継続が重要ですので、違和感を感じたら無理をせず、お気軽にご相談くださいね。
これからも快適にお仕事と趣味を楽しんでいただけるよう、継続的にサポートさせていただきます。
首や肩の痛みでお悩みなら…
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