
院長:星野お気軽にご相談ください!
こんにちは!和泉市の星野BodyCare鍼灸整骨院、院長の星野です。「なんだか骨盤のあたりがふわっと広がった感じがする…」そんな違和感、出産後に感じたことはありませんか?
座るたびにお尻まわりがぼんやり広がっている気がする、赤ちゃんを抱っこするたびに腰がぐらつく感じがする、そんな方はぜひ最後まで読んでみてください。今回は産後の骨盤トラブルについて、私自身の経験も交えながらお話しします。


実は私自身、幼少期から多くのスポーツや習い事を掛け持ちして体に負荷をかけ、3年連続で入院するほど体を壊した経験があります。その都度、鍼灸師だった父が「なぜこうなるのか」を丁寧に説明してくれたことで、体の仕組みへの興味が芽生えました。だからこそ、患者さんにも原因をきちんとお伝えしたいと思っています。


「骨盤が開いた感じがする」という訴えは産後のお母さんからとても多くいただきます。でも、なぜそう感じるのか、どうすれば改善できるのかを正しく理解している方はまだ少ないんです。この記事でしっかり解説していきますね
出産後、多くのお母さんが「骨盤のあたりが出産前と違う気がする」と感じます。これは気のせいではありません。妊娠から出産にかけて、体の中では骨盤まわりに大きな変化が起きているからです。
妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンは赤ちゃんが産道を通りやすくするために、骨盤周囲の靭帯をゆるめる働きをします。分娩の際に骨盤が開大(広がること)できるのも、このリラキシンの影響です。問題は、出産が終わってもこのゆるみがすぐには元に戻らないという点です。
「骨盤が開いた」という感覚は、この靭帯のゆるみや骨盤周囲の筋力低下によって起こることがほとんどです。骨盤の骨そのものが変形しているわけではなく、関節を支える靭帯や筋肉の働きが落ちることで、骨盤が不安定な状態になっていると考えると理解しやすいです。
出産という大仕事を終えた直後から、お母さんの体は授乳・抱っこ・おむつ替えと休む間もなく動き続けます。骨盤周囲の筋肉が回復しきらないまま育児動作を繰り返すことで、骨盤まわりにじわじわと負担がかかり続けます。
特に次のような動作は、骨盤への負荷が大きいとされています。赤ちゃんを片側だけで抱っこし続ける動作、授乳中の前かがみの姿勢、立ち上がりや寝返りなど体幹に力を入れる瞬間、そして長時間の床座りや横座りです。これらが重なることで、骨盤の不安定感や違和感が続きやすくなります。
「骨盤が開いた感じ」というのは、実は骨盤の骨がそのまま外に広がっているわけではないことがほとんどです。骨盤を支える筋肉や靭帯がゆるむことで、関節が本来の位置を保ちにくくなり、歩くとき・座るとき・抱っこするときに不安定さや広がりの感覚として現れます。
整骨院や整形外科でレントゲンを撮っても「異常なし」と言われた方が多いのはこのためです。骨の形は変わっていなくても、関節の動き方や支える力のバランスが崩れているケースが非常に多いんですね。
産後に骨盤まわりの違和感や不調を抱えているお母さんに、よく聞かれる症状をまとめてみます。「これって産後だから仕方ない」と放置していませんか?
ひとつでも当てはまる方は、骨盤周囲の機能が落ちているサインかもしれません。「産後だから仕方ない」「時間が経てば治る」と思って様子を見ていると、症状が慢性化してしまうことがあります。
産後の骨盤トラブルを放置したときのリスクについて、少し詳しくお話しします。「痛みがそこまでひどくないからもう少し様子を見よう」という方も多いのですが、実はここが一番大切なところです。
骨盤が不安定なまま育児動作を繰り返すと、腰や股関節への負担が積み重なり腰痛が慢性化します。また、骨盤底筋という骨盤の底を支える筋肉群の機能が回復しないままでいると、尿漏れや内臓を支える力の低下につながることがあります。
さらに、体型への影響もあります。骨盤の歪みや不安定さが続くと、下半身全体のバランスが崩れ、お尻や太ももまわりが変化しやすくなります。産後6ヶ月以内が骨盤の状態を整えるゴールデンタイムと言われているのは、この時期はまだリラキシンの影響が残り、骨盤まわりの靭帯が柔軟な状態にあるからです。
「もう産後1年以上経ってしまっている…」という方もいらっしゃると思います。確かに早めのケアが理想ですが、産後1年以上経っていても症状が改善するケースは当院でも多くあります。大切なのは「今の体の状態に何が起きているか」を正確に把握することです。
当院にも産後2〜3年経ってから来院された方が、「こんなに楽になるとは思わなかった」とおっしゃるケースがあります。時期がどれだけ経過していても、まずは一度ご相談ください。
「自分の骨盤ってどんな状態なんだろう?」と気になった方のために、日常生活でチェックできるポイントをいくつかご紹介します。ただし、あくまで目安ですので、症状が続く場合は専門家に診てもらうことをおすすめします。
まず、鏡の前で仁王立ちのように自然に立ってみてください。左右の腰骨の高さが違う、片方の肩が下がっている、という方は骨盤の左右バランスが乱れているかもしれません。次に、床に座ったときの体の感覚を確認してみてください。左右どちらかのお尻に重心が偏っていたり、座るとすぐに疲れたりする場合も、骨盤の歪みや筋力低下のサインになることがあります。
また、歩くときに左右の歩幅が違う、階段の上り下りで特定の側の股関節に違和感を感じる、という方も骨盤まわりの機能が低下しているケースがあります。「なんとなく体の使い方が左右で違う」と感じていたら、それは体からの大切なサインです。
産後の骨盤ケアとして日常的に取り入れやすいのが、骨盤底筋を意識した運動です。仰向けに寝て膝を立て、おへそを引き込むようにしながら骨盤底筋を締める動きを繰り返すだけでも、骨盤の安定に役立ちます。抱っこをするときは左右交互に持ち替えること、座るときは足を組まないことも、骨盤への負担を減らすうえで意識してほしいポイントです。
骨盤ベルトを活用することも一つの方法ですが、長期間使い続けることで骨盤周囲の筋力がさらに低下してしまうことがあります。一時的な支えとしては有効ですが、根本的な改善には骨盤を支える筋肉そのものを機能させることが大切です。
産後の骨盤トラブルは、骨盤だけを見ていても改善しないことがほとんどです。当院では初回に丁寧な問診と姿勢分析・関節可動域検査・神経検査などの多角的な検査を行い、症状の根本原因を探ります。
同じ「産後の骨盤トラブル」でも、お一人おひとりで姿勢のクセ、筋力の状態、日常動作のパターンはまったく違います。だからこそ、検査をせずに一方的に「これが原因です」と決めつけることはしません。原因がわからないまま施術を重ねても、症状はまた繰り返してしまいます。
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を取得した院長が、問診から施術まですべてを一貫して担当します。施術者が変わるたびに情報を一から伝えるストレスもなく、体の変化を継続的に見守ることができます。
グループ院のように施術者が複数いると、担当者によって技術レベルや情報の引き継ぎに差が生じることがあります。当院では院長が最初から最後まで責任を持って関わるため、細かな変化も見逃しません。
「赤ちゃんを連れて行っても大丈夫かな…」と心配される方がとても多いのですが、当院はキッズスペースを完備しており、女性スタッフも常駐しています。施術中もお子さんを安心して見てもらえる環境を整えていますので、遠慮なくお子さんと一緒にお越しください。
来院されたお母さんから「子どもを連れて来られるなら、もっと早く来ればよかった」というお声をたくさんいただいています。育児中でも自分の体のケアを後回しにしないでほしいと、私は心から思っています。
| Q. 産後の骨盤矯正はいつから始めればいいですか? | 一般的には産後6週間の産褥期が終わってからが安全とされています。ただし、痛みが強い場合は状態に合わせた施術でのアプローチが可能ですので、まずはご相談ください。 |
|---|---|
| Q. 時間が経てば自然に戻りますか? | 多くの場合、適切なケアなしに完全に回復することは難しいと言われています。産後3ヶ月経過しても約55%の女性が骨盤帯の痛みを抱えているというデータもあります。早めの対処が大切です。 |
| Q. 産後1年以上経っていても改善しますか? | はい、改善のケースは多くあります。ゴールデンタイムは過ぎていても、現在の体の状態を正確に把握して適切にアプローチすれば、症状の改善は十分に期待できます。 |
| Q. 骨盤ベルトだけではダメですか? | 骨盤ベルトは一時的なサポートとしては有効ですが、長期間の使用は骨盤周囲の筋力低下につながることがあります。根本改善のためには筋力の回復と正しい関節の動きを取り戻すことが必要です。 |
私がこの仕事を続けてきた中で、一番伝えたいことがあります。それは、「原因がわかれば、怖くない」ということです。幼い頃から体の不調と向き合い続け、父から何度も「なぜそうなるのか」を教えてもらった経験が、今の私の施術の根底にあります。
産後に骨盤が広がる感覚や腰の不安定さを感じているお母さんが、「これって普通なの?」「どこに行けばいいの?」と一人で悩んでいる姿は、本当によく見てきました。体のことで迷ったとき、あなたの体に何が起きているのかを一緒に探ってくれる場所があるということを、まず知っていただきたいのです。
産後の骨盤トラブルは、正しいアプローチで必ず改善できます。どうか一人で悩まずに、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。あなたが赤ちゃんとの時間を痛みなく楽しめるよう、全力でサポートします。

