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産後すぐ実践!寝ながらできる骨盤体操

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産後の体調はいかがでしょうか。出産という大仕事を終えたばかりで、体のあちこちに違和感を感じているかもしれませんね。特に骨盤周りのケアは早めに始めたいけれど、いつから何をしたらいいのか迷っていませんか。

実は産後すぐから取り組める体操があるんです。赤ちゃんのお世話で忙しい時期だからこそ、寝ながらできる簡単な方法から骨盤を整えていきましょう。今日は産後骨盤矯正に取り組む前に、ご自宅で実践できる体操について詳しくお伝えしていきますね。

院長:星野

産後の体は想像以上にデリケートです。無理のない範囲で体操を始めることが、長期的な体調回復への第一歩になります

目次

産後の骨盤はどうなっているの

出産を終えたばかりの骨盤は、妊娠中のホルモンの影響で靭帯が緩んだ状態になっています。約10ヶ月かけて赤ちゃんを支えてきた骨盤は、出産時に最大限に開いてその役割を果たしました。この開いた骨盤は自然と元の位置に戻ろうとしますが、適切なケアをしないと歪んだまま固まってしまう可能性があるんです。

研究によると、産後の女性の約55%が産後3ヶ月経過しても骨盤周りの痛みを抱えていることが報告されています。腰痛や股関節の違和感、尿漏れといった症状は決して珍しいものではありません。でも安心してください。早めの対策で多くの場合は改善できるんですよ。

産後すぐに体操を始めるメリット

産後早期から体操を始めることには、たくさんのメリットがあります。まず骨盤が柔らかい時期だからこそ、正しい位置に戻しやすいという利点があるんです。靭帯が緩んでいる産後2ヶ月までの期間は、実は骨盤を整える絶好のチャンスなんですね。

さらに体操を続けることで血液循環が良くなり、産後の回復が早まります。子宮の収縮を促進する効果もあるため、悪露の排出もスムーズになっていきます。筋力も少しずつ戻ってくるので、育児での抱っこや授乳といった動作も楽になっていくんですよ。

体型戻しにも効果的

多くのママが気になる体型の問題にも、骨盤体操は効果を発揮します。骨盤が正しい位置に戻ると内臓も本来の場所に収まるため、ぽっこりお腹の改善が期待できるんです。産前のジーンズがまた履けるようになったという声もたくさん聞きます。

骨盤底筋を鍛えることで、気になる尿漏れの予防や改善にもつながります。くしゃみをしたときや重いものを持ったときの不安が減るだけでも、日常生活がずいぶん楽になりますよね。

いつから体操を始めていいの

体操を始める時期については、体調に合わせて段階的に進めていくことが大切です。出産直後から産後1週間は、本当に軽い呼吸法や足首の運動程度にとどめましょう。この時期は無理をせず、まずは体を休めることが何より重要なんです。

産後2週間から3週間頃になると、寝たまま行える簡単な体操を始められます。ただし帝王切開で出産された方や、会陰切開の傷が痛む方は、必ず医師に相談してから始めてくださいね。産後1ヶ月健診で問題がなければ、より積極的な体操に取り組んでいけます。

産後すぐにできる基本の体操

それでは具体的な体操方法をご紹介していきますね。どれも寝たまま実践できるので、赤ちゃんが寝ている隙間時間に取り組めます。最初は1日1回から始めて、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。

骨盤底筋を意識する呼吸法

まずは基本となる呼吸法から始めます。仰向けに寝て膝を立て、リラックスした姿勢をとってください。鼻からゆっくり息を吸いながらお腹を膨らませ、口から細く長く息を吐きながらお腹を凹ませていきます。このとき骨盤底筋を意識して、膣や肛門をキュッと締めるイメージを持つことがポイントです。

1回につき5秒かけて吸って、10秒かけて吐くペースで10回繰り返しましょう。慣れないうちは骨盤底筋の場所がわかりにくいかもしれませんが、尿を途中で止めるような感覚と言えば伝わりやすいでしょうか。

骨盤を左右に傾ける運動

次は骨盤の動きを取り戻す体操です。仰向けに寝て両膝を立てたまま、骨盤をゆっくり左右に傾けていきます。右の腰を床に押し付けるように意識すると、左側の骨盤が少し浮きますよね。反対側も同じように行います。

痛みのない範囲でゆっくり10回ずつ繰り返してください。この動きで骨盤周りの筋肉がほぐれて、血流も良くなっていきます。無理に大きく動かす必要はありません。小さな動きでも十分効果がありますよ。

お尻を引き締める体操

仰向けのまま両膝を立てた状態で、お尻をキュッと締めて5秒間キープします。このときお尻の穴を閉じるようなイメージを持つといいですね。力を抜いて5秒休んだら、また締めるという動作を10回繰り返しましょう。

この体操は骨盤底筋だけでなく、お尻の筋肉も同時に鍛えられます。産後に気になるお尻のたるみ対策にも効果的なんです。授乳しながらでもできる簡単な動きなので、ぜひ習慣にしてみてください。

少し慣れてきたら試したい体操

基本の体操に慣れてきたら、産後2週間から3週間頃を目安に少しレベルアップした体操にも挑戦してみましょう。ただし無理は禁物です。体調が優れない日や痛みを感じるときは、無理せず休むことも大切ですよ。

骨盤を前後に動かす運動

仰向けに寝て膝を立てたら、腰を床に押し付けるように骨盤を後ろに傾けます。次に腰と床の間に隙間ができるように、骨盤を前に傾けていきます。この前後の動きをゆっくり繰り返すことで、骨盤周りの可動域が広がっていくんです。

最初は動きが小さくても大丈夫です。10回を1セットとして、1日2セットを目標にしてみましょう。この体操は腰痛の予防にも効果があります。

膝を抱える体操

仰向けに寝たまま、片方の膝を両手で抱えて胸に引き寄せます。20秒ほどキープしたら反対側も同じように行ってください。お尻や太ももの裏側が気持ちよく伸びる感覚があれば正解です。

さらに余裕があれば、両膝を同時に抱えて背中を丸めるストレッチも試してみましょう。腰回りの筋肉がほぐれて、リラックス効果も得られます。赤ちゃんが泣いていないときに、ゆったりとした気持ちで取り組んでくださいね。

体操をするときの注意点

効果的に体操を続けるために、いくつか気をつけてほしいポイントがあります。まず食後すぐは避けて、食事の前か食後2時間以上経ってから行うようにしましょう。また授乳の直前も避けた方がいいですね。

痛みを我慢しながら続けるのは絶対にやめてください。少しでも痛みや違和感があれば、すぐに中止して様子を見ることが大切です。悪露の量が急に増えたり、めまいや吐き気を感じたりした場合も、無理せず休んで医師に相談してくださいね。

毎日続けることが大切

体操の効果を実感するには、何より継続が重要です。1回にたくさんやるよりも、少しずつでも毎日続ける方が効果的なんですよ。最初は3分程度の短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていくといいでしょう。

赤ちゃんのお世話で忙しい中、時間を作るのは大変ですよね。朝起きたとき、授乳の後、お昼寝のときなど、決まったタイミングで行う習慣をつけると続けやすくなります。完璧を目指さず、できる範囲で取り組むことが長続きの秘訣です。

立ってできる体操も取り入れて

産後1ヶ月を過ぎて体調が安定してきたら、立った姿勢でできる体操も加えていきましょう。料理や洗濯の合間にできるので、日常生活に取り入れやすいですよ。

壁に背中をつけて立ち、かかとを壁から少し離します。腰と壁の隙間に手を入れて、お腹に力を入れながら腰を壁に押し付けるように意識してください。この姿勢を10秒キープして、5回繰り返します。正しい姿勢を体に覚えさせる効果があるんです。

体操だけでは改善しないこともあります

ここまで様々な体操をご紹介してきましたが、セルフケアだけでは改善が難しい場合もあります。特に骨盤の歪みが強い場合や、痛みが長引いている場合は、専門家の力を借りることも検討してみてください。

当院では産後のママの体の特徴を理解した上で、一人ひとりに合わせた施術を行っています。骨盤の状態を詳しく検査して、体操だけでは整えきれない深い部分からアプローチしていきます。キッズスペースも完備しているので、赤ちゃん連れでも安心して通っていただけますよ。

産後の体は本当にデリケートです。「そのうち治るだろう」と放置していると、痛みが慢性化して改善に時間がかかってしまうこともあります。体操を続けても変化を感じられない、痛みが強くて育児に支障が出ているという方は、一人で悩まずにぜひご相談ください。あなたの体と真剣に向き合い、元気に育児を楽しめる体づくりを全力でサポートさせていただきます。


院長:星野

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