
院長:星野お気軽にご相談ください!
仕事に集中しようとするたびに、こめかみや後頭部がジワジワと締め付けられる感覚。「また今日も頭が痛い」と感じながら、なんとかデスクに向かっている方は、実はとても多いんです。


その原因はパソコン作業と密接に関係していて、正式には緊張型頭痛と呼ばれる症状です。今回は、なぜパソコン作業で頭痛が起きるのか、そしてどうすれば根本から楽になれるのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。


僕自身、学生時代にいくつもの競技を掛け持ちして体を酷使してきた経験があります。首や肩の筋肉がガチガチに固まったときの頭の重さや不快感は、今でも忘れられません。毎日パソコンに向かう皆さんが感じているつらさ、他人事には思えないんです
デスクワーク中に頭が痛くなるのは、単なる疲れのせいだと思っていませんか?実はそれ、体からの大切なサインかもしれません。長時間パソコンに向かうことで、首まわりや肩の筋肉が緊張し続け、それが引き金となって頭痛が引き起こされます。特に現代のテレワーク環境では、オフィスとは異なり休憩のタイミングが崩れやすく、気づかないうちに何時間も同じ姿勢で作業してしまうことも珍しくありません。
パソコン画面を長時間見続けると、目のピントを合わせる筋肉(毛様体筋)が酷使されます。この眼精疲労が積み重なると、目の周囲だけでなく首・肩の筋肉まで緊張が広がっていきます。
さらに、モニターに向かうときの姿勢にも大きな問題があります。多くの方が無意識に頭を前に突き出す「ストレートネック」状態で作業しており、これが首まわりの筋肉に過大な負担をかけているのです。
頭の重さは約5〜6kgあると言われていますが、頭が前に出るほどその重さは首の筋肉に何倍もの負荷としてかかってきます。これが毎日数時間続けば、筋肉が慢性的に緊張した状態になるのも当然と言えるでしょう。
パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは、目の疲労を加速させるだけでなく、脳を過度に覚醒させる作用があります。夕方以降も画面を見続けることで自律神経のバランスが乱れ、睡眠の質が下がります。
眠りが浅くなれば疲労回復が不十分になり、翌朝また頭が重い状態でパソコンに向かう…という悪循環が生まれやすくなります。「寝ても頭痛が取れない」という方は、この負のサイクルに入り込んでいる可能性があります。
デスクワークによって引き起こされる頭痛の多くは「緊張型頭痛」に分類されます。日本では約3,000万人以上が緊張型頭痛に悩んでいると言われており、頭痛全体の約半数を占める最もポピュラーな頭痛です。
片頭痛のようなズキズキと脈打つ激しい痛みとは違い、緊張型頭痛は「締め付けられる」「重い」「圧迫される」といった鈍い感覚が特徴です。ヘルメットを頭にかぶっているような、あの独特の不快感を経験したことはありませんか?
症状が出やすいのは午後から夕方にかけての時間帯で、後頭部から首筋、こめかみにかけて重だるさが広がってきます。痛みの強さは中等度であることが多く、「仕事は続けられるけど、全然集中できない」という状態になりやすいのが厄介なところです。
次のような状態が続いている方は、緊張型頭痛が慢性化しはじめているサインかもしれません。
特に「痛み止めの効きが悪くなってきた」と感じている場合は注意が必要です。頭痛薬を頻繁に服用することで「薬物乱用頭痛」という状態に陥り、薬を飲んでいるのにかえって頭痛の頻度が増えるという悪循環が起きることがあります。
頭痛がなかなか改善しない方には、知らず知らずのうちに症状を悪化させてしまっている習慣があることが多いです。自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。
「集中しているから」「仕事が終わらないから」という理由で、何時間も画面と向き合い続けていませんか?人間の目や首の筋肉は、1時間以上同じ状態を維持するようにはできていません。
20分に1度は画面から目を離し、遠くを見る習慣が目の疲労予防に非常に効果的です。さらに1時間ごとに立ち上がって首や肩を動かすだけで、筋肉の緊張がずいぶんとリセットされます。
ノートパソコンをそのまま机の上に置いて使っている方は要注意です。画面が低すぎると首が前に倒れた状態が続き、首の後ろの筋肉が常に引っ張られます。モニターの上端が目の高さと同じか、やや低いくらいの位置に設定するのが理想的です。
また、画面との距離が近すぎる場合も目への負担が増します。適切な視距離は50〜70cm程度と言われており、腕を伸ばして指先がちょうど画面に届くくらいが目安です。
仕事中は意外と水分補給を忘れがちです。体が脱水状態になると血液が濃くなり、脳への血流が低下して頭痛が起きやすくなります。1時間あたりコップ1杯を目安に、こまめに水を飲む意識を持ちましょう。
また、同じ姿勢を続けることで筋肉が凝り固まり、血流が悪くなります。ふくらはぎを動かしたり、足首を回したりするだけでも全身の血流改善につながります。
頭痛が始まる前に、または頭痛が出始めたときに試してほしいセルフケアを紹介します。いずれも特別な道具は不要で、デスクに座ったまま取り組めるものばかりです。
緊張型頭痛には「温める」ことが効果的です。ホットタオルや使い捨てカイロを首の後ろに当てると、硬くなった筋肉がほぐれて血流が改善し、頭痛が和らぐことがあります。逆に片頭痛の場合は冷やすほうが良い場合もあるため、自分の頭痛の性質を知ることも大切です。
椅子に深く座り、ゆっくり頭を右に傾けてそのまま10秒キープします。反対側も同様に行ったあと、今度はあごを引くように頭を後ろに引くイメージでキープします。これを1セットとして、1日3回を目安に行うと、首まわりの筋肉の緊張がほぐれてきます。
20分画面を見たら、20フィート(約6m)先を、20秒間眺める。これが眼精疲労の予防に役立つ「20-20-20ルール」です。遠くを眺めることで、凝り固まったピント調節筋をリセットできます。スマホのアプリやパソコンの通知機能を使ってリマインドを設定するのもおすすめです。
セルフケアを試してみたけれど、頭痛がなかなか取れない…という方も多いと思います。実はそれ、当然のことかもしれません。
緊張型頭痛が長引く場合、筋肉の硬さや姿勢の問題だけでなく、いくつもの要因が複雑に絡み合っていることが多いのです。身体的なストレス、精神的なストレス、睡眠の質、目の疲れ、運動不足など、原因は人によってまったく異なります。
市販の痛み止めや一時的なマッサージで楽になっても、すぐに戻ってしまうのはこのためです。一つひとつの原因を丁寧に洗い出し、その人に合ったアプローチで対処しなければ、本質的な改善は難しいのです。
「病院に行っても痛み止めを処方されるだけ」「レントゲンを撮っても異常なしと言われた」という経験をお持ちの方は少なくありません。
病院での鎮痛薬は確かに一時的な痛みを和らげてくれますが、根本的な原因には直接アプローチできていません。繰り返し服用することで薬物乱用頭痛に発展するリスクもあり、長期的には症状が悪化してしまうケースも見られます。
当院では、まず丁寧な問診と4種類の独自検査によって、その方の頭痛の本当の原因を特定することを最優先にしています。姿勢分析、関節可動域検査、神経学的検査など多角的な視点で体の状態を評価し、「あなたの頭痛はここから来ている」と明確な根拠をもってお伝えします。
原因が特定できてはじめて、適切な施術計画を立てることができます。首まわりだけでなく全身のバランスを見ながら、整体・鍼灸・矯正を組み合わせた独自の施術で、症状の根っこからアプローチしていきます。
検査をせずにすぐ施術をはじめてしまう治療院も少なくありませんが、原因がわからないまま施術を続けても、症状は繰り返します。「いろいろな院に行ったけれど良くならない」という方の多くが、原因の特定が不十分なまま施術を受け続けてきたというケースです。当院では原因の特定と説明を何より大切にしており、患者さん自身が「なぜ頭痛が起きているのか」を理解したうえで施術を受けていただける環境を整えています。
頭痛が続いていると、「これが普通の状態」と慣れてしまっている方がいます。でも、頭痛のない毎日は、今よりずっと豊かなものになるはずです。
当院でケアを受けた方からは、次のような変化が報告されています。
これらは特別なことではなく、本来の自分を取り戻したというシンプルな変化です。パソコン作業による頭痛は、正しいケアで必ず改善できます。
僕は幼いころから、父である鍼灸師のもとでたくさんの施術を見てきました。生後11ヶ月から川崎病と向き合い、中学まで毎年大学病院へ通い続けた経験もあります。スポーツで体を酷使してきたなかで、繰り返す痛みや不調がどれほどつらいものかを身をもって知っています。
だからこそ、「どこに行っても良くならない」「もうあきらめるしかないのか」と思っているあなたに伝えたいことがあります。症状が長引いているのは、まだ本当の原因に辿り着いていないからです。諦めなくていいです。
緊張型頭痛は、適切なアプローチで根本から改善できる症状です。ストレッチや薬で一時しのぎを続けるのではなく、一度きちんと自分の体と向き合ってみませんか。何から相談すればいいかわからなくても大丈夫です。気になることがあればいつでも、お気軽にお声がけください。

