
院長:星野お気軽にご相談ください!
「また頭が痛い……」と感じながらも、痛み止めを手放せない毎日を送っていませんか。飲めば少し楽になるけれど、気づけば翌日もまた同じ痛みが戻ってくる。そんな状況が続いているとしたら、それはあなたの体が何かを訴えているサインかもしれません。


この記事では、頭痛がなかなか改善しない原因と、薬に頼らない根本的なアプローチについてお伝えしていきます。
少し長くなりますが、ぜひ最後まで読んでみてください。きっと今の状況を整理するヒントが見つかると思います。


頭痛に悩む患者さんと向き合ってきた中で感じるのは、「薬で痛みを抑えること」と「頭痛を根本から改善すること」はまったく別のことだということ。ずっと薬で対処してきたのに一向に楽にならないという方こそ、ぜひ読んでほしい内容です
頭痛に悩む方のほとんどが、まず市販の鎮痛薬に手を伸ばします。それ自体は間違いではありません。ただ、痛み止めはあくまで「痛みという信号をいったん止める薬」であって、痛みの原因を取り除くものではないのです。だから飲めば楽になるけれど、また痛くなる。この繰り返しが続いてしまいます。
さらに怖いのは、鎮痛薬を月に10日以上、長期間にわたって使い続けることで、「薬物乱用頭痛」という新たな頭痛が生まれてしまうことです。これは薬を飲むことで、逆に頭痛が起きやすい状態に脳が慣れてしまう現象で、気づかぬうちに悪循環へと引き込まれている方が少なくありません。
もしあなたが「以前は月数回だったのに、最近は毎週のように頭痛がある」と感じているなら、一度この視点で自分の状態を振り返ってみることをおすすめします。
頭痛にはいくつかの種類がありますが、日常的に多くの方が悩んでいるのが「緊張型」と呼ばれるタイプです。ズキズキと脈打つような激しい痛みではなく、頭全体がじんわりと締め付けられるような、重だるい感覚が続くのが特徴です。首や肩のこりを伴うことが多く、夕方になると後頭部から首筋にかけての圧迫感が強くなる方も多いです。
では、なぜこのような頭痛が起きるのでしょうか。原因はひとつではありません。当院でこれまで多くの方を検査してきた経験からいうと、次のような要因が複雑に重なり合って症状を引き起こしているケースがほとんどです。
こうして見ると、現代の働き方や生活習慣そのものが、頭痛を生み出す土台になっていることがわかります。「どれかひとつ」が原因ではなく、これらが複合的に絡み合って症状として現れていることが重要なポイントです。だからこそ、マッサージや薬だけで根本的な改善が難しい理由がここにあります。
頭痛の種類を正しく把握することは、適切な対処への第一歩です。主な頭痛のタイプを比較すると、それぞれにはっきりとした違いがあります。
| タイプ | 痛みの特徴 | 部位 | 伴う症状 |
|---|---|---|---|
| 緊張型 | 締め付けられるような鈍い痛み | 頭全体・後頭部 | 肩こり・首こり・重だるさ |
| 片頭痛 | ズキズキと脈打つような拍動性の痛み | 頭の片側(両側のことも) | 吐き気・光や音への過敏 |
| 群発頭痛 | 目の奥を抉るような激しい痛み | 目の奥・こめかみ片側 | 涙・鼻水・目の充血 |
特に緊張型は「日常生活は何とか送れるけれど、いつも頭が重くてすっきりしない」という状態が続くため、「これくらいは我慢すれば大丈夫」と放置されがちです。しかし慢性化すると、月に15日以上も頭痛が続く状態になることもあり、そうなると改善までにより多くの時間と労力が必要になります。
病院を受診した場合、一般的に行われるのは鎮痛薬の処方、生活習慣の指導、必要に応じてCTやMRIによる画像検査です。これらはもちろん重要で、とくに画像検査は脳腫瘍や脳血管障害といった重大な疾患を除外するために欠かせません。
ただ、「異常なし」という診断結果をもらったあとも頭痛が続いているという方がとても多いのが現実です。これは病院の対応が悪いわけではなく、画像に映らない「筋肉の緊張」「姿勢の歪み」「自律神経の乱れ」といった機能的な問題は、薬では直接アプローチできないからです。
薬で痛みを止めながら、体の機能的な問題を同時に改善していくことが、頭痛を根本から遠ざけるためのポイントになります。どちらかではなく、両方の視点が必要なのです。
私はこれまで多くの頭痛に悩む方を診てきましたが、なかなか改善しない方には共通したパターンがあります。それは「首から上だけを治療していること」です。
頭痛は確かに頭で感じる症状ですが、その原因が首や肩だけにあるとは限りません。骨盤の歪みや股関節の柔軟性低下が体全体のバランスを崩し、結果として首や肩に過度な負担がかかり、頭痛を引き起こしているケースは非常に多いです。つまり、頭痛を改善するためには、全身のバランスを診ることが欠かせないのです。
また、デスクワークが続く方の多くは、気づかないうちに頭が前に出た「前傾姿勢」になっています。頭の重さは約5〜6kgほどありますが、首が前に5cm傾くだけで、首にかかる負担は約20kg以上に増えるといわれています。この慢性的な負荷が首・肩の筋肉を緊張させ、頭部への血流を妨げることで頭痛が起きやすくなるのです。
専門家によるケアと並行して、日常生活の中でできることも積極的に取り入れていきましょう。継続することで体質的な改善にもつながります。
1〜2時間に一度、デスクから離れて首をゆっくり左右に倒すだけでも効果があります。無理に引っ張らず、重力に任せてじんわり伸ばすのがポイントです。肩甲骨を意識的に動かす「肩甲骨回し」もあわせて行うと、血流の改善が期待できます。
眼精疲労が頭痛の一因になっている方は多いです。蒸しタオルや市販のホットアイマスクで目を温めるだけで、目のまわりの緊張がほぐれて頭がすっきりすることがあります。また、意識的に窓の外の遠い景色を30秒見るだけでも、眼筋の緊張を和らげる効果があります。
就寝1時間前からスマートフォンの画面を見ないこと、寝室を少し暗く・涼しくすること、この2つだけでも睡眠の質は変わります。睡眠不足は自律神経の乱れに直結し、頭痛を引き起こしやすい体をつくります。夜の過ごし方を少し見直してみてください。
脱水状態は頭痛の引き金になりやすいことが知られています。コーヒーや緑茶といったカフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、水やノンカフェインのお茶をこまめに飲む習慣をつけることが大切です。1日1.5〜2Lを目安に意識してみてください。
セルフケアを続けても改善しない場合、あるいは「何度やっても再発する」という場合は、体の中に根本的な原因が残っている可能性があります。そんなとき必要なのは、やみくもに施術を続けることではなく、まず「なぜ頭痛が起きているのか」を正確に調べることです。
当院では、問診・姿勢分析・関節可動域検査・神経検査の4種類の独自検査を組み合わせて、症状の根本原因を特定しています。「どこが問題なのか」「なぜそこに問題が起きているのか」を丁寧に説明したうえで施術に入るため、患者さんご自身も納得しながら治療を進めることができます。
また、当院では整体・鍼灸・骨格矯正を組み合わせた独自のアプローチを採用しており、首から頭部への施術だけでなく、全身のバランスを整えることで頭痛の原因そのものにアプローチします。「どこへ行っても同じだった」という方にこそ、一度試していただきたい内容です。
次のような状況に当てはまる方は、早めにご相談いただくことをおすすめします。セルフケアだけでは追いつかないサインが出ている可能性があります。
これらの状態は「体がすでに限界に近いですよ」というサインです。頑張れば乗り越えられる疲れとは、少し性質が異なります。
私は愛媛県で50年続く鍼灸院の次男として生まれました。生後11ヶ月で川崎病を発症し、中学まで毎年大学病院で心臓の検診を受け続けました。幼いころから体を動かすことが大好きで、一日に2〜3か所のスポーツや習い事を掛け持ちしていましたが、体調を崩して3年間連続で入院。ドクターストップを受け、競技を絞ることになりました。
そんな経験の中で体の不調に向き合い続け、鍼灸師の父が施術を通じて私の体を整えてくれたことが、治療家を志す原点になっています。大阪で朝から夜まで施術と勉強に明け暮れ、柔道整復師・鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を取得しました。
自分自身が長い時間をかけて体と向き合ってきたからこそ、「なかなか改善しない」という辛さは人一倍わかります。だからこそ、一人ひとりの原因を丁寧に探し、根拠のある説明と施術でしっかりお応えしたいと思っています。
頭痛で悩んでいる方に伝えたいのは、「我慢しなくていい」ということです。痛みを抱えながら毎日を送ることが当たり前になってしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。一人で抱え込まず、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。

