
院長:星野お気軽にご相談ください!
膝の慢性的な痛みは、放っておくほど改善に時間がかかります。


でも、正しいアプローチをとれば、きちんとよくなる症状です。今日はその理由と、当院での考え方をお伝えします。


幼い頃から数えきれないほどのスポーツ障害と向き合ってきた私にとって、「膝の痛み」は他人事ではありません。痛みをかばいながら続ける日常がどれほど消耗するか、身をもって知っています。だからこそ、諦めないでほしいんです
膝の痛みが長引くとき、多くの方は「急性の炎症が落ち着かないだけだろう」と思いがちです。でも実は、慢性化した膝の痛みは、急性期とはまったく違うメカニズムで起きています。
最初は「動き始めだけ痛い」「少し休めば楽になる」という程度だった違和感が、気づけば朝起きるたびにこわばり、長く歩くと痛み、夜中に目が覚めるほどになる。これが慢性化のプロセスです。
痛みが慢性化するということは、膝関節そのものの問題だけでなく、周囲の筋肉・筋膜・関節のバランス全体が崩れているサインです。
痛みが長引く背景には、いくつかの要因が絡み合っています。一つひとつは小さくても、それが積み重なって「治りにくい膝」を作り上げてしまいます。
膝関節は、太ももの前側にある大腿四頭筋やお尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)によって安定性を保っています。これらの筋肉が弱くなると、歩行や階段の上り下りのたびに膝関節に直接負担がかかり続けます。
特にデスクワークが続く方や、痛みをかばって動かさなくなった方は、気づかないうちに筋力が落ちていることが多いです。筋力が落ちると痛くなり、痛いから動かなくなり、さらに筋力が落ちる――この悪循環こそが、慢性化の一番の落とし穴です。
膝は「上下の関節の影響を受けやすい中間関節」です。足首や股関節の動きが制限されると、その分のしわ寄せが全部膝に集中します。
特に足首が硬くなると、歩くたびに膝が内側にねじれるような動きが繰り返されます。股関節が硬い方では、内ももや膝の内側に慢性的な負荷がかかり、鵞足炎(がそくえん)や内側半月板へのストレスが生じやすくなります。
O脚やX脚など、骨格のアライメントが乱れていると、膝関節の一部に過剰な圧力が集中し続けます。立っているだけでも、膝の軟骨や靭帯に偏った負荷がかかり続けるわけです。
姿勢の問題は「見た目の話」ではなく、痛みの根本原因に直接つながっていることを、多くの患者さんが最初は知らずにいます。
膝が痛いと、自然と体はかばう姿勢になります。片足に体重をかけすぎたり、腰を丸めて歩いたり。その代償動作が今度は腰や反対側の膝に負担を生み、全身のバランスをさらに崩していきます。
痛みをかばうことで生まれた「動作の癖」は、痛みがなくなっても残り続けることが多く、これが再発の大きな原因になります。
膝の痛みで整形外科を受診し、レントゲンを撮って「骨に異常はない」と言われたことはありませんか?骨に問題がないのに痛みが続く。これは決して珍しいことではありません。
レントゲンで見えるのは骨の状態だけです。筋肉の緊張・筋膜の癒着・関節の動きのクセ・骨盤のズレ――これらはレントゲンには映りません。「異常なし」という診断は「骨は問題ない」ということであって、「原因がない」ということではないのです。
痛みには必ず原因があります。その原因を丁寧に探すことが、慢性的な膝の痛みを改善する第一歩です。
以下のような状態が続いている方は、慢性化した膝の痛みが進行しているサインかもしれません。
一つでも当てはまるものがあれば、ぜひ最後まで読んでください。
開院以来、膝の痛みでお悩みの方が多く来院されています。同じ「膝の痛み」でも、原因は本当に人それぞれです。同じ50代でも、立ち仕事の方と座り仕事の方では膝にかかる負担のパターンがまったく違います。
だからこそ当院では、「膝が痛い=膝だけを診る」という考え方をとりません。
膝の痛みが起きているとき、その原因は膝の外側にあることがほとんどです。足首・股関節・骨盤・背骨のバランス、歩き方や立ち方の癖、日常の動作習慣――これらを一つひとつ丁寧に確認していきます。
「なぜこの人の膝に痛みが出ているのか」を正確に把握しないまま施術を始めても、一時的に楽になっても根本からは変わりません。
当院では姿勢分析・関節可動域検査・神経検査・動作検査という4つの視点から、現在の体の状態を丁寧に評価します。
| 検査の種類 | わかること |
|---|---|
| 姿勢分析 | 骨盤・背骨・膝のアライメントの崩れ |
| 関節可動域検査 | 足首・股関節・膝の動きの制限 |
| 神経検査 | 神経由来の症状や筋力の左右差 |
| 動作検査 | 歩行・立ち上がり時の体の使い方の癖 |
この検査の結果をもとに、あなたの体に合った施術計画を立てていきます。感覚だけに頼らず、根拠のある施術をすることが当院のこだわりです。
筋肉や関節への整体的なアプローチと、鍼灸による深部組織への働きかけを組み合わせた施術は、慢性的な膝の痛みに対して非常に相性がよく、多くの方で改善実績があります。
「鍼は怖い」「整体で膝を触られるのが不安」という方も、安心して受けていただけるよう、体への負担が少ない施術を心がけています。
セルフケアの方法を知りたい方に向けて、まず「やってはいけないこと」をお伝えしておきます。良かれと思ってやっていることが、実は痛みを長引かせている原因になっていることがあるからです。
「動かさないと固まる」という考えから、強い痛みがあっても無理に動かし続けてしまう方がいます。炎症がある状態でさらに負荷をかけると、関節内の組織がさらにダメージを受けます。痛みが強いときは、まず休息が大切です。
痛みがあると氷で冷やしたくなりますが、慢性化した膝の痛みに長時間の冷却は逆効果になることがあります。慢性期は血流が悪くなっていることが多く、温めて血行を促すほうが回復を助けます。ただし腫れや熱感がある急性期は冷やすのが正解なので、自分の状態を見極めることが大切です。
湿布や市販の痛み止めは、痛みを一時的に和らげる効果はありますが、根本的な原因には作用しません。症状が長引く場合は、「痛みを抑えながら原因を取り除く」という二段階のアプローチが必要です。
「整体と鍼治療をはじめていただき、先生の親切なアドバイスとお声かけのおかげで、いまではスムーズに歩行もできています」(50代・女性)
「膝や腰の痛みがでてきたときに紹介してもらい通い始めました。すぐに膝の痛みもなくなり、徐々に体の不調も改善されました。体も楽になり、育児も楽しんですることができています」(30代・女性)
「右膝が痛かったのが、すっかり痛みがなくなり、朝、腰も痛くて起きるのが苦痛だったのが難なく起き上がれるようになったと喜んでいました」(60代・女性)
諦めていた膝の痛みが、変わった方がたくさんいます。
膝の痛みは、慢性化すればするほど、改善までの期間も長くなります。最初は「動き始めだけ」だった痛みが、気づけば歩くだけで辛くなり、それがやがて日常のあらゆる動作に影響し始める。そういうケースを、院長として数えきれないほど見てきました。
「そのうち治るだろう」と先延ばしにするのではなく、今のこの状態を変えるための一歩を、ぜひ踏み出してみてください。
一人で抱え込まないでください。どんな小さな疑問でも、まずは気軽に相談してもらえると嬉しいです。

