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「腰を揉んでも、その時だけしか楽にならない」「マッサージを受けた翌日にはまた腰が痛い」「むしろ揉んだあとに痛みが強くなった」そんな経験はありませんか?


腰がつらいと、痛い場所を揉んだり、家族に押してもらったりしたくなりますよね。マッサージによって一時的に楽に感じることはあります。
しかし、腰を揉んで楽になっても何度も痛みが戻る場合、痛みが出ている腰だけに負担の原因があるとは限りません。
長時間の座り姿勢、前かがみ動作、股関節や背中の動き、立ち方や身体の使い方など、腰へ負担を集中させている要因が残っていれば、マッサージ後に楽になっても症状を繰り返すことがあります。
この記事では、鍼灸師・柔道整復師として20年以上腰痛の方をみてきた経験をもとに、腰を揉んでも治らない理由、マッサージ後に痛みが戻る・悪化する場合、ぎっくり腰を揉んでもよいのか、腰以外を確認する理由まで分かりやすく解説します。






マッサージ自体が悪いわけではありません。「揉むこと」と「腰へ負担が集中している理由を見直すこと」を分けて考えるのがポイントです。
腰を揉んでも何度も痛みが戻る場合、考えたいのは「なぜ腰がつらくなっているのか」ということです。
腰の筋肉が張っているからといって、その筋肉をほぐすだけで腰痛の原因まで解決できるとは限りません。
腰痛があると、どうしても腰だけに注目してしまいます。
しかし、身体を曲げる、立つ、歩く、ひねるといった動作では、腰だけではなく股関節や背中、骨盤周囲などが一緒に動きます。
そのため、他の部分が十分に動かず、腰がその分を補うように動いていると、腰へ負担が集中する場合があります。
マッサージで一時的に楽になっても、翌日から同じ姿勢や動作を繰り返せば、腰には再び負担がかかります。
このような負担が続いている場合は、腰を揉むだけでなく日常生活での身体の使い方も一緒に見直すことが大切です。
例えば、床の物を取るために前かがみになるとき、本来は腰だけではなく股関節も一緒に動きます。
股関節の動きが少ないと、その分だけ腰を大きく曲げる動作になり、腰へ負担が集まりやすくなる場合があります。
身体をひねる動作でも同じで、背中や股関節の動きが少なければ、腰が代わりに多く動くことがあります。
「強く揉んだ方が効きそう」と思う方もいますが、強い刺激がすべての腰痛に適しているわけではありません。
強く押したときに痛みが増える、施術後まで痛みが残る、翌日さらに動きにくくなる場合などは、刺激の強さや方法を見直しましょう。
「マッサージを受けた直後はすごく楽なのに、次の日には元通り」という方は少なくありません。
この場合、マッサージによって一時的に身体が楽に感じられても、腰へ繰り返し負担をかけている姿勢や動作まで変わったわけではないことがあります。
例えば、
という状態を繰り返しているのであれば、腰を揉むことだけでなく、「何をしたあとに症状が戻るのか」を確認してみましょう。






「揉むと楽になる」ということと、「腰痛を繰り返す要因が変わった」ということは別なんですね。
マッサージのあとに腰が痛くなったり、翌日に重だるさや痛みが強くなったりする方もいます。
その場合は、「効いている証拠」と決めつけて、さらに強く揉み続けないことが大切です。
特に次のような場合は、強いマッサージを控えましょう。
強い刺激を我慢することが、腰痛改善に必要なわけではありません。刺激後に症状が悪化する場合は、そのセルフケアを一度中止して状態を確認しましょう。
突然強い腰痛が出る、いわゆる「ぎっくり腰」の直後に、痛い部分を強く揉んだり何度も押したりすることはおすすめしません。
ぎっくり腰と呼ばれる症状でも状態は一人ひとり違うため、「とにかく揉む」「必ず冷やす」「何日間も動かない」と一律に決めるのではなく、痛みの程度や神経症状の有無などを確認することが大切です。
強い足のしびれや脱力、排尿・排便の異常、発熱、外傷後の強い痛みなどがある場合は医療機関へ相談してください。
ぎっくり腰になった直後の過ごし方については、ぎっくり腰になったらどうする?対処法の記事で詳しく解説しています。
腰を触るとガチガチに硬く、「この筋肉をほぐせば腰痛が治るのでは?」と思うことがあります。
しかし、筋肉が硬く感じられるからといって、それ自体が腰痛の原因とは限りません。
身体が動作を安定させようとして腰周辺に力が入り続けていたり、他の部分が動きにくいため腰の筋肉が多く働いていたりすることも考えられます。
そのような状態で腰だけを何度も揉んでも、腰へ負担が集中する理由が変わらなければ、再び硬さや痛みを感じる可能性があります。
当院では腰痛の方でも、腰だけではなく股関節や背中などの動きを確認します。
床の物を取る、靴を履く、洗顔をするなど前かがみになる動作では、腰だけではなく股関節も一緒に動きます。
股関節が動きにくい方では、腰を大きく曲げることで動作を補う場合があります。
後ろを振り返る、物を横へ置くなど身体をひねる動作でも、腰だけが動いているわけではありません。
背中や股関節が動きにくく、毎回腰を中心にひねっていると、腰へ負担が偏ることがあります。
腰が痛いから腰だけを見るのではなく、「腰が頑張りすぎていないか」という視点で身体全体を確認することが大切です。
軽く触れたり、やさしくさすったりすることで楽に感じるのであれば、必ずしもセルフマッサージをすべて避ける必要はありません。
ただし、次のような方法は避けましょう。
腰を触る場合は、刺激の強さよりも「行ったあとに身体が楽に動けるか」を目安にしてください。
腰痛対策としてマッサージガンを使用する方もいます。
マッサージガンも、強く当てれば当てるほどよいものではありません。
背骨など骨の真上、触れるだけでも強く痛む場所へ強い刺激を加え続けることは避けましょう。
使用後に痛みが強くなる、しびれが出るなど身体に変化がある場合は使用を中止してください。
腰を揉んでも何度も症状を繰り返している方は、次の項目を確認してみましょう。
一つ当てはまったから腰痛の原因が決まるわけではありません。
「何をすると痛くなるか」「何をした後に症状が戻るか」を確認することが、身体の状態を考えるヒントになります。
座ったあとに腰が固まる方は、腰が固まって立ち上がれない原因についての記事も参考にしてください。
腰痛を繰り返す方は、マッサージをする・しないだけで考えるのではなく、普段どのように身体を使っているかを見直すことが重要です。
どんな姿勢でも長時間同じ状態が続くと、身体の一部分へ負担が集中しやすくなります。
デスクワークの場合は、可能な範囲で定期的に立つ、歩く、座り直すなど、姿勢を変えてみましょう。
腰が痛いからといって、必要以上に身体を動かさなくなると日常生活へ戻りにくくなる場合があります。
強い症状や受診が必要なサインがなければ、痛みの程度をみながら無理のない範囲で普段の活動を続けていくことも大切です。
前かがみや身体をひねる動作で腰だけに負担が集中している場合は、股関節や背中を含めた身体全体の動きを確認します。
腰痛の対策は、デスクワーク中心の方、立ち仕事の方、育児中の方、重い物を持つ仕事の方で異なります。
「正しい姿勢をずっと続ける」というよりも、自分の生活の中でどの場面に負担が集中しているのかを確認する方が実践しやすいでしょう。
腰痛の中には、マッサージやセルフケアだけで様子を見ない方がよいケースもあります。
特に強い神経症状や排尿・排便の異常がある場合は、自己判断で腰を揉み続けず、速やかに医療機関へ相談してください。
私が20年以上腰痛の方をみてきて感じるのは、腰を揉んで一時的に楽になっても、腰へ負担を集めている身体の使い方が変わらなければ、同じ症状を繰り返す方が少なくないということです。
そのため星野BodyCare鍼灸整骨院では、「腰が痛いから腰を揉む」という考えだけではなく、まず身体の状態を確認します。
などを確認し、なぜ腰へ負担が集中しているのかを考えていきます。
身体の状態に合わせて整体や鍼灸などを組み合わせ、症状が落ち着いた後には、ご自宅での身体の使い方やセルフケアについてもお伝えしています。






腰を揉むことを否定するのではなく、「なぜ揉んでもまた痛くなるのか?」まで確認することが大切だと考えています。
腰を揉むことで一時的に楽になっても、長時間の座り姿勢や股関節・背中の動き、日常動作など腰へ負担をかける要因が残っていれば、症状を繰り返すことがあります。
マッサージ後に身体が楽に感じても、翌日に同じ仕事や姿勢へ戻ることで、再び腰へ負担がかかっている可能性があります。「揉んだ後どうなるか」だけでなく、「何をすると痛みが戻るか」も確認してみましょう。
刺激が強すぎたり、現在の身体の状態に合っていなかったりすると、マッサージ後に痛みが強く感じられることがあります。症状が悪化する場合は無理に続けないでください。
強い痛みが出た直後に、痛い場所を強く揉んだり繰り返し押したりすることはおすすめしません。神経症状や外傷などがないか確認し、無理のない範囲で対応しましょう。
軽い刺激で楽になる場合はありますが、腰が硬く感じる理由はさまざまです。強く揉むことだけでなく、股関節や背中の動き、座り姿勢なども確認してみましょう。
何度も同じ腰痛を繰り返す場合は、痛い部分だけではなく、どの姿勢や動作で腰へ負担が集中しているのかを確認することが大切です。症状が続く場合や不安がある場合は医療機関や身体を評価できる専門家へ相談してください。
腰痛に対するマッサージは、身体が楽に感じる方法の一つです。
しかし、腰を揉んでも何度も症状が戻る場合は、「もっと強く揉まなければ」と考えるのではなく、腰へ負担を集中させている要因がないか確認してみましょう。
このような方は、「どこを揉むか」だけでなく、「いつ、どの動作で腰がつらくなるか」を整理してみてください。
星野BodyCare鍼灸整骨院では、腰だけではなく股関節や骨盤、背中の動き、姿勢、立ち上がりなどを確認しながら、お一人おひとりの身体の状態に合わせて施術をご提案しています。
腰を揉んでもすぐに痛みが戻る、何度も同じ腰痛を繰り返しているという方は、腰痛について詳しく解説した症状ページも参考にしてください。

