手関節捻挫

手関節捻挫とは

手関節捻挫とは、手首の関節に過度な力が加わることで、関節を支える靭帯や関節包が損傷する状態のことです。転倒時に手をついたり、スポーツ中に手首を強く捻ったりすることで発生します。

日本スポーツ振興センターの外傷統計データによると、手関節の外傷は全体の約7％を占めており、特にスポーツ活動中の発生が多く報告されています。損傷の程度により軽度から重度まで段階があり、痛み、腫れ、動きの制限などの症状が現れます。

手関節捻挫を放置すると、痛みと腫れが長期間続き、日常生活の質が大幅に低下します。手首の可動域が制限され、仕事や家事の効率が著しく悪化し、炎症が慢性化することで治癒に必要な期間が大幅に延長してしまいます。

さらに深刻な問題として、靭帯が伸びた状態で固定され、関節の不安定性が永続化する可能性があります。同じ部位での捻挫を繰り返す「習慣性捻挫」の状態になり、関節軟骨の損傷が進行して変形性関節症を発症するリスクも高まります。

手関節捻挫の原因

開院依頼、当院では手関節捻挫でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、手関節捻挫が長引く原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

手関節捻挫による症状の原因には次のようなものがあります。

手関節捻挫はこれらが複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、手首周辺の靭帯損傷や関節包の炎症、筋肉の緊張などが発生し、手関節捻挫が発症します。それは人によって違い、単に患部を固定したり炎症を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。手関節捻挫でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手関節捻挫の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

対処法のデメリット

RICE処置

初期対応としては有効ですが、長期間の安静は筋力低下や関節拘縮を招く可能性があります。また、冷却の時間や方法を誤ると組織損傷を悪化させるリスクがあります。

固定療法

適切な固定期間の判断が難しく、過度な固定は関節の拘縮や筋力低下を引き起こします。また、固定解除後のリハビリテーションが不十分だと機能回復が不完全になる場合があります。

薬物療法

症状の一時的な緩和は期待できますが、根本的な治癒には至りません。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクが増加します。

画像診断

検査により詳細な状態把握は可能ですが、検査結果と実際の症状が必ずしも一致しない場合があります。また、検査費用や時間的負担も考慮する必要があります。

手関節捻挫を改善するために

手関節捻挫を改善するためには、まずは原因を見つけることが何より重要です。原因を見誤ったままでは、症状が再発したり悪化したりする恐れがあります。

当院では、手首だけでなく全身のバランスを見て、痛みの原因を探ります。動作や生活習慣を確認し、明確な根拠に基づいて治療していきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方もお気軽にご相談ください。

手関節捻挫のQ&A

手関節捻挫の人がやってはいけないことは？

急性期の温熱療法、過度な運動、アルコール摂取は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に動かすことは症状悪化の原因となります。

どのくらいの期間で完治しますか？

軽度なら1-2週間、中等度で4-6週間、重度では数ヶ月を要します。ただし個人差があり、適切な治療とリハビリの継続が重要です。

温めるのと冷やすのはどちらが効果的ですか？

急性期（受傷後48-72時間）は冷却が基本で、慢性期には温熱療法が効果的です。症状の段階に応じた適切な選択が重要です。

他の病気との見分け方を教えてください

骨折では激痛と変形が特徴的で、腱鞘炎では特定の動作で痛みが増強します。正確な診断には医療機関での検査が必要です。

手関節捻挫で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

姿勢や生活から導き出した体の答えに、整体や鍼灸を用いてアプローチする当院の施術は手関節捻挫とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手関節捻挫は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。